137 / 144
チャプター3
第27話(1)夜の京都にて
しおりを挟む
27
暗くなった京都の町を進む、複数の影がある。
「……ふむ、この道はこちらで間違いないようだな」
中肉中背の金縁眼鏡をかけた女性が端末を確認する。端末の画面には、地図が二つ重なったものが映し出されている。
「おい……」
「次は……こちらか」
「おい!」
「……なんだ?」
金縁眼鏡の女性がうんざりした様子で振り返る。そこには銀縁眼鏡をかけたこれまた中肉中背の男性が立っている。
「何故、俺たちがこんなことをやらねばならない?」
「……こちらは人手不足だから仕方あるまい」
金縁眼鏡の答えに銀縁眼鏡がため息をつく。
「とはいってもだな……奴の式神とやらにでもさせれば良いのではないか?」
「式神の使役には体力を使うと言っていただろう。奴に負担をかけ過ぎるのは私たちにとっても得策ではない」
「だからといって……京都の警戒はただでさえ高まっているんだ。今俺たちが直接動くべきことなのか?」
「目的を達成次第、京から速やかに離れる。その手筈は確認済みだろう?」
「それはそうだが……」
「まだなにか気になるのか?」
「例の話だ。本当にそんなことがありうるのか?」
「怪獣がそこかしこに出現したり、古代文明が復活したりしている現状で、今更な疑問だな」
金縁眼鏡は端末を確認しながら笑う。銀縁眼鏡は頭を抑えながら呟く。
「まあ、それはそうかもしれんが……」
「とにかく、先を急ぐぞ。ここで固まっていたら目立ってしまう」
「目立つねえ……」
「そもそも余計な私語は慎め。変に騒ぐと見つかるぞ」
「見つかる……」
「ああ、通報などされたらマズい」
「通報……」
銀縁眼鏡は自らの後ろを振り返って、首を傾げる。
「おい、早く行くぞ、こっちだ」
「ああ……」
銀縁眼鏡は金縁眼鏡の後に続く。
「……着いた。ちょうどこの辺りだ」
「……ごく普通の通りのようだが?」
銀縁眼鏡が周囲を見回して呟く。
「古地図と照らし合わせた結果、ここで間違いない」
金縁眼鏡が端末を見せる。画面に映し出された赤い丸が点滅している。
「そもそも、約二百年前の京都の古地図が何故必要なのだ?」
「あちらではまだ有効なのだろう……」
「どういうことだ?」
「こちらとは時の進み方などが違うのではないか?」
「そうなのか?」
「いや、全然知らんが」
金縁眼鏡の言葉に銀縁眼鏡が軽くずっこける。
「し、知らんのか……」
「私にとっても専門外のことだからな」
「まあいい、それでどうするんだ?」
「奴からもらったのはこれだ」
金縁眼鏡が懐から小さな瓶を取り出す。銀縁眼鏡が怪訝な顔をする。
「……中身はなんだ?」
「水だ」
「水?」
「ただの水ではない、とある秘境で湧き出る霊験あらたかな水だそうだ」
「とある秘境ってどこだ?」
「それは聞いていない」
「そんなオカルト話を信じるのか?」
「異星人や異世界人がうろうろしているこのご時世、極めてナンセンスな疑問だな」
金縁眼鏡が小瓶をわざとらしく振る。銀縁眼鏡がため息をつく。
「分かった……それをどうする?」
「これを、このように垂らすと……」
金縁眼鏡が小瓶のふたを開け、中の水を垂らそうとする。
「そこまでよ」
「⁉」
金縁眼鏡が声のした方に視線を向けると、艶のある黒髪をおさげにした少女が立っている。垂らした右の前髪と切れ長の目が印象的で、整った顔立ちをしている。
「何を企んでいるかは知らんが、どうせロクでもないことだろう……」
黒髪を短髪にまとめた少年が呟く。髪型が異なる以外は、顔は少女と瓜二つである。二人とも年ころは13、14歳程に見える。金縁眼鏡が睨みつける。
「貴様らは……」
「先の事変では大変お世話になったわね。私はユエ、こっちの無愛想がタイヤンよ」
「だ、誰が不愛想だ! そ、そうじゃなくて、なにも名乗る必要はないだろう⁉」
「……どうせ本名ではないんだろう?」
「ふっ、そうかもね。ただ、それはお互い様でしょう? それよりもこんなところで一体何をしているのかしら、『真大和国』の幹部とも言える方々が……金縁眼鏡の金花子(こがねはなこ)さんに銀縁眼鏡の銀一郎(しろがねいちろう)さん?」
銀がユエの問いかけに笑みを浮かべて答える。
「答える義務はないな」
「それはそうね」
「そもそもこれからなにが起こるか、俺たちも分かっていないからな」
「わ、分かっていないのか……」
銀の言葉にタイヤンが戸惑う。金が銀に注意する。
「余計なことは言わない……」
「す、すまん……」
「しかし、よく私たちに気付いたわね? 行動には細心の注意を払っていたのだけど」
「細心の注意? それが?」
ユエが金たちの背後を指差す。そこには黒髪のロングで前髪をパッツンとしており、黒い狩衣に白い袴を着た美人の女性が同じ年頃の女性たちに囲まれている。
「インフルエンサーの明石家浪漫(あかしやろまん)さんですよね⁉ 握手して下さい!」
「いつも占い動画見てます! うちの恋愛運も占って下さい!」
「ああ、どうもおおきに。ただ、今取り込み中やから……」
「あ、通報のあった怪しげな二人組やな! ちょっと交番まで来い!」
「あ、怪しげとは失礼な! これが俺らの正装や! なあ、ガムテ?」
「ああ、その通りや、包帯」
顔を含めた全身を真っ白な包帯で包み込んだ小柄な男とこれまた顔を含む全身を黒いガムテープで包み込んだ大柄な男がお互いの顔を見合わせる。ユエが呆れる。
「真大和国に与する連中ね……隠密行動するには多少人選ミスだったんじゃない?」
「言うほど多少か?」
タイヤンが首を傾げる。
「そ、そんな馬鹿な⁉」
「いや、十分予想出来ただろう!」
愕然とする金に銀が突っ込みを入れる。
暗くなった京都の町を進む、複数の影がある。
「……ふむ、この道はこちらで間違いないようだな」
中肉中背の金縁眼鏡をかけた女性が端末を確認する。端末の画面には、地図が二つ重なったものが映し出されている。
「おい……」
「次は……こちらか」
「おい!」
「……なんだ?」
金縁眼鏡の女性がうんざりした様子で振り返る。そこには銀縁眼鏡をかけたこれまた中肉中背の男性が立っている。
「何故、俺たちがこんなことをやらねばならない?」
「……こちらは人手不足だから仕方あるまい」
金縁眼鏡の答えに銀縁眼鏡がため息をつく。
「とはいってもだな……奴の式神とやらにでもさせれば良いのではないか?」
「式神の使役には体力を使うと言っていただろう。奴に負担をかけ過ぎるのは私たちにとっても得策ではない」
「だからといって……京都の警戒はただでさえ高まっているんだ。今俺たちが直接動くべきことなのか?」
「目的を達成次第、京から速やかに離れる。その手筈は確認済みだろう?」
「それはそうだが……」
「まだなにか気になるのか?」
「例の話だ。本当にそんなことがありうるのか?」
「怪獣がそこかしこに出現したり、古代文明が復活したりしている現状で、今更な疑問だな」
金縁眼鏡は端末を確認しながら笑う。銀縁眼鏡は頭を抑えながら呟く。
「まあ、それはそうかもしれんが……」
「とにかく、先を急ぐぞ。ここで固まっていたら目立ってしまう」
「目立つねえ……」
「そもそも余計な私語は慎め。変に騒ぐと見つかるぞ」
「見つかる……」
「ああ、通報などされたらマズい」
「通報……」
銀縁眼鏡は自らの後ろを振り返って、首を傾げる。
「おい、早く行くぞ、こっちだ」
「ああ……」
銀縁眼鏡は金縁眼鏡の後に続く。
「……着いた。ちょうどこの辺りだ」
「……ごく普通の通りのようだが?」
銀縁眼鏡が周囲を見回して呟く。
「古地図と照らし合わせた結果、ここで間違いない」
金縁眼鏡が端末を見せる。画面に映し出された赤い丸が点滅している。
「そもそも、約二百年前の京都の古地図が何故必要なのだ?」
「あちらではまだ有効なのだろう……」
「どういうことだ?」
「こちらとは時の進み方などが違うのではないか?」
「そうなのか?」
「いや、全然知らんが」
金縁眼鏡の言葉に銀縁眼鏡が軽くずっこける。
「し、知らんのか……」
「私にとっても専門外のことだからな」
「まあいい、それでどうするんだ?」
「奴からもらったのはこれだ」
金縁眼鏡が懐から小さな瓶を取り出す。銀縁眼鏡が怪訝な顔をする。
「……中身はなんだ?」
「水だ」
「水?」
「ただの水ではない、とある秘境で湧き出る霊験あらたかな水だそうだ」
「とある秘境ってどこだ?」
「それは聞いていない」
「そんなオカルト話を信じるのか?」
「異星人や異世界人がうろうろしているこのご時世、極めてナンセンスな疑問だな」
金縁眼鏡が小瓶をわざとらしく振る。銀縁眼鏡がため息をつく。
「分かった……それをどうする?」
「これを、このように垂らすと……」
金縁眼鏡が小瓶のふたを開け、中の水を垂らそうとする。
「そこまでよ」
「⁉」
金縁眼鏡が声のした方に視線を向けると、艶のある黒髪をおさげにした少女が立っている。垂らした右の前髪と切れ長の目が印象的で、整った顔立ちをしている。
「何を企んでいるかは知らんが、どうせロクでもないことだろう……」
黒髪を短髪にまとめた少年が呟く。髪型が異なる以外は、顔は少女と瓜二つである。二人とも年ころは13、14歳程に見える。金縁眼鏡が睨みつける。
「貴様らは……」
「先の事変では大変お世話になったわね。私はユエ、こっちの無愛想がタイヤンよ」
「だ、誰が不愛想だ! そ、そうじゃなくて、なにも名乗る必要はないだろう⁉」
「……どうせ本名ではないんだろう?」
「ふっ、そうかもね。ただ、それはお互い様でしょう? それよりもこんなところで一体何をしているのかしら、『真大和国』の幹部とも言える方々が……金縁眼鏡の金花子(こがねはなこ)さんに銀縁眼鏡の銀一郎(しろがねいちろう)さん?」
銀がユエの問いかけに笑みを浮かべて答える。
「答える義務はないな」
「それはそうね」
「そもそもこれからなにが起こるか、俺たちも分かっていないからな」
「わ、分かっていないのか……」
銀の言葉にタイヤンが戸惑う。金が銀に注意する。
「余計なことは言わない……」
「す、すまん……」
「しかし、よく私たちに気付いたわね? 行動には細心の注意を払っていたのだけど」
「細心の注意? それが?」
ユエが金たちの背後を指差す。そこには黒髪のロングで前髪をパッツンとしており、黒い狩衣に白い袴を着た美人の女性が同じ年頃の女性たちに囲まれている。
「インフルエンサーの明石家浪漫(あかしやろまん)さんですよね⁉ 握手して下さい!」
「いつも占い動画見てます! うちの恋愛運も占って下さい!」
「ああ、どうもおおきに。ただ、今取り込み中やから……」
「あ、通報のあった怪しげな二人組やな! ちょっと交番まで来い!」
「あ、怪しげとは失礼な! これが俺らの正装や! なあ、ガムテ?」
「ああ、その通りや、包帯」
顔を含めた全身を真っ白な包帯で包み込んだ小柄な男とこれまた顔を含む全身を黒いガムテープで包み込んだ大柄な男がお互いの顔を見合わせる。ユエが呆れる。
「真大和国に与する連中ね……隠密行動するには多少人選ミスだったんじゃない?」
「言うほど多少か?」
タイヤンが首を傾げる。
「そ、そんな馬鹿な⁉」
「いや、十分予想出来ただろう!」
愕然とする金に銀が突っ込みを入れる。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
願いを叶えるだけの僕と人形
十四年生
SF
人がいいだけのお人よしの僕が、どういうわけか神様に言われて、人形を背中に背負いながら、滅びたという世界で、自分以外の願いを叶えて歩くことになったそんなお話。
INNER NAUTS(インナーノーツ) 〜精神と異界の航海者〜
SunYoh
SF
ーー22世紀半ばーー
魂の源とされる精神世界「インナースペース」……その次元から無尽蔵のエネルギーを得ることを可能にした代償に、さまざまな災害や心身への未知の脅威が発生していた。
「インナーノーツ」は、時空を超越する船<アマテラス>を駆り、脅威の解消に「インナースペース」へ挑む。
<第一章 「誘い」>
粗筋
余剰次元活動艇<アマテラス>の最終試験となった有人起動試験は、原因不明のトラブルに見舞われ、中断を余儀なくされたが、同じ頃、「インナーノーツ」が所属する研究機関で保護していた少女「亜夢」にもまた異変が起こっていた……5年もの間、眠り続けていた彼女の深層無意識の中で何かが目覚めようとしている。
「インナースペース」のエネルギーを解放する特異な能力を秘めた亜夢の目覚めは、即ち、「インナースペース」のみならず、物質世界である「現象界(この世)」にも甚大な被害をもたらす可能性がある。
ーー亜夢が目覚める前に、この脅威を解消するーー
「インナーノーツ」は、この使命を胸に<アマテラス>を駆り、未知なる世界「インナースペース」へと旅立つ!
そこで彼らを待ち受けていたものとは……
※この物語はフィクションです。実際の国や団体などとは関係ありません。
※SFジャンルですが殆ど空想科学です。
※セルフレイティングに関して、若干抵触する可能性がある表現が含まれます。
※「小説家になろう」、「ノベルアップ+」でも連載中
※スピリチュアル系の内容を含みますが、特定の宗教団体等とは一切関係無く、布教、勧誘等を目的とした作品ではありません。
鋼殻牙龍ドラグリヲ
南蛮蜥蜴
ファンタジー
歪なる怪物「害獣」の侵攻によって緩やかに滅びゆく世界にて、「アーマメントビースト」と呼ばれる兵器を操り、相棒のアンドロイド「カルマ」と共に戦いに明け暮れる主人公「真継雪兎」
ある日、彼はとある任務中に害獣に寄生され、身体を根本から造り替えられてしまう。 乗っ取られる危険を意識しつつも生きることを選んだ雪兎だったが、それが苦難の道のりの始まりだった。
次々と出現する凶悪な害獣達相手に、無双の機械龍「ドラグリヲ」が咆哮と共に牙を剥く。
延々と繰り返される殺戮と喪失の果てに、勇敢で臆病な青年を待ち受けるのは絶対的な破滅か、それともささやかな希望か。
※小説になろう、カクヨム、ノベプラでも掲載中です。
※挿絵は雨川真優(アメカワマユ)様@zgmf_x11dより頂きました。利用許可済です。
❤️レムールアーナ人の遺産❤️
apusuking
SF
アランは、神代記の伝説〈宇宙が誕生してから40億年後に始めての知性体が誕生し、更に20億年の時を経てから知性体は宇宙に進出を始める。
神々の申し子で有るレムルアーナ人は、数億年を掛けて宇宙の至る所にレムルアーナ人の文明を築き上げて宇宙は人々で溢れ平和で共存共栄で発展を続ける。
時を経てレムルアーナ文明は予知せぬ謎の種族の襲来を受け、宇宙を二分する戦いとなる。戦争終焉頃にはレムルアーナ人は誕生星系を除いて衰退し滅亡するが、レムルアーナ人は後世の為に科学的資産と数々の奇跡的な遺産を残した。
レムールアーナ人に代わり3大種族が台頭して、やがてレムルアーナ人は伝説となり宇宙に蔓延する。
宇宙の彼方の隠蔽された星系に、レムルアーナ文明の輝かしい遺産が眠る。其の遺産を手にした者は宇宙を征するで有ろ。但し、辿り付くには3つの鍵と7つの試練を乗り越えねばならない。
3つの鍵は心の中に眠り、開けるには心の目を開いて真実を見よ。心の鍵は3つ有り、3つの鍵を開けて真実の鍵が開く〉を知り、其の神代記時代のレムールアーナ人が残した遺産を残した場所が暗示されていると悟るが、闇の勢力の陰謀に巻き込まれゴーストリアンが破壊さ
惑星保護区
ラムダムランプ
SF
この物語について
旧人類と別宇宙から来た種族との出来事にまつわる話です。
概要
かつて地球に住んでいた旧人類と別宇宙から来た種族がトラブルを引き起こし、その事が発端となり、地球が宇宙の中で【保護区】(地球で言う自然保護区)に制定され
制定後は、他の星の種族は勿論、あらゆる別宇宙の種族は地球や現人類に対し、安易に接触、交流、知能や技術供与する事を固く禁じられた。
現人類に対して、未だ地球以外の種族が接触して来ないのは、この為である。
初めて書きますので読みにくいと思いますが、何卒宜しくお願い致します。
超一流ヴィランの俺様だが貴様らがどうしてもというならヒーローになってやらんこともない!
阿弥陀乃トンマージ
SF
若くして広大な銀河にその名を轟かす、超一流のヴィランの青年、ジンライ。
漆黒のパワードスーツに身を包み、幾つもの堅固な宇宙要塞を陥落させ、数多の屈強な種族を倒してきた、そのヴィランに課せられた新たな任務の目的地は、太陽系第三番惑星、地球。
広い銀河においては単なる辺境の惑星に過ぎないと思われた星を訪れた時、青年の数奇な運命が動き出す……。
一癖も二癖もある、常識外れのニューヒーロー、ここに誕生!
魔術師のロボット~最凶と呼ばれたパイロットによる世界変革記~
MS
SF
これは戦争に巻き込まれた少年が世界を変えるために戦う物語。
戦歴2234年、人型ロボット兵器キャスター、それは魔術師と呼ばれる一部の人しか扱えない兵器であった。
そのパイロットになるためアルバート・デグレアは軍の幼年学校に通っていて卒業まであと少しの時だった。
親友が起こしたキャスター強奪事件。
そして大きく変化する時代に巻き込まれていく。
それぞれの正義がぶつかり合うなかで徐々にその才能を開花させていき次々と大きな戦果を挙げていくが……。
新たな歴史が始まる。
************************************************
小説家になろう様、カクヨム様でも連載しております。
投降は当分の間毎日22時ごろを予定しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる