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side カンナ
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「実はな……
いや、詳しいことは私も知らないのだが…
しばらく前から、エドワード王がある者を探している…」
(エドワード王?
困ったな。また知らない人の名前が出て来たよ。
知らないって言ったら、おかしいと思われるだろうから訊けないけど……あ!そうだ!ネイサンさんはモルガーナ城で働いてたって言ってた。
じゃあ、エドワード王っていうのは、モルガーナのお城の王様なんじゃ…)
「あ、あの…エドワード王っていうのは、モルガーナの王様のエドワード王ですよね?」
私は恐る恐る訊ねてみた。
「そうだ。こちらにもエドワード王がいるのか?」
「え?は、はい。まぁ。」
『こちら』って、どういうことかな?
わからないけど、曖昧に答えておいた。
「そうか、私が言ったのは、モルガーナの王、軍神と呼ばれるあのエドワード王だ。」
「やっぱりそうなんですね。」
適当に話を合わせた。
ネイサンさんの話しぶりだと、モルガーナ城のエドワード王って人はなんだかすごい人みたいだ。
でも『ぐんしん』って何だろう?
「そうだ。エドワード王は、城の兵士を使い、ずいぶん前からある人物を探している。
まさかとは思うが、君がその人物ではないだろうか?
もしくは、君がその人物に関する何かを知っているとか…」
え?どういうこと??
ますますわからない。
とりあえず、私はさらわれてなんかないんだから、エドワード王が探してる人物じゃないことだけは確かだ。
いや、詳しいことは私も知らないのだが…
しばらく前から、エドワード王がある者を探している…」
(エドワード王?
困ったな。また知らない人の名前が出て来たよ。
知らないって言ったら、おかしいと思われるだろうから訊けないけど……あ!そうだ!ネイサンさんはモルガーナ城で働いてたって言ってた。
じゃあ、エドワード王っていうのは、モルガーナのお城の王様なんじゃ…)
「あ、あの…エドワード王っていうのは、モルガーナの王様のエドワード王ですよね?」
私は恐る恐る訊ねてみた。
「そうだ。こちらにもエドワード王がいるのか?」
「え?は、はい。まぁ。」
『こちら』って、どういうことかな?
わからないけど、曖昧に答えておいた。
「そうか、私が言ったのは、モルガーナの王、軍神と呼ばれるあのエドワード王だ。」
「やっぱりそうなんですね。」
適当に話を合わせた。
ネイサンさんの話しぶりだと、モルガーナ城のエドワード王って人はなんだかすごい人みたいだ。
でも『ぐんしん』って何だろう?
「そうだ。エドワード王は、城の兵士を使い、ずいぶん前からある人物を探している。
まさかとは思うが、君がその人物ではないだろうか?
もしくは、君がその人物に関する何かを知っているとか…」
え?どういうこと??
ますますわからない。
とりあえず、私はさらわれてなんかないんだから、エドワード王が探してる人物じゃないことだけは確かだ。
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