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運命の出会い
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「いろいろですよ。そういう奴もいるにはいますが、僕は伯爵が旅行中たまたま目に停まったってわけです。
養子にほしいという伯爵に、両親は二つ返事で応じた。」
「それは、売られたってことなのか?」
「……そういうことですね。」
「それは気の毒なことだな。
しかし、使用人としてではなく養子ということは…相当気に入られたってことなんだろうな。」
「……でしょうね。
僕は、伯爵が飽きるまで彼の玩具として弄ばれるってこと。
最悪だ…」
「なんだ、こんな豪勢な暮らしをさせてもらってもやっぱりいやなのか?」
「当たり前でしょう?
僕が伯爵にどんなことをされているか知らないからそんなことが言えるんだ!
逃げ出せるものなら今すぐにでも逃げ出したい!
しかし、悲しいことに僕にはそんな力はない。
伯爵は、金の力だけではなく人間を超えた恐ろしい力を持っている…
僕は一生、ここから逃げ出すことなんて出来ないんだ…」
ベルナールは大袈裟に頭を抱え、首を振る。
「そういえば、伯爵は悪魔じゃないかって噂もあるが、本当の所はどうなんだ?」
「さぁ、僕にはわからないけど、僕にすることを考えたら本当に悪魔なんじゃないかと思うこともありますよ。
でも、そもそも本当に悪魔なんて者がこの世にいるんだろうか?
僕はこの目で見たことはないから、まだどこか半信半疑だな。」
その言葉に、ロクシーが含み笑いをする。
「悪魔を見た事がないだって?
そんな嘘言っちゃいけないな。」
「嘘じゃないですよ。
僕は本当に悪魔なんて…」
「悪魔なら、今、君の目の前にいるじゃないか…」
「目の前って……まさか、あなたが悪魔だって言うのですか?
冗談はやめて下さいよ…」
「冗談なものか…」
ロクシーはそう言うと同時に、黒い豹に姿を変えた。
「し…信じられない!」
再び、人間に戻ったロクシーは、目を丸くするベルナールに向かい、自慢げに微笑んだ。
「驚いた!
あなたが悪魔だったなんて…いや、この世に本当に悪魔がいたなんて…
なんてことだ…
……そ、そうだ!あなたが悪魔なら、どうか、僕に力を貸して下さい!
僕は伯爵と別れたいんです!」
「残念だが、俺はシャンプティエと契約してるからな。」
「なら、誰か、知り合いの悪魔を紹介してもらえないでしょうか?
そう…それも出来るだけ、強力な力を持った悪魔が良い!
そうでなきゃ、伯爵には太刀打ちできない。
もしかしたら、伯爵にも契約を交わした悪魔がいるかもしれないから。」
「なるほどな…
そんなことなら……ちょうど良い奴がいるぜ…」
ロクシーの瞳が妖しく光り、その口許には意味ありげな微笑みが宿った。
養子にほしいという伯爵に、両親は二つ返事で応じた。」
「それは、売られたってことなのか?」
「……そういうことですね。」
「それは気の毒なことだな。
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「……でしょうね。
僕は、伯爵が飽きるまで彼の玩具として弄ばれるってこと。
最悪だ…」
「なんだ、こんな豪勢な暮らしをさせてもらってもやっぱりいやなのか?」
「当たり前でしょう?
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「嘘じゃないですよ。
僕は本当に悪魔なんて…」
「悪魔なら、今、君の目の前にいるじゃないか…」
「目の前って……まさか、あなたが悪魔だって言うのですか?
冗談はやめて下さいよ…」
「冗談なものか…」
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「し…信じられない!」
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「驚いた!
あなたが悪魔だったなんて…いや、この世に本当に悪魔がいたなんて…
なんてことだ…
……そ、そうだ!あなたが悪魔なら、どうか、僕に力を貸して下さい!
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「なら、誰か、知り合いの悪魔を紹介してもらえないでしょうか?
そう…それも出来るだけ、強力な力を持った悪魔が良い!
そうでなきゃ、伯爵には太刀打ちできない。
もしかしたら、伯爵にも契約を交わした悪魔がいるかもしれないから。」
「なるほどな…
そんなことなら……ちょうど良い奴がいるぜ…」
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