36 / 50
第一幕
第9話(3)金髪の女神
しおりを挟む
「旦那! こいつ、さっさとやっちまってくれ!」
「ああ……」
用心棒の男は長髪をかき上げながら、剣を鞘から抜く。
「くっ、ティッペ……いない⁉」
俺は周囲を慌てて見回す。さっきまでこの近くにいたと思ったのに、どこに行ったのだあいつは……。というか監督たちもいない? おいおい、逃げたのか? いや、まさかな……。
「……」
用心棒がゆっくりと迫ってくる。俺は仕方なく剣を抜く。貧相な剣だ。絵を見て念じないと、勇者などになることが出来ないし、武装も体力も貧弱なままだ。しかし、やるしかない。
「くっ!」
俺はへっぴり腰で剣を構える。用心棒がため息交じりで尋ねてくる。
「なんだ、やる気がないのか……?」
「やる気はある! ただ実力が伴っていないだけだ!」
「わけのわからんことを……おちょくっているのか?」
「至って真面目だ!」
「なおさら質が悪いな……まあいい」
「?」
「終わらせる!」
「うおっ!」
用心棒があっという間に俺との距離を詰めてきて、剣を振るってきた。俺はなんとかそれを剣で受ける。用心棒が顎を軽くさする。
「ほう……よく受けたな」
「ふ、ふん……」
俺は虚勢を張ってみた。完全にまぐれだ。はっきり言って死を覚悟した。
「ならば……!」
「む!」
「はっ! はっ! はっ!」
「くおっ! ぬおっ! むおっ!」
用心棒が素早い連撃を繰り出してきたが、なんと俺はそれらをことごとく防いでみせた。
「……今の連撃も防ぐとは……」
「はっ、その程度か?」
俺はまたも虚勢を張る。しかし、我ながらよく防ぐことが出来たな……ひょっとして……これまでの戦いは素の俺自身にもそれなりに経験が蓄積されているのだろうか?
「旦那! 何を遊んでいるんだ!」
スキンヘッドの男がいら立ちながら叫ぶ。
「慌てるな、次で決める……」
用心棒が少し俺と距離を取る。
「……?」
「これが防げるか?」
「なに?」
「はっ!」
「⁉」
用心棒が振るった刀から斬撃が飛ぶ。なんだそれ、そんなのありか。俺は防きれず、その斬撃を喰らって、膝をつく。用心棒が再び長髪をかき上げる。
「……終わりだ」
「ぐうっ……!」
「なに……?」
うつ伏せに倒れそうになった俺だったが、剣を地面に突き立ててなんとか踏ん張る。
「こらえただと……?」
「む、むう……」
用心棒が信じられないといった様子で呟く。俺も自分で信じられない。
「これは大変な屈辱だな……今度こそ終わりだ」
用心棒が近づいてきて剣を振りかざす。動けない。本当に今度こそまずい……。
「スグル!」
ティッペの声がする。俺はそちらに視線を向けて声を絞り出す。
「お、お前、どこ行っていた……?」
「優くん!」
「え⁉」
俺は驚く。ティッペの側に桜がいたからだ。ティッペが声を上げる。
「すまん! 救出にちょっと手間取ったっぺ! 鎖で繋がれていて……」
「天さんにチェーンカッターを【描写】してもらったんだけど、扱いに慣れてなくてね……」
監督が後頭部をポリポリと掻く。俺はティッペに声をかける。
「と、とにかく、早く絵を!」
「それ!」
ティッペが投げた絵を俺は受け取る。
「絵を見て……念じる!」
「む⁉」
「ま、間に合った……」
俺は『赤髪の勇者』に変化する。用心棒が驚いた様子で呟く。
「そ、その姿は……」
「ご存知かな?」
「ああ、よく知っている……!」
「むぐっ⁉」
用心棒が剣を振り下ろしてくる。俺は受け止めるが、押し負けそうになる。勇者に変化したのに何故だ? ダメージが蓄積されているからか?
「この……忌々しい!」
「ちいっ!」
俺は剣を跳ね返し、立ち上がって距離を取ろうとする。
「逃がすか!」
「うおっと!」
用心棒が先ほどよりも速い連撃を繰り出してくる。俺はなんとか受け止める。勇者が圧倒されている……こいつの力が増しているのだ。監督たちの声が耳に入ってくる。
「栄光くん、だいぶ足にきているようだね……」
「……チャトパさん!」
「ティッペだべ! 一文字も合ってないっぺ! どうした、サクラ⁉」
「私にもスキルがあるのじゃない⁉」
「え⁉」
「この世界に転移してきて色々聞いたわ! 私たち転移者は珍しいスキルを持っていることが多いって! 妖精さんがスキルを鑑定出来るという話も聞いた! 私のスキルは何⁉」
「ちょ、ちょっと待つっぺ!」
「早く! このままじゃ優くんが危ない!」
「わ、分かったっぺ! こ、これは……?」
「どうしたの⁉」
「こ、この絵を見て、さっきのスグルみたいにやってみるっぺ!」
「……何やらやかましいが、終わりだ、勇者!」
「! ……?」
「なっ⁉」
俺と用心棒が驚く。純白のドレスに身を包んだ、長い金髪の美しい女性が俺たちの間に立っていたからである。ティッペが叫ぶ。
「サクラのスキルは【芝居】! 他の人物になりきることが出来るっぺ!」
「な、なんだって⁉ この姿は⁉」
「伝説の『虹の英雄たち』ととともに、かつてこの世界の危機を救った、『金髪の女神』!」
「はあ!」
「ぐはっ!」
桜が手を突き出すと、用心棒が派手に吹き飛ばされる。俺は感嘆の声を漏らす。
「す、すごい……」
「くくくっ……これは僥倖だ……」
倒れ込む用心棒が笑いながら呟く。
「ああ……」
用心棒の男は長髪をかき上げながら、剣を鞘から抜く。
「くっ、ティッペ……いない⁉」
俺は周囲を慌てて見回す。さっきまでこの近くにいたと思ったのに、どこに行ったのだあいつは……。というか監督たちもいない? おいおい、逃げたのか? いや、まさかな……。
「……」
用心棒がゆっくりと迫ってくる。俺は仕方なく剣を抜く。貧相な剣だ。絵を見て念じないと、勇者などになることが出来ないし、武装も体力も貧弱なままだ。しかし、やるしかない。
「くっ!」
俺はへっぴり腰で剣を構える。用心棒がため息交じりで尋ねてくる。
「なんだ、やる気がないのか……?」
「やる気はある! ただ実力が伴っていないだけだ!」
「わけのわからんことを……おちょくっているのか?」
「至って真面目だ!」
「なおさら質が悪いな……まあいい」
「?」
「終わらせる!」
「うおっ!」
用心棒があっという間に俺との距離を詰めてきて、剣を振るってきた。俺はなんとかそれを剣で受ける。用心棒が顎を軽くさする。
「ほう……よく受けたな」
「ふ、ふん……」
俺は虚勢を張ってみた。完全にまぐれだ。はっきり言って死を覚悟した。
「ならば……!」
「む!」
「はっ! はっ! はっ!」
「くおっ! ぬおっ! むおっ!」
用心棒が素早い連撃を繰り出してきたが、なんと俺はそれらをことごとく防いでみせた。
「……今の連撃も防ぐとは……」
「はっ、その程度か?」
俺はまたも虚勢を張る。しかし、我ながらよく防ぐことが出来たな……ひょっとして……これまでの戦いは素の俺自身にもそれなりに経験が蓄積されているのだろうか?
「旦那! 何を遊んでいるんだ!」
スキンヘッドの男がいら立ちながら叫ぶ。
「慌てるな、次で決める……」
用心棒が少し俺と距離を取る。
「……?」
「これが防げるか?」
「なに?」
「はっ!」
「⁉」
用心棒が振るった刀から斬撃が飛ぶ。なんだそれ、そんなのありか。俺は防きれず、その斬撃を喰らって、膝をつく。用心棒が再び長髪をかき上げる。
「……終わりだ」
「ぐうっ……!」
「なに……?」
うつ伏せに倒れそうになった俺だったが、剣を地面に突き立ててなんとか踏ん張る。
「こらえただと……?」
「む、むう……」
用心棒が信じられないといった様子で呟く。俺も自分で信じられない。
「これは大変な屈辱だな……今度こそ終わりだ」
用心棒が近づいてきて剣を振りかざす。動けない。本当に今度こそまずい……。
「スグル!」
ティッペの声がする。俺はそちらに視線を向けて声を絞り出す。
「お、お前、どこ行っていた……?」
「優くん!」
「え⁉」
俺は驚く。ティッペの側に桜がいたからだ。ティッペが声を上げる。
「すまん! 救出にちょっと手間取ったっぺ! 鎖で繋がれていて……」
「天さんにチェーンカッターを【描写】してもらったんだけど、扱いに慣れてなくてね……」
監督が後頭部をポリポリと掻く。俺はティッペに声をかける。
「と、とにかく、早く絵を!」
「それ!」
ティッペが投げた絵を俺は受け取る。
「絵を見て……念じる!」
「む⁉」
「ま、間に合った……」
俺は『赤髪の勇者』に変化する。用心棒が驚いた様子で呟く。
「そ、その姿は……」
「ご存知かな?」
「ああ、よく知っている……!」
「むぐっ⁉」
用心棒が剣を振り下ろしてくる。俺は受け止めるが、押し負けそうになる。勇者に変化したのに何故だ? ダメージが蓄積されているからか?
「この……忌々しい!」
「ちいっ!」
俺は剣を跳ね返し、立ち上がって距離を取ろうとする。
「逃がすか!」
「うおっと!」
用心棒が先ほどよりも速い連撃を繰り出してくる。俺はなんとか受け止める。勇者が圧倒されている……こいつの力が増しているのだ。監督たちの声が耳に入ってくる。
「栄光くん、だいぶ足にきているようだね……」
「……チャトパさん!」
「ティッペだべ! 一文字も合ってないっぺ! どうした、サクラ⁉」
「私にもスキルがあるのじゃない⁉」
「え⁉」
「この世界に転移してきて色々聞いたわ! 私たち転移者は珍しいスキルを持っていることが多いって! 妖精さんがスキルを鑑定出来るという話も聞いた! 私のスキルは何⁉」
「ちょ、ちょっと待つっぺ!」
「早く! このままじゃ優くんが危ない!」
「わ、分かったっぺ! こ、これは……?」
「どうしたの⁉」
「こ、この絵を見て、さっきのスグルみたいにやってみるっぺ!」
「……何やらやかましいが、終わりだ、勇者!」
「! ……?」
「なっ⁉」
俺と用心棒が驚く。純白のドレスに身を包んだ、長い金髪の美しい女性が俺たちの間に立っていたからである。ティッペが叫ぶ。
「サクラのスキルは【芝居】! 他の人物になりきることが出来るっぺ!」
「な、なんだって⁉ この姿は⁉」
「伝説の『虹の英雄たち』ととともに、かつてこの世界の危機を救った、『金髪の女神』!」
「はあ!」
「ぐはっ!」
桜が手を突き出すと、用心棒が派手に吹き飛ばされる。俺は感嘆の声を漏らす。
「す、すごい……」
「くくくっ……これは僥倖だ……」
倒れ込む用心棒が笑いながら呟く。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※毎週、月、水、金曜日更新
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
※追放要素、ざまあ要素は第二章からです。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!
yoshikazu
ファンタジー
主人公クレイは幼い頃に両親を盗賊に殺され物心付いた時には孤児院にいた。このライリー孤児院は子供達に客の依頼仕事をさせ手間賃を稼ぐ商売を生業にしていた。しかしクレイは仕事も遅く何をやっても上手く出来なかった。そしてある日の夜、無実の罪で雪が積もる極寒の夜へと放り出されてしまう。そしてクレイは極寒の中一人寂しく路地裏で生涯を閉じた。
だがクレイの中には創造神アルフェリアが創造した神の称号とスキルが眠っていた。しかし創造神アルフェリアの手違いで神のスキルが使いたくても使えなかったのだ。
創造神アルフェリアはクレイの魂を呼び寄せお詫びに神の称号とスキルを書き換える。それは経験したスキルを自分のものに出来るものであった。
そしてクレイは元居た世界に転生しゼノアとして二度目の人生を始める。ここから前世での惨めな人生を振り払うように神級スキルを引っ提げて冒険者として突き進む少年ゼノアの物語が始まる。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる