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さらなる復讐

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「……わかったよ、シャール…
それなら、私も手伝おう…」

 「……え?
ベルナール…今、なんて…」

シャールは顔を上げ、ベルナールの瞳をじっとみつめる。
ベルナールは、そんな彼に慈愛に満ちた天使のごとき微笑を返した。



 「私も手伝うって言ったんだ。
 君がそこまで考えているのなら…
君一人でやらせるわけにはいかないじゃないか…
 ……私達が束になってもエドガーに敵う可能性はないが、出来る限りのことをして、潔く散ろうじゃないか。
 運が良ければ、あいつに致命傷を負わせる事だって出来るかもしれないぞ…」

 「そ、そんな…無関係な君を巻き込むわけにはいかない!」

 「……シャール、そうじゃない。
 今までずっと忘れていた振りをして来た忌まわしい過去を、私もいいかげん清算したくなっただけのことさ。」

ベルナールの青い瞳は、そう言いながら遠くをみつめる。



 「ベルナール!
……君って奴は……
本当にありがとう、ベルナール!!」

シャールは、ベルナールの身体を抱き締め、彼からの思いがけない申し出に心からの熱い感謝と信頼を捧げた。




それが、ベルナールの黒い企みだとは爪の先程も気付かずに…
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