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『ケース2:フラグをガンガンへし折りまくって、ハッピーエンドを目指す悪役令嬢志望のティエラの場合』
第12話(1)美女対オジサン
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12
「この南東の塔は我らの担当ということですが……」
「ちょっと、タカ、硬いわね~」
「堅い? 塔の守りがですか?」
「そうじゃなくて! 気持ちが硬いのよ! もうちょっとリ~ラックスして臨みなさい」
「リ~ラックスですか……?」
姉のフジの言葉にタカは困惑する。
「フジ姉! そんな言い方したって、タカ姉を変に混乱させるだけだから! いつも通りでいてくれればそれでいいのよ」
「ナスビ……それじゃ面白くないのよ」
「面白い面白くないの問題じゃないの……ってか、私の名前はナツコだから!」
「え~まだ父上のつけてくれた縁起の良い名前気に入ってないの~?」
「気に入るわけないでしょ⁉ よりにもよってナスビって!」
三姉妹の末妹のナスビが唇をぷいっと尖らせる。
「……こほん、お話はお済みかしら?」
パトラが尋ねる。ナスビが頭を下げる。
「し、失礼しました!」
「三姉妹 集えばまさに かしましい」
「呑気に句を詠んでおる場合か……どうやら正面から入っていくしかないようじゃな?」
オコマチのマイペースぶりに呆れながら、ユファンがナスビに問いかける。
「そ、そうです! 塔全体を強力な障壁魔法で覆っているようですので!」
「面倒だけど仕方ないわね、正面の扉から行きましょう」
パトラが呟くとタカが口を開く。
「恐れながら……御三方が危険を冒すことはないのではないかと……」
「塔を制圧せんと、この街から出ることも叶わぬ。良い街じゃが長期滞在の予定はない」
ユファンが答える。オコマチも独特な口調で答える。
「気遣いは 無用の儀にて いざ参る」
「……失礼しました。それでは参りましょう、タカ」
フジが頷くとタカが先導し、塔に近づく。
「あ! 『美女』と『狐の目』の二チームが塔に入ろうとしています! 頑張って下さい!」
「あの元気の良い青髪の娘は……」
「リポーターのシャクさんですね、彼女たちは各地の情報伝達を行ってくれています」
「それはご苦労なことだ……攻略が成功した暁には褒美を取らせてやらねばな」
ナスビの説明にユファンが頷く。
「参ります! ⁉」
タカが扉を蹴破ると、塔の中には多くの黒い人影が蠢いている。パトラが首を傾げる。
「この方々は?」
「人の生命力を吸収したことによって出来上がった影……ハサンさんの情報によれば、この塔の警備兵のようなものだそうです」
ナスビが説明する。オコマチが尋ねる。
「打倒して 問題はなき 相手かな」
「ええ、問題はありません!」
「突然に 影も吹き飛ぶ 強風か」
「!」
オコマチが句を詠むと、強風が吹きすさび、多くの影が消し飛ぶ。ナスビが感嘆とする。
「す、凄い……」
「こちらも片付いた……」
ナスビが視線を向けると、タカが苦無を片手に呟く。
「は、速い……流石タカ姉……」
「この階層は大丈夫そうですね……上に向かいましょう」
フジが他の五人を階段へと促して、皆で階段を上っていく。そして、いくつかの階層を経て、多くの影を撃波し、一番上の階層までたどり着く。ナスビが呟く。
「こ、ここが最上階層かしら……?」
「へえ、よく来たな……」
「⁉」
部屋の奥から迷彩色の服に身を包んだ、無精ひげを生やした中年男性がゆっくりと現れる。男性は茶色の短髪の頭を片手で撫でている。タカが呟く。
「人間……?」
「いや、随分な言い様だな。他に何に見える?」
男性は苦笑する。ユファンが笑う。
「どんな魑魅魍魎がいるかと身構えておったからのう」
「ある意味で 期待外れと がくりとす」
「いやいや、勝手にがっくりしないでくれよ!」
オコマチの句に男性が声を上げる。フジが尋ねる。
「お兄さんがこの塔の番人……八闘士ってことかしら?」
「ああ、そうだ。名前はスミスだ」
「モンスターの類を想像していたから……確かに拍子抜けね」
「それはそれは……ご期待に沿えなくて……こんな冴えないオジサンで申し訳ないね」
「あら? 大人の色気って感じで素敵よ?」
「え? そ、そうかい?」
「御三方もそうは思いませんか?」
「年齢に合った渋みを感じるわね」
「その辺の若造とはやはり違うな」
「年輪を 重ねて出づる いぶし銀」
フジの問いに美女の三人が肯定的な意見を述べる。
「い、いや、お姉さんたちみたいな美人さんたちに言われると照れちゃうな~」
スミスが鼻の下を伸ばす。フジが提案する。
「つまらない争いなんてやめちゃって、塔を下りて、皆でお酒でもどうかしら?」
「悪くないアイデアだね……って! 生憎そういう訳にはいかないんだよ!」
スミスが頭を左右にぶんぶんと振る。フジが苦笑する。
「あら残念。せっかく平和的な解決かと思ったのに」
「仕事だからね、この塔を守るのは」
「仕事だと? 使命などではないのか?」
ユファンの言葉にスミスは笑いながら首を振る。
「そんな大仰なことではないよ。あくまでも俺は雇われただけだから」
「雇われたですって?」
パトラが首を傾げる。スミスが大袈裟に両手を広げながら頷く。
「俺は世界中の戦場などを渡り歩く傭兵だからね。だが、最近良い仕事場が無くてね……」
肩を落とすスミスに対し、ナスビが戸惑う。
「だ、だからと言って八闘士ですか?」
「恥ずかしい話だが結構な金が入用でね……そこにエージェントを介してこの話が舞い込んできたから……そりゃあなるよね? 古の八闘士」
「い、いや、なるよねって言われても!」
「まあいいわ、さっさとお終いにする!」
「おっと!」
「!」
パトラが硬化した布を投げつける。スミスは驚きながらもそれを躱し、銃を撃って、布を砕く。ナスビが驚く。
「じゅ、銃⁉」
「俺の商売道具はこれだ……卑怯だとか言ってくれるなよ? 今みたいに訳の分からん攻撃をしてくる相手が多い世の中なんだから」
「飛び道具ならば! ぐっ⁉」
「うっ!」
毒の吹き矢を放とうとしたユファンと側にいたパトラが倒れ込む。
「お嬢様かと思ったら吹き矢とは……油断ならないね。あ、さっきの銃とは別の銃を使ったよ、命の心配はないが、しばらくは起き上がれないだろうね」
「名うての傭兵ってわけね……むしろ興味が湧いてきたわ」
フジがゆっくりと歩み寄る。スミスが銃口を向ける。
「それ以上近づいたら容赦なく撃つぜ」
「やれるものならやってご覧なさい!」
「ふん! 何⁉」
フジが距離を詰める。迎撃しようとしたスミスが体勢を崩す。フジが笑う。
「“幻惑香”を嗅いだわね! これを嗅ぐと、しばらくは動くことすら……なっ⁉」
フジが崩れ落ちる。スミスが銃を撃ったからである。
「危なかったぜ……」
「ど、どうして……⁉」
フジは目を疑う。スミスが両方の鼻の穴に銃弾を詰め、香を嗅がないようにしたのである。
「クノイチと戦うのは初めてに近いが……女アサシンには若いころ痛い目にあったんでね……奇策には奇策で対抗させてもらったよ」
「姉上! おのれ! ふざけた真似を!」
「! 速い!」
タカが一瞬でスミスの懐に入り、苦無を振るう。
「覚悟! がはっ⁉」
スミスの拳がカウンターパンチとなってタカの腹部に入る。タカがうずくまる。
「接近戦は不得手だと思ったかい? 残念、キャリアが違う……」
「タカ姉!」
「おっと動くなよ、当たったら痛いぜ?」
「くっ!」
ナスビが薙刀を構えるが、スミスがすかさず銃を向ける。ナスビは固まってしまう。
「姉とかなんとか……そうか、東方で暗躍するクノイチ三姉妹の噂は聞いたことがあるな、まさかこんな美人揃いとはね。出来れば違う形で会いたかったよ……」
「……」
オコマチがゆっくりと前に進み出る。スミスが戸惑いながらも銃口を向ける。
「その服はキモノ……だったか? 戦いづらそうだな、言った通り容赦しないぜ!」
スミスが銃を撃つ。オコマチが呟く。
「鉛玉 とんぼ返りで 持ち主に」
「ぐはっ⁉ バ、バカな、銃弾がターンしただと……ぐっ!」
スミスの撃った銃弾がスミス自身の体に当たり、スミスは悶絶する。オコマチが告げる。
「勝利への これ以上ない 好機かな」
「! はあ!」
飛び込んだナスビの薙刀がスミスを捉え、スミスは倒れ込む。
「どわっ! 養育費を稼かなきゃならないのに……」
「た、倒せた……」
ナスビが肩で息をしながら呟く。
「この南東の塔は我らの担当ということですが……」
「ちょっと、タカ、硬いわね~」
「堅い? 塔の守りがですか?」
「そうじゃなくて! 気持ちが硬いのよ! もうちょっとリ~ラックスして臨みなさい」
「リ~ラックスですか……?」
姉のフジの言葉にタカは困惑する。
「フジ姉! そんな言い方したって、タカ姉を変に混乱させるだけだから! いつも通りでいてくれればそれでいいのよ」
「ナスビ……それじゃ面白くないのよ」
「面白い面白くないの問題じゃないの……ってか、私の名前はナツコだから!」
「え~まだ父上のつけてくれた縁起の良い名前気に入ってないの~?」
「気に入るわけないでしょ⁉ よりにもよってナスビって!」
三姉妹の末妹のナスビが唇をぷいっと尖らせる。
「……こほん、お話はお済みかしら?」
パトラが尋ねる。ナスビが頭を下げる。
「し、失礼しました!」
「三姉妹 集えばまさに かしましい」
「呑気に句を詠んでおる場合か……どうやら正面から入っていくしかないようじゃな?」
オコマチのマイペースぶりに呆れながら、ユファンがナスビに問いかける。
「そ、そうです! 塔全体を強力な障壁魔法で覆っているようですので!」
「面倒だけど仕方ないわね、正面の扉から行きましょう」
パトラが呟くとタカが口を開く。
「恐れながら……御三方が危険を冒すことはないのではないかと……」
「塔を制圧せんと、この街から出ることも叶わぬ。良い街じゃが長期滞在の予定はない」
ユファンが答える。オコマチも独特な口調で答える。
「気遣いは 無用の儀にて いざ参る」
「……失礼しました。それでは参りましょう、タカ」
フジが頷くとタカが先導し、塔に近づく。
「あ! 『美女』と『狐の目』の二チームが塔に入ろうとしています! 頑張って下さい!」
「あの元気の良い青髪の娘は……」
「リポーターのシャクさんですね、彼女たちは各地の情報伝達を行ってくれています」
「それはご苦労なことだ……攻略が成功した暁には褒美を取らせてやらねばな」
ナスビの説明にユファンが頷く。
「参ります! ⁉」
タカが扉を蹴破ると、塔の中には多くの黒い人影が蠢いている。パトラが首を傾げる。
「この方々は?」
「人の生命力を吸収したことによって出来上がった影……ハサンさんの情報によれば、この塔の警備兵のようなものだそうです」
ナスビが説明する。オコマチが尋ねる。
「打倒して 問題はなき 相手かな」
「ええ、問題はありません!」
「突然に 影も吹き飛ぶ 強風か」
「!」
オコマチが句を詠むと、強風が吹きすさび、多くの影が消し飛ぶ。ナスビが感嘆とする。
「す、凄い……」
「こちらも片付いた……」
ナスビが視線を向けると、タカが苦無を片手に呟く。
「は、速い……流石タカ姉……」
「この階層は大丈夫そうですね……上に向かいましょう」
フジが他の五人を階段へと促して、皆で階段を上っていく。そして、いくつかの階層を経て、多くの影を撃波し、一番上の階層までたどり着く。ナスビが呟く。
「こ、ここが最上階層かしら……?」
「へえ、よく来たな……」
「⁉」
部屋の奥から迷彩色の服に身を包んだ、無精ひげを生やした中年男性がゆっくりと現れる。男性は茶色の短髪の頭を片手で撫でている。タカが呟く。
「人間……?」
「いや、随分な言い様だな。他に何に見える?」
男性は苦笑する。ユファンが笑う。
「どんな魑魅魍魎がいるかと身構えておったからのう」
「ある意味で 期待外れと がくりとす」
「いやいや、勝手にがっくりしないでくれよ!」
オコマチの句に男性が声を上げる。フジが尋ねる。
「お兄さんがこの塔の番人……八闘士ってことかしら?」
「ああ、そうだ。名前はスミスだ」
「モンスターの類を想像していたから……確かに拍子抜けね」
「それはそれは……ご期待に沿えなくて……こんな冴えないオジサンで申し訳ないね」
「あら? 大人の色気って感じで素敵よ?」
「え? そ、そうかい?」
「御三方もそうは思いませんか?」
「年齢に合った渋みを感じるわね」
「その辺の若造とはやはり違うな」
「年輪を 重ねて出づる いぶし銀」
フジの問いに美女の三人が肯定的な意見を述べる。
「い、いや、お姉さんたちみたいな美人さんたちに言われると照れちゃうな~」
スミスが鼻の下を伸ばす。フジが提案する。
「つまらない争いなんてやめちゃって、塔を下りて、皆でお酒でもどうかしら?」
「悪くないアイデアだね……って! 生憎そういう訳にはいかないんだよ!」
スミスが頭を左右にぶんぶんと振る。フジが苦笑する。
「あら残念。せっかく平和的な解決かと思ったのに」
「仕事だからね、この塔を守るのは」
「仕事だと? 使命などではないのか?」
ユファンの言葉にスミスは笑いながら首を振る。
「そんな大仰なことではないよ。あくまでも俺は雇われただけだから」
「雇われたですって?」
パトラが首を傾げる。スミスが大袈裟に両手を広げながら頷く。
「俺は世界中の戦場などを渡り歩く傭兵だからね。だが、最近良い仕事場が無くてね……」
肩を落とすスミスに対し、ナスビが戸惑う。
「だ、だからと言って八闘士ですか?」
「恥ずかしい話だが結構な金が入用でね……そこにエージェントを介してこの話が舞い込んできたから……そりゃあなるよね? 古の八闘士」
「い、いや、なるよねって言われても!」
「まあいいわ、さっさとお終いにする!」
「おっと!」
「!」
パトラが硬化した布を投げつける。スミスは驚きながらもそれを躱し、銃を撃って、布を砕く。ナスビが驚く。
「じゅ、銃⁉」
「俺の商売道具はこれだ……卑怯だとか言ってくれるなよ? 今みたいに訳の分からん攻撃をしてくる相手が多い世の中なんだから」
「飛び道具ならば! ぐっ⁉」
「うっ!」
毒の吹き矢を放とうとしたユファンと側にいたパトラが倒れ込む。
「お嬢様かと思ったら吹き矢とは……油断ならないね。あ、さっきの銃とは別の銃を使ったよ、命の心配はないが、しばらくは起き上がれないだろうね」
「名うての傭兵ってわけね……むしろ興味が湧いてきたわ」
フジがゆっくりと歩み寄る。スミスが銃口を向ける。
「それ以上近づいたら容赦なく撃つぜ」
「やれるものならやってご覧なさい!」
「ふん! 何⁉」
フジが距離を詰める。迎撃しようとしたスミスが体勢を崩す。フジが笑う。
「“幻惑香”を嗅いだわね! これを嗅ぐと、しばらくは動くことすら……なっ⁉」
フジが崩れ落ちる。スミスが銃を撃ったからである。
「危なかったぜ……」
「ど、どうして……⁉」
フジは目を疑う。スミスが両方の鼻の穴に銃弾を詰め、香を嗅がないようにしたのである。
「クノイチと戦うのは初めてに近いが……女アサシンには若いころ痛い目にあったんでね……奇策には奇策で対抗させてもらったよ」
「姉上! おのれ! ふざけた真似を!」
「! 速い!」
タカが一瞬でスミスの懐に入り、苦無を振るう。
「覚悟! がはっ⁉」
スミスの拳がカウンターパンチとなってタカの腹部に入る。タカがうずくまる。
「接近戦は不得手だと思ったかい? 残念、キャリアが違う……」
「タカ姉!」
「おっと動くなよ、当たったら痛いぜ?」
「くっ!」
ナスビが薙刀を構えるが、スミスがすかさず銃を向ける。ナスビは固まってしまう。
「姉とかなんとか……そうか、東方で暗躍するクノイチ三姉妹の噂は聞いたことがあるな、まさかこんな美人揃いとはね。出来れば違う形で会いたかったよ……」
「……」
オコマチがゆっくりと前に進み出る。スミスが戸惑いながらも銃口を向ける。
「その服はキモノ……だったか? 戦いづらそうだな、言った通り容赦しないぜ!」
スミスが銃を撃つ。オコマチが呟く。
「鉛玉 とんぼ返りで 持ち主に」
「ぐはっ⁉ バ、バカな、銃弾がターンしただと……ぐっ!」
スミスの撃った銃弾がスミス自身の体に当たり、スミスは悶絶する。オコマチが告げる。
「勝利への これ以上ない 好機かな」
「! はあ!」
飛び込んだナスビの薙刀がスミスを捉え、スミスは倒れ込む。
「どわっ! 養育費を稼かなきゃならないのに……」
「た、倒せた……」
ナスビが肩で息をしながら呟く。
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