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『ケース3:パーティーを追放されてからチート魔法に目覚めて無双、モテモテハーレムライフを送りたい魔法使いユメナムの場合』
第1話(1)まずは追放してくれ、話はそれからだ
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1
「突然なんだが、ユメナム……」
船の上で、イケメン勇者が言い辛そうに口を開く。僕は内心、(キター‼)と思ってほくそ笑む。いや、まだだ、まだ笑うな、僕……。僕は何ごともないように問う。
「どうしたんだい、藪から棒に?」
「彼女たち2人とも話し合ったんだが……」
うんうん、女騎士と女格闘家のあの2人ね。2人とも君と良い仲だよね。昨夜はお楽しみでしたか? って、そうじゃなくて……。
「なんだい、僕だけまた蚊帳の外かい?」
僕はわざとらしく両手を広げてみせる。勇者は少し顔を伏せる。
「すまない、君には聞かせにくい話だったもので……」
ほうほう、僕には聞かせたくない話ですか、これはいよいよ……。僕は重ねて問う。
「いったいなんだっていうんだい?」
「このパーティーにおける君の仕事ぶりなんだが……正直、魔法使いとしての君は……戦力にならない」
「なっ……」
ここはショックを受けている振りだ。
「回復魔法に長けているという話で、君をこのパーティーに誘ったが……これまでのいくつかのダンジョン探索で、俺たちは君の回復にほとんど頼らなかった」
うん、君ら強いからね、かすり傷すら負わなかったよね。結構強力なモンスターたちを相手していたのにも関わらず。あれはちょっと引いたよ、なんなの? 主人公補正でもかかっている? 半端ないって、勇者半端ないって。
「……」
「かといって、攻撃魔法の方も援護にすらならなかった……」
いや、君らも魔法の心得あるんだもん。しかも無詠唱で放つし。こっちは詠唱にクソほど時間がかかるのに。気がついたら戦闘終わっているし。あの虚しさったらないよ。
「っ……」
「戦闘面だけじゃないんだ、問題は」
「え?」
「普段の君の振る舞いに関して、女性陣からクレームが出てね……」
「ふ、普段の振る舞い?」
「ああ、時々チラチラとイヤらしい視線で見てくるのが嫌なんだって……」
それはまあ、そうですね。でもね、ビキニアーマーやこれでもかとスリットの入ったミニスカートでうろつく彼女さんたちサイドにも問題があると思うんですよ、僕は。見るでしょ、それは。チラ見どころかガン見したったわ。おっと、何か答えないと……。
「そ、それは誤解もあると思うけど……」
「それ以前に……」
「それ以前に?」
「生理的に無理だそうだ」
「なっ……⁉」
あ、全然ショック受けてないですよ、僕にショック受けさせたら大したもんですよ……嘘です、かなり傷つきました……。しかし、いよいよこれは……。
「……というわけで、検討に検討を重ねた結果……」
きた! さあ、勇者様、次の言葉をどうぞ!
「ま、待って……」
「魔法使いユメナム、君のパーティー追放を見送る!」
「やった! ……え?」
「え?」
しばし、沈黙が流れる。僕は問い返す。
「……今なんつった?」
「え? だ、だから、君のパーティー追放を見送るって……」
「どうしてだよおおお‼」
「⁉」
「なんでだよ! そこは追放の流れだろ、どう考えても!」
「い、いや、一時はその方向でまとまりかけたんだが……」
「まとまれよ!」
「! お、俺が彼女たちに言ったんだ。『あいつはそんなに悪い奴じゃないよ』って……」
「イケメンの気遣い要らねえんだよ! 心までイケメンか!」
「イケメン? と、とにかく、君が抜けると、男1人女2人となってバランス悪いし……」
「むしろ好都合だろう⁉ 毎晩毎晩てめえの部屋でお楽しみの癖によお!」
「お、お楽しみってなんだい?」
「僕が聞きたいね⁉ 〇〇とか✕✕とかしてたんだろう、どうせ⁉」
「そ、そんな、破廉恥なことはしてないよ! 朝までカードゲームに興じていたんだ!」
「そんな言い訳信じるか!」
「ほ、本当だよ!」
「仮に本当だったらそれこそ傷つくわ! 呼べよ! なんだ? 『悪いな、ユメナム、このカードゲームは3人用なんだ』ってか⁉」
「そ、そういうわけじゃないけど……」
「はあ、はあ……まあいい、生理的に無理なんだろう? 僕はパーティーに居ない方が……」
「いや、心配ない!」
「ああん?」
「その辺は我慢すればギリ大丈夫だそうだ」
「我慢ってなんだよ! めちゃくちゃ気まずいわ!」
「まあ、君にも色々気を使ってもらうことになるが……」
「いや、なんでそうなるんだよ⁉ 大体、戦力として物足りないんだろう⁉」
「お、落ち着いてくれ、さっき俺は『魔法使いとしての君は』と言っただろう?」
「ああ……」
「魔法使いとしては駄目でも、別の役割を担ってくれれば良い!」
「別の役割ってなんだよ!」
「えっと……ムードメーカーとか」
「どこの世界に、(この人生理的に無理だわ……)って思われるムードメーカーがいんだよ! ムードブレイカーだろう⁉」
「ムードブレイカー……なんか響きがカッコ良いね」
「やかましいわ! いいから追放しろオラァァァ!」
僕はイケメン勇者の首根っこを思い切り掴む。
「く、苦しい……は、離してくれ……」
「離してほしけりゃ、『ユメナム、君を追放する』って言え!」
「い、言えないよ、そんな酷いこととても……」
「酷くない! むしろ追放してくれ!」
「くっ……ユ、ユメナム、君を追放する……」
「よっしゃあ‼」
僕は雄叫びを上げながら勇者の首から手を離し、船体脇に結ばれている小舟の縄をほどいて海に浮かべる。勇者が戸惑う。
「な、なにをしているんだ⁉」
「追放されたからな! 一人寂しく、小舟で海へと漕ぎ出すさ! なんてったって追放されたもんな! あ~辛いわ、追放されんの辛いわ~」
「ま、待て!」
「待たん! あばよ!」
僕は小舟で海へと漕ぎ出す。ふふっ、多少強引だが、上手くいった……。これこそ僕の狙っていたこと、『パーティーを追放されたら、チート魔法に目覚めたんだが』だ! そのチート魔法を使って無双し、やがて夢のハーレムライフを……おっと! 巨大ダコが現れたな! 急な気もするが、チート魔法を喰らえ! 僕は両手を前に突き出す。
「……」
水が両手の指先からピョロピョロと出るのみであった。
「ええっ⁉」
僕はあまりのショボさに愕然とする。
「突然なんだが、ユメナム……」
船の上で、イケメン勇者が言い辛そうに口を開く。僕は内心、(キター‼)と思ってほくそ笑む。いや、まだだ、まだ笑うな、僕……。僕は何ごともないように問う。
「どうしたんだい、藪から棒に?」
「彼女たち2人とも話し合ったんだが……」
うんうん、女騎士と女格闘家のあの2人ね。2人とも君と良い仲だよね。昨夜はお楽しみでしたか? って、そうじゃなくて……。
「なんだい、僕だけまた蚊帳の外かい?」
僕はわざとらしく両手を広げてみせる。勇者は少し顔を伏せる。
「すまない、君には聞かせにくい話だったもので……」
ほうほう、僕には聞かせたくない話ですか、これはいよいよ……。僕は重ねて問う。
「いったいなんだっていうんだい?」
「このパーティーにおける君の仕事ぶりなんだが……正直、魔法使いとしての君は……戦力にならない」
「なっ……」
ここはショックを受けている振りだ。
「回復魔法に長けているという話で、君をこのパーティーに誘ったが……これまでのいくつかのダンジョン探索で、俺たちは君の回復にほとんど頼らなかった」
うん、君ら強いからね、かすり傷すら負わなかったよね。結構強力なモンスターたちを相手していたのにも関わらず。あれはちょっと引いたよ、なんなの? 主人公補正でもかかっている? 半端ないって、勇者半端ないって。
「……」
「かといって、攻撃魔法の方も援護にすらならなかった……」
いや、君らも魔法の心得あるんだもん。しかも無詠唱で放つし。こっちは詠唱にクソほど時間がかかるのに。気がついたら戦闘終わっているし。あの虚しさったらないよ。
「っ……」
「戦闘面だけじゃないんだ、問題は」
「え?」
「普段の君の振る舞いに関して、女性陣からクレームが出てね……」
「ふ、普段の振る舞い?」
「ああ、時々チラチラとイヤらしい視線で見てくるのが嫌なんだって……」
それはまあ、そうですね。でもね、ビキニアーマーやこれでもかとスリットの入ったミニスカートでうろつく彼女さんたちサイドにも問題があると思うんですよ、僕は。見るでしょ、それは。チラ見どころかガン見したったわ。おっと、何か答えないと……。
「そ、それは誤解もあると思うけど……」
「それ以前に……」
「それ以前に?」
「生理的に無理だそうだ」
「なっ……⁉」
あ、全然ショック受けてないですよ、僕にショック受けさせたら大したもんですよ……嘘です、かなり傷つきました……。しかし、いよいよこれは……。
「……というわけで、検討に検討を重ねた結果……」
きた! さあ、勇者様、次の言葉をどうぞ!
「ま、待って……」
「魔法使いユメナム、君のパーティー追放を見送る!」
「やった! ……え?」
「え?」
しばし、沈黙が流れる。僕は問い返す。
「……今なんつった?」
「え? だ、だから、君のパーティー追放を見送るって……」
「どうしてだよおおお‼」
「⁉」
「なんでだよ! そこは追放の流れだろ、どう考えても!」
「い、いや、一時はその方向でまとまりかけたんだが……」
「まとまれよ!」
「! お、俺が彼女たちに言ったんだ。『あいつはそんなに悪い奴じゃないよ』って……」
「イケメンの気遣い要らねえんだよ! 心までイケメンか!」
「イケメン? と、とにかく、君が抜けると、男1人女2人となってバランス悪いし……」
「むしろ好都合だろう⁉ 毎晩毎晩てめえの部屋でお楽しみの癖によお!」
「お、お楽しみってなんだい?」
「僕が聞きたいね⁉ 〇〇とか✕✕とかしてたんだろう、どうせ⁉」
「そ、そんな、破廉恥なことはしてないよ! 朝までカードゲームに興じていたんだ!」
「そんな言い訳信じるか!」
「ほ、本当だよ!」
「仮に本当だったらそれこそ傷つくわ! 呼べよ! なんだ? 『悪いな、ユメナム、このカードゲームは3人用なんだ』ってか⁉」
「そ、そういうわけじゃないけど……」
「はあ、はあ……まあいい、生理的に無理なんだろう? 僕はパーティーに居ない方が……」
「いや、心配ない!」
「ああん?」
「その辺は我慢すればギリ大丈夫だそうだ」
「我慢ってなんだよ! めちゃくちゃ気まずいわ!」
「まあ、君にも色々気を使ってもらうことになるが……」
「いや、なんでそうなるんだよ⁉ 大体、戦力として物足りないんだろう⁉」
「お、落ち着いてくれ、さっき俺は『魔法使いとしての君は』と言っただろう?」
「ああ……」
「魔法使いとしては駄目でも、別の役割を担ってくれれば良い!」
「別の役割ってなんだよ!」
「えっと……ムードメーカーとか」
「どこの世界に、(この人生理的に無理だわ……)って思われるムードメーカーがいんだよ! ムードブレイカーだろう⁉」
「ムードブレイカー……なんか響きがカッコ良いね」
「やかましいわ! いいから追放しろオラァァァ!」
僕はイケメン勇者の首根っこを思い切り掴む。
「く、苦しい……は、離してくれ……」
「離してほしけりゃ、『ユメナム、君を追放する』って言え!」
「い、言えないよ、そんな酷いこととても……」
「酷くない! むしろ追放してくれ!」
「くっ……ユ、ユメナム、君を追放する……」
「よっしゃあ‼」
僕は雄叫びを上げながら勇者の首から手を離し、船体脇に結ばれている小舟の縄をほどいて海に浮かべる。勇者が戸惑う。
「な、なにをしているんだ⁉」
「追放されたからな! 一人寂しく、小舟で海へと漕ぎ出すさ! なんてったって追放されたもんな! あ~辛いわ、追放されんの辛いわ~」
「ま、待て!」
「待たん! あばよ!」
僕は小舟で海へと漕ぎ出す。ふふっ、多少強引だが、上手くいった……。これこそ僕の狙っていたこと、『パーティーを追放されたら、チート魔法に目覚めたんだが』だ! そのチート魔法を使って無双し、やがて夢のハーレムライフを……おっと! 巨大ダコが現れたな! 急な気もするが、チート魔法を喰らえ! 僕は両手を前に突き出す。
「……」
水が両手の指先からピョロピョロと出るのみであった。
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