深淵に眠る十字架 The second

ルカ(聖夜月ルカ)

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復讐の連鎖

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「ルークの次は俺が試験を受けるってことだな?」

 「まぁ、そう思ってもらってかまわん。
……どうだ?やってみるか?……それとも気がすすまないか?」

ベルナールは、オルジェスに試すような視線を向けた。



 「ベルナール、俺をみくびってもらちゃ困るな。
 俺はもう以前の俺とは違うんだ。
そんな女、あっという間にやってやる。」

オルジェスは、力のこもった拳を振り上げ、ベルナールは、オルジェスをみつめながら謎めいた微笑を浮かべた。



 「たいした自信だな。
では、オルジェス。
 今回はただ狩りをするだけではなく、ルークと競争するっていうのはどうだ?」

 「競争?僕も狩りを!?」

ベルナールの言葉に、今まで黙って二人のやりとりを聞いていたルークが身を乗り出した。



 「そうではない。
オルジェスが狩りをやる間、ルークにも課題を与え、どっちが先にそれをやり遂げるかを競うのだ…」

 「課題って、一体何を…?」

 「そうだな……」

ベルナールは腕を組み、ゆっくりと目を閉じた。



 「……そうだ……
女を20人抱き、男を20人叩きのめすっていうのは……どうだ?」

 「えっ!!」

ルークは頬を真っ赤にしてあからさまに動揺し、オルジェスは大袈裟に首を振った。



 「ベルナール、10人だ。
いや…5人でも良いかもしれないな。」

そう言って、ルークに向かってどこか見下した視線を向けた。



 「酷いよ、オルジェス!
 僕だって、以前の僕とは違うんだ。
そんなことくらい簡単にやれるさ!」

 「そりゃあ出来るかもしれないが、時間がかかるって言ってるんだ。
 俺は、女の悪魔を殺すのにそんな時間はかからない。」

 「オルジェス!僕のことを馬鹿にしてるのか!」



 「止せ…」

ベルナールは、ルークの震える拳を握り締めた。



 「どんなことでも、やってみなければわからん。
どんな邪魔が入るか、どんな幸運に恵まれるかわからんのだ。
だから、不服かもしれんが今回は私の言った通りにしておけ。
 良いな、オルジェス…ルーク…」

ベルナールはオルジェスとルークの瞳を順番にゆっくりとみつめる。

 二人は渋々ベルナールの提案を了承した。

 
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