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side アーサー
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(あれ?なんか変だな…)
まるで、僕は恋してるみたいだ。
そんな馬鹿な…
男性を好きになるなんて、そんな馬鹿な話はない。
そう…僕は、フィリップに憧れているだけだ。
へなちょこな僕とは大違いなカッコいいフィリップにただ憧れているだけなんだ。
それに、きっともう彼と出会う機会もないだろう。
彼のことは素敵な思い出に変わり、そして残念だけどそのうちには忘れてしまうだろう。
あぁ、そうだ。
僕には、友達がいないからいけないんだ。
でも、僕の身近には特に親しくしてる人はいなくて…
強いて言うなら、オスカーだけが僕の友達みたいなものかな。
フィリップみたいな友達がいたら、楽しいだろうなぁ…
いや…彼が僕みたいなへなちょこを友達にしてくれるはずがない。
彼に合うのは、きっと僕よりもオスカーの方だ。
オスカーなら、剣も達者だし、フィリップの良い相棒にもなれるだろう。
でも、僕はだめだ。
力がなくて、武芸はまったくだめで、誇れるようなことはなにも出来ないんだから。
そんなことを考えると、気持ちは暗く沈んだ。
(今夜は早く寝よう…)
僕は、落ち込んだ気持ちを無視して、ベッドの中にもぐりこんだ。
まるで、僕は恋してるみたいだ。
そんな馬鹿な…
男性を好きになるなんて、そんな馬鹿な話はない。
そう…僕は、フィリップに憧れているだけだ。
へなちょこな僕とは大違いなカッコいいフィリップにただ憧れているだけなんだ。
それに、きっともう彼と出会う機会もないだろう。
彼のことは素敵な思い出に変わり、そして残念だけどそのうちには忘れてしまうだろう。
あぁ、そうだ。
僕には、友達がいないからいけないんだ。
でも、僕の身近には特に親しくしてる人はいなくて…
強いて言うなら、オスカーだけが僕の友達みたいなものかな。
フィリップみたいな友達がいたら、楽しいだろうなぁ…
いや…彼が僕みたいなへなちょこを友達にしてくれるはずがない。
彼に合うのは、きっと僕よりもオスカーの方だ。
オスカーなら、剣も達者だし、フィリップの良い相棒にもなれるだろう。
でも、僕はだめだ。
力がなくて、武芸はまったくだめで、誇れるようなことはなにも出来ないんだから。
そんなことを考えると、気持ちは暗く沈んだ。
(今夜は早く寝よう…)
僕は、落ち込んだ気持ちを無視して、ベッドの中にもぐりこんだ。
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