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すごいところに転生してました!
しおりを挟む友達にも環境にもそこそこ恵まれて普通に生きてきた私が、気付けば死んでいました
「憎いあいつらを殺せ」
…?
ふぁ~なんか夢見てたような?まぁいいや。
「さて」
もうちょっと情報が欲しいな、手当たり次第に本を漁るか。
お!これとかいいじゃん
読むの飽きた。まぁ簡単にまとめると、
3つの種族がケンカしてるんだな、で私は能力者なのかな?このくらいしか分かんないな。
記憶なくなった事にしてさっきの人に色々聞いてみようかな。
それ以外思い付かないしそれでいっか。
でも、人間vs魔族vs能力者 絶対人間不利だよね
どうやって対抗してるんだろ?やっぱり科学の力とかなのかな?
そうえば前の世界の事もうろ覚えだな、思い出とかは覚えてるけど…
「私の名前なんだっけ?」
私の名前だけじゃ無くて、友達や家族の名前も思い出せないな… ゆめ 私の親友の名前、お人好しでどんどん話を進めちゃう親友。これだけは覚えてる、なんで自分の名前は忘れてるんだよ
まぁいいや、今日からはこの体の名前を貰お。
さて、せっかく魔女になったしやっぱ空飛びたいよね~あそこにあるの私の箒だ!先っぽにランタンもついてて、全体的に青くて落ち着いてる感じだ
「いい感じ」
よし試しに乗ってみよ。
意外と乗れるものだな、箒に座っただけで浮いたぞ。試しに外で飛んでみよ!
速いし、風がきもちくてサイコー!あそこの山で一回おりましょ。てか、これどうやって落ちるのかな?
ふぁ~また眠くなってきた
「うわっ⁉︎」
ドン
「いてて…これ気ぬいたらすぐ落ちるのか」
楽勝と思ってた私がバカだった…
ガサ
「んぇ⁈⁉︎」
え、すごい美少年が居るんだけど、めっちゃ可愛い
「あの…何してるんですか?ここはうちの敷地内なのですが?」
「えぇ!そうなんですか⁈すみません、箒乗ってたら落っこちちゃって…」
「え?ふふ 面白い冗談ですね」
「ホントのことですよ?」
箒どこいった?
「?私達能力者は、生まれつきの才能なので箒から落ちることは無いと思うのですが?」
え、そなの。どうしようなんて返せばいいんだ、
どうすれば普通の人間て思われずにやり過ごせるんだ⁈人間と思われたら、(なんとなくだけど)殺される気がする⁉︎あーもーどうしよう⁉︎
「大丈夫ですか?」
「あ、あのえっとですね…」
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