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第1章
第4話(1)剣術小町とはぐれ魔族
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4
「別に急ぐ旅というわけでもないのですから、のんびりと行くことにしましょう」
「いやいや、危険がいつ身に及ぶかも分からねえ、ここは急ぐべきでありんす」
「……」
「………」
「自由というのも結構なことですが、まずは目的をきちんと定めて……」
「行き先は賽の目にでも任せればようござりんす。一刻も早くこの街から離れて……」
「…………」
「……………」
アヤカとエリーが道の真ん中でお互いを睨み合う。
「『やさぐれ魔族』さん……」
「だ、誰がやさぐれでありんすか! あちきは『はぐれ魔族』でありんす!」
「貴女はこの間のように魔族の追っ手が差し向けられるのが怖いのでしょう?」
「こ、怖うはありんせん! 『剣術小鉢』もおかしなことを言いんす」
「『剣術小町』です。勝手に酒屋のお通しの品みたいにしないでください……」
「ビビっているのは、むしろ主さんのほうではありんせんか?」
「拙者がいつビビったと……?」
「虚勢を張っていても、ビンビンと伝わってきんす」
「………………」
「…………………」
「そもそも、魔族に狙われているかもしれないのは貴女だけでしょう? 拙者にも、キョウ殿にも、何の関わりもないことです……」
「主さんは確かにもとから蚊帳の外、それも大分外でありんすが……あちきとキョウ様はもはや一心同体と言っても過言ではありんせん」
「一心同体? はっ、魔族の妄言もここまで来るとは……」
「現状を理解出来ない、人間という種族の限界を見ている気分でありんす……」
「……………………」
「………………………」
「拙者はキョウ殿の竜を知っております!」
「あちきはキョウ様のドラゴンを、身を以って知りんした!」
「おおいっ⁉ 往来で何を言っているの⁉」
俺が慌てて、二人を止める。アヤカとエリーの言い争いもこの数日で、すっかり街の名物のようになってしまった。
「このあたりですね……」
「分かるのか? アヤカ?」
「ええ、おおよその気配ですが……」
街を出て、しばらく歩いてきた俺たちにアヤカが危険を知らせる。俺は周囲を見渡す。だが、木々以外は何もないようだが……
「!」
「と、飛び出してきたでありんす!」
木の陰から鎧を着た武者が飛び出してくる。アヤカが刀を構える。
「これが巷を騒がしている落ち武者の霊魂が乗り移ったと言われる泥人形!」
「蓮根⁉」
「霊魂!」
「そ、そんなものが存在するというのか⁉」
「実際にこの泥人形は動いております!」
「た、確かに……」
「……!」
「はっ!」
落ち武者泥人形が振るった鋭い剣をアヤカが刀を抜いて受け止める。
「な、なかなか鋭く、重い攻撃だな……」
「大昔、このあたりでは多数の兵を動員した大きな合戦があったそうですから……多くの兵たちの無念が込もっているのでしょう……」
「だ、大丈夫なのか⁉」
「心配……ご無用!」
「‼」
アヤカが剣を跳ね返し、返す刀で泥人形を切り刻んだ。バラバラの泥人形は土に還る。
「い、一撃だけかと思ったら、一瞬の内に数回切ったのか……お見事」
「……大したことはありません。お祓いなどは組合の方に任せましょう……」
「あ、ああ……」
「……このあたりでありんすね」
「本当か、エリーさん?」
「……エリーと呼んで欲しゅうござりんす……」
「あ、ああ、悪かったな、エリー……しかし、ここら辺にいるのか? 名うての討伐者でも見つけられないそうだぞ?」
「それはもう、魔族センサーがビンビンに反応してやすから……」
エリーが自らの角をそっと触る。センサーだったのか、あれ……。便利だな……。などと考えていたら、どこからか攻撃を仕掛けられる。俺たちはなんとかかわす。
「うおっ‼ ど、どこからだ⁉」
「そう、慌てなさんな……なるほど、『カメレオンゾンビ』……色々なものに擬態して、その身を隠すゾンビでありんす……」
「そ、そんな厄介な奴、どうするんだ⁉」
エリーが本を開く。開かれたページが光る。紫色の大蛇が出てくる。
「『ポイズンスネーク』! やっておしまい!」
「シャアアッ!」
「⁉」
そこそこ太い木が一本枯れて倒れる。エリーが笑う。
「木の模様が残っているのは変ねえ……『ポイズンスネーク』! 締め落とせ!」
「……⁉」
ポイズンスネークに絡みつかれ、カメレオンゾンビはたちまち窒息する。
「……木を枯らすというのはいかがなものか?」
「根までは及んでやせん。これ以上の被害拡大を防ぐなら、安いものでは?」
「…………………………」
「……………………………」
アヤカとエリーが睨み合う。この数日で、二人はすっかりモンスター狩りのエースとして有名になってしまった。俺の立場がない。着る服も相変わらずない。
「別に急ぐ旅というわけでもないのですから、のんびりと行くことにしましょう」
「いやいや、危険がいつ身に及ぶかも分からねえ、ここは急ぐべきでありんす」
「……」
「………」
「自由というのも結構なことですが、まずは目的をきちんと定めて……」
「行き先は賽の目にでも任せればようござりんす。一刻も早くこの街から離れて……」
「…………」
「……………」
アヤカとエリーが道の真ん中でお互いを睨み合う。
「『やさぐれ魔族』さん……」
「だ、誰がやさぐれでありんすか! あちきは『はぐれ魔族』でありんす!」
「貴女はこの間のように魔族の追っ手が差し向けられるのが怖いのでしょう?」
「こ、怖うはありんせん! 『剣術小鉢』もおかしなことを言いんす」
「『剣術小町』です。勝手に酒屋のお通しの品みたいにしないでください……」
「ビビっているのは、むしろ主さんのほうではありんせんか?」
「拙者がいつビビったと……?」
「虚勢を張っていても、ビンビンと伝わってきんす」
「………………」
「…………………」
「そもそも、魔族に狙われているかもしれないのは貴女だけでしょう? 拙者にも、キョウ殿にも、何の関わりもないことです……」
「主さんは確かにもとから蚊帳の外、それも大分外でありんすが……あちきとキョウ様はもはや一心同体と言っても過言ではありんせん」
「一心同体? はっ、魔族の妄言もここまで来るとは……」
「現状を理解出来ない、人間という種族の限界を見ている気分でありんす……」
「……………………」
「………………………」
「拙者はキョウ殿の竜を知っております!」
「あちきはキョウ様のドラゴンを、身を以って知りんした!」
「おおいっ⁉ 往来で何を言っているの⁉」
俺が慌てて、二人を止める。アヤカとエリーの言い争いもこの数日で、すっかり街の名物のようになってしまった。
「このあたりですね……」
「分かるのか? アヤカ?」
「ええ、おおよその気配ですが……」
街を出て、しばらく歩いてきた俺たちにアヤカが危険を知らせる。俺は周囲を見渡す。だが、木々以外は何もないようだが……
「!」
「と、飛び出してきたでありんす!」
木の陰から鎧を着た武者が飛び出してくる。アヤカが刀を構える。
「これが巷を騒がしている落ち武者の霊魂が乗り移ったと言われる泥人形!」
「蓮根⁉」
「霊魂!」
「そ、そんなものが存在するというのか⁉」
「実際にこの泥人形は動いております!」
「た、確かに……」
「……!」
「はっ!」
落ち武者泥人形が振るった鋭い剣をアヤカが刀を抜いて受け止める。
「な、なかなか鋭く、重い攻撃だな……」
「大昔、このあたりでは多数の兵を動員した大きな合戦があったそうですから……多くの兵たちの無念が込もっているのでしょう……」
「だ、大丈夫なのか⁉」
「心配……ご無用!」
「‼」
アヤカが剣を跳ね返し、返す刀で泥人形を切り刻んだ。バラバラの泥人形は土に還る。
「い、一撃だけかと思ったら、一瞬の内に数回切ったのか……お見事」
「……大したことはありません。お祓いなどは組合の方に任せましょう……」
「あ、ああ……」
「……このあたりでありんすね」
「本当か、エリーさん?」
「……エリーと呼んで欲しゅうござりんす……」
「あ、ああ、悪かったな、エリー……しかし、ここら辺にいるのか? 名うての討伐者でも見つけられないそうだぞ?」
「それはもう、魔族センサーがビンビンに反応してやすから……」
エリーが自らの角をそっと触る。センサーだったのか、あれ……。便利だな……。などと考えていたら、どこからか攻撃を仕掛けられる。俺たちはなんとかかわす。
「うおっ‼ ど、どこからだ⁉」
「そう、慌てなさんな……なるほど、『カメレオンゾンビ』……色々なものに擬態して、その身を隠すゾンビでありんす……」
「そ、そんな厄介な奴、どうするんだ⁉」
エリーが本を開く。開かれたページが光る。紫色の大蛇が出てくる。
「『ポイズンスネーク』! やっておしまい!」
「シャアアッ!」
「⁉」
そこそこ太い木が一本枯れて倒れる。エリーが笑う。
「木の模様が残っているのは変ねえ……『ポイズンスネーク』! 締め落とせ!」
「……⁉」
ポイズンスネークに絡みつかれ、カメレオンゾンビはたちまち窒息する。
「……木を枯らすというのはいかがなものか?」
「根までは及んでやせん。これ以上の被害拡大を防ぐなら、安いものでは?」
「…………………………」
「……………………………」
アヤカとエリーが睨み合う。この数日で、二人はすっかりモンスター狩りのエースとして有名になってしまった。俺の立場がない。着る服も相変わらずない。
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