48 / 50
第一幕
第12話(3)締め切りなんて関係ねえ
しおりを挟む
「大丈夫だっぺかなあ……テン……」
「ここは信じるしかないだろう」
「でも……」
「天は頭が回る。パウルの奴を出し抜くことも十分可能なはずだ」
「それはそうかもしれないっぺけど……」
「とにかくとしてだ。魔王の居城はまだか?」
「もうそろそろ見えてくるはずだっぺが……」
「本当か?」
「本当だっぺ」
「見えてくるのか……うおっ⁉」
カラスが馬車に襲いかかってくる。俺は思わず馬車を停車させる。
「え、えい、離れろっぺ!」
ティッペがカラスを追い払う。俺は問う。
「あれはモンスターか?」
「いや、単に大きめのカラスだっぺ」
「そ、そうか……気を取り直して先を急ぐと……」
「そうはさせないわよ……」
そこに褐色の豊満な肉体をバンドゥビキニで包んだ、黒髪に緑のメッシュを入れたドレッドヘアーの女性が現れる。俺が声を上げる。
「セルか!」
「わたしもいるよ……」
褐色のたわわな体を眼帯ビキニで包んだ、黒髪に黄色いメッシュを入れた女性がコーンロウの髪型を触りながらこちらに近づいてくる。
「ベリまで! ということは……」
「そう、私もいる……」
褐色のワガママボディをマイクロビキニで包んだ、黒髪に赤いメッシュを入れた大きなアフロヘアの女が馬車にゆっくりと近づいてくる。ティッペが叫ぶ。
「『ラストのABC』だっぺ!」
「やはり待ち伏せされていたか……」
「栄光さん、ここはわたしに任せて下さい」
「海⁉ 一人ではさすがに危険だ! ここさえ突破すれば、後は魔王だけなはず!」
「連戦は出来る限り避けるべきです! わたしを信じて!」
「……無理はしないでくれよ!」
「ええ、天さんに【描写】してもらった煙玉を投げます。その間に……えい! 今です!」
「ああっ!」
俺は馬車をその場から全速力で走らせる。
「ふむ……」
海は顔をしばらく布で覆ってから顔を出す。煙が次第に晴れてくる。
「け、煙玉とは古典的な……」
「煙が目に入って……スキル【時戻し】を発動出来なかった……」
「目で追える範囲じゃないと、私たちのスキルは発動しない……馬車ももう見えなくなったか。ただ、行先は分かっている。ベリ、セル、気を取り直して、英雄気取りを追うぞ」
「ええ」
「分かったわ、アラ姉さん」
「そうはさせません!」
「ん?」
「貴女たちはここで食い止めます!」
海がアラたちの前に立つ。
「ハッ!」
「ハハッ!」
「ハハハッ!」
「ハーハッハッハ!」
アラたち三人が揃って笑う。
「な、なにがおかしいのですか⁉」
「……勝てると思っているのか?」
アラが胸を張る。
「い、いや、スタイルの良さでは到底敵いませんけど!」
「なにを言っているのよ……」
ベリが呆れる。
「勝負はそんなことでは決まりません!」
「勝負って、ワタシら三姉妹をまとめて相手するってこと?」
セルが首を傾げる。海が力強く頷く。
「だってよ?」
「やるだけ無駄だと思うけどね……」
「まあいい、ベリ、セル、少し遊んでやれ」
「はいはい……」
「分かったわ……」
セルとベリが構えを取る。海が声を上げる。
「か、かかってきなさい!」
「調子狂うわね……すぐに終わらせる!」
「えい!」
「がはっ……!」
「なっ⁉ セル⁉」
セルに対し、海の放ったパンチが入り、セルは崩れ落ちる。海はボソッと呟く。
「う、うまくいった……」
「ちっ、どうせまぐれよ!」
「せいっ!」
「ぐはっ……!」
ベリに対し、海のキックが決まり、ベリは倒れる。
「や、やった……」
「……なるほど、お前のスキル【閃き】が関係しているんだな?」
アラが冷静に尋ねてくる。海が戸惑う。
「し、知っていたんですね?」
「一応、情報に目は通しておいた……しかし、そんなスキルで格闘能力が飛躍的に向上するものか? お前、漫画家なんだろう?」
アラが首を傾げる。
「せ、性格と仕事柄、いわゆる『修羅場』で力を発揮するようでして……格闘能力の向上に関しては、わたしのイメージを具現化させたものでしょう。もっとも、わたしの肉体的限界を超えた動きなどは再現出来ないようですね。あまりに荒唐無稽な事象も発現させるのは困難なようです……」
「分かったような、分からんような……」
アラが首を捻る。海が苦笑する。
「まあ、わたし自身もはっきりと把握出来ているわけではありませんから……」
「ただのヒョロイ女かと思ったら、そうではないということが分かった。だが、私はスキル【時止め】を発動させる……お前に万の一つも勝ち目はない」
「! ……やってみなくては分かりませんよ?」
「ふん、抜かせ……」
「ていっ!」
「ごはっ……⁉ な、なんだと……?」
アラの胸元に海が強烈な頭突きを食らわせる。自らのスキルが発動しなかったことにアラは驚いたような顔を見せる。海が淡々と告げる。
「……恐らくですが、スキルはちゃんと発動していました。私がそれを破ったんです……」
「⁉ な、なんだと……?」
「仕事柄でしょうか、時間という概念にあまり囚われ過ぎないようにしていますので……『締め切り破り』の常習犯です」
「ば、馬鹿な……あ、案外ロックな生き方……!」
「……いや、わたしの性格の問題か……」
倒れたアラの脇を通りながら、海が呟く。
「ここは信じるしかないだろう」
「でも……」
「天は頭が回る。パウルの奴を出し抜くことも十分可能なはずだ」
「それはそうかもしれないっぺけど……」
「とにかくとしてだ。魔王の居城はまだか?」
「もうそろそろ見えてくるはずだっぺが……」
「本当か?」
「本当だっぺ」
「見えてくるのか……うおっ⁉」
カラスが馬車に襲いかかってくる。俺は思わず馬車を停車させる。
「え、えい、離れろっぺ!」
ティッペがカラスを追い払う。俺は問う。
「あれはモンスターか?」
「いや、単に大きめのカラスだっぺ」
「そ、そうか……気を取り直して先を急ぐと……」
「そうはさせないわよ……」
そこに褐色の豊満な肉体をバンドゥビキニで包んだ、黒髪に緑のメッシュを入れたドレッドヘアーの女性が現れる。俺が声を上げる。
「セルか!」
「わたしもいるよ……」
褐色のたわわな体を眼帯ビキニで包んだ、黒髪に黄色いメッシュを入れた女性がコーンロウの髪型を触りながらこちらに近づいてくる。
「ベリまで! ということは……」
「そう、私もいる……」
褐色のワガママボディをマイクロビキニで包んだ、黒髪に赤いメッシュを入れた大きなアフロヘアの女が馬車にゆっくりと近づいてくる。ティッペが叫ぶ。
「『ラストのABC』だっぺ!」
「やはり待ち伏せされていたか……」
「栄光さん、ここはわたしに任せて下さい」
「海⁉ 一人ではさすがに危険だ! ここさえ突破すれば、後は魔王だけなはず!」
「連戦は出来る限り避けるべきです! わたしを信じて!」
「……無理はしないでくれよ!」
「ええ、天さんに【描写】してもらった煙玉を投げます。その間に……えい! 今です!」
「ああっ!」
俺は馬車をその場から全速力で走らせる。
「ふむ……」
海は顔をしばらく布で覆ってから顔を出す。煙が次第に晴れてくる。
「け、煙玉とは古典的な……」
「煙が目に入って……スキル【時戻し】を発動出来なかった……」
「目で追える範囲じゃないと、私たちのスキルは発動しない……馬車ももう見えなくなったか。ただ、行先は分かっている。ベリ、セル、気を取り直して、英雄気取りを追うぞ」
「ええ」
「分かったわ、アラ姉さん」
「そうはさせません!」
「ん?」
「貴女たちはここで食い止めます!」
海がアラたちの前に立つ。
「ハッ!」
「ハハッ!」
「ハハハッ!」
「ハーハッハッハ!」
アラたち三人が揃って笑う。
「な、なにがおかしいのですか⁉」
「……勝てると思っているのか?」
アラが胸を張る。
「い、いや、スタイルの良さでは到底敵いませんけど!」
「なにを言っているのよ……」
ベリが呆れる。
「勝負はそんなことでは決まりません!」
「勝負って、ワタシら三姉妹をまとめて相手するってこと?」
セルが首を傾げる。海が力強く頷く。
「だってよ?」
「やるだけ無駄だと思うけどね……」
「まあいい、ベリ、セル、少し遊んでやれ」
「はいはい……」
「分かったわ……」
セルとベリが構えを取る。海が声を上げる。
「か、かかってきなさい!」
「調子狂うわね……すぐに終わらせる!」
「えい!」
「がはっ……!」
「なっ⁉ セル⁉」
セルに対し、海の放ったパンチが入り、セルは崩れ落ちる。海はボソッと呟く。
「う、うまくいった……」
「ちっ、どうせまぐれよ!」
「せいっ!」
「ぐはっ……!」
ベリに対し、海のキックが決まり、ベリは倒れる。
「や、やった……」
「……なるほど、お前のスキル【閃き】が関係しているんだな?」
アラが冷静に尋ねてくる。海が戸惑う。
「し、知っていたんですね?」
「一応、情報に目は通しておいた……しかし、そんなスキルで格闘能力が飛躍的に向上するものか? お前、漫画家なんだろう?」
アラが首を傾げる。
「せ、性格と仕事柄、いわゆる『修羅場』で力を発揮するようでして……格闘能力の向上に関しては、わたしのイメージを具現化させたものでしょう。もっとも、わたしの肉体的限界を超えた動きなどは再現出来ないようですね。あまりに荒唐無稽な事象も発現させるのは困難なようです……」
「分かったような、分からんような……」
アラが首を捻る。海が苦笑する。
「まあ、わたし自身もはっきりと把握出来ているわけではありませんから……」
「ただのヒョロイ女かと思ったら、そうではないということが分かった。だが、私はスキル【時止め】を発動させる……お前に万の一つも勝ち目はない」
「! ……やってみなくては分かりませんよ?」
「ふん、抜かせ……」
「ていっ!」
「ごはっ……⁉ な、なんだと……?」
アラの胸元に海が強烈な頭突きを食らわせる。自らのスキルが発動しなかったことにアラは驚いたような顔を見せる。海が淡々と告げる。
「……恐らくですが、スキルはちゃんと発動していました。私がそれを破ったんです……」
「⁉ な、なんだと……?」
「仕事柄でしょうか、時間という概念にあまり囚われ過ぎないようにしていますので……『締め切り破り』の常習犯です」
「ば、馬鹿な……あ、案外ロックな生き方……!」
「……いや、わたしの性格の問題か……」
倒れたアラの脇を通りながら、海が呟く。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる