ロボット旅行記

レジスタンスの番犬

初任務

ラニーは一通りの業務をオーフィスから教わっていた。

「ラニーさんはデータ整理などは得意なんですね。私より出来るから私が要らなくなりそう…」

オーフィスがそう言うと自分のパートナーとの記憶が甦る。

「仕事柄､パートナーの代わりに現場検証のデータとか書類を押し付けられてましたから。」

「前の仕事は土壌汚染の調査では？」

「オーフィス､言われた仕事は完了しました。私はアケチに呼ばれてるので局長室に行って参ります。」

「え…あ､はい。」


そのまま部屋を出るとギミックがオーフィスに近寄る。

「なんだ？態度悪りぃな。」

「やはり､まだ馴染めてないのは仕方ないですよ。一人であの環境の中を生き抜いて来たんだから。」

「ヤベー‼️指が錆びる‼️」

「そのまま､錆びろ。ん？」

実験中のケミカルを見下ろしギミックは呆れた
が､謎の液体の入った容器が足元に転がって来た。

ドカーン‼️

ラニーは自分が出た部屋から爆発音を聞いたが気にせず局長室に向かった。