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『ケース1:Dランク異世界でのまったりとしたスローライフを希望するCランク勇者ショー=ロークの場合』
第10話(2)掟破りには死を
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気が付くと、俺は腰に手ぬぐいを巻いているものの、ほぼ全裸のまま、磔状態にされてしまった。温泉でメラヌの言っていた言葉が少し聞こえたが、どうやらここは島のようである。しかも男子禁制の。禁制ということはある行為を禁ずることだ。つまり『男はこの島に立ち入り禁止!』という解釈で概ね間違ってはいないだろう。
その禁を俺は破ってしまったのだ。例え知らなかったこととはいえ、許されることとは思えない。それはこの島の島民たちが俺に向ける敵意むき出しの視線を感じれば、否が応でも理解する。もっとも中には見慣れない男の姿に対する、好奇の入り混じったような視線も感じるのだが。
改めて確認してみるとこの島はハーフリングという種族の縄張りである。しかも性別的に女しかいないようだ。そもそもハーフリングという種族は一般的には、身長が人間の半分ほどである点を除くと、人間によく似た種族だとされている。俺も他の世界で何度か見かけたことがある。はっきり言ってしまえば小柄な体格の種族だ。
俺も温泉で半裸だったとはいえ、その気になれば、俺を抑え込もうとする彼女らを逆に跳ね除けることも可能だったはずだ。というか当然試みようとした。だが、結果として、俺は呆気なく抑え込まれた。この世界では俺は良い様に言っても、力も速さもあくまで『平凡』な男に過ぎないという残酷すぎる現実を今更ながら容赦なく突き付けられてしまっている。俺は只々、そんな自分の現状を情けなく思い、うなだれることしか出来なかった。
「スビナエ様よ!」
歓声が上がり、磔になった俺の前に群がっていた女たちの列が左右に離れていく。一人のハーフリングが通る道を開ける為だ。この種族の中では比較的大柄な体格、それでも人間に比べると、小さな女の子くらい身長の女が俺の前に立つ。黒い髪で髪型はハーフアップだ。両耳のオシャレな耳飾りも印象的である。明るい色の長袖シャツとパンツを着ている。それほど厚手のものではなく、動きやすさを重視したような服装である。
「……」
スビナエと呼ばれた女は俺を黙って見つめている。俺も黙って見つめ返す。顔立ちは凛としているが、まだ若い印象も受ける。ハーフリングは人間同様、老いがはっきりしやすい種族だ。実際若いのだろう。ただ、この女は若くして、この島の長であるような雰囲気を醸し出している。周囲の者たちの強い尊敬の念がこもった眼差しからもそれはうかがえる。
「皆の者……」
スビナエが右手をすっと上げる。やや騒がしかったハーフリングたちがこの仕草を見て一斉に黙った。周囲を沈黙が支配する。スビナエは満足そうに頷くと、言葉をつなぐ。
「諸君らも知っての通り、この島は男子禁制である。数百年の長きに渡る掟だ。それをこの人間の男は破った。近年では二例目のことだ。前回の者はとり逃がしてしまったが、今回は皆の協力もあり、この者をこうして無事に取り押さえることが出来た。感謝する」
「……二例目?」
俺は小声で呟く。次の瞬間、スビナエは衝撃的な言葉を発する。
「掟を破ったことは許しがたい。この者を処刑する!」
「んなっ⁉」
「我が島の守り神であらせられるメガアリゲーター様! どうぞお召し上がり下さい!」
「‼」
スビナエの言葉に応じ、磔台の近くにある沼地から巨大なワニが姿を現した。ワニはその鋭い眼で俺を確認する。ちょっと待て、問答無用で食われるのか、俺は急いで心の中で『ポーズ』と『ヘルプ』と唱える。やや間があって、アヤコの声が聞こえる。
「ランチ中だったのに……はい、なんでしょうか?」
「呑気に飯を食っている場合か! 緊急事態だ!」
「緊急事態でもないのにいちいち呼び出されたら困りますよ……」
アヤコは相変わらず面倒臭そうな声で話す。
「こっちの状況は確認出来るか⁉」
「ちょっと待って下さい……半裸ですね。アレですか? 『勇者として鍛え上げた俺の肉体を見てくれ』ということですか? セクハラですよ?」
「注目するところが違う! ワニ! ワニ!」
「……わあ、おっきなワニさん……ああ、アレですか? 『こいつもデカいが俺のアリゲーターもなかなかのものだぜ』ってことが言いたいのですか? セクハラですよ?」
「何を言っているんだ、お前は!」
「私、ランチを邪魔されるのが一番嫌いなのですよ」
「それは謝る! いや、なんで謝るのか分からないが謝る! とにかく俺の状態だ!」
「……磔にされていますね」
「そうだ! 手足をきつく縛られていて、自由をすっかり奪われてしまっている! これはいわゆるよっぽどのアクシデントってやつじゃないか⁉」
「……つまり、助けろと?」
「そうだ!」
「勇者らしさゼロじゃないですか……」
「し、しかしだな! 味方の気まぐれな転移魔法で知らない島の温泉に転移させられたかと思ったら、いきなり現地民に拘束されたんだぞ! どうにもならんだろう⁉」
「まず、お味方に場所についてちゃんと確認するとか、自分は温泉には入らないという選択肢もあったのでは? 恰好から察するにしっかり温泉エンジョイしていますよね?」
「い、いや、俺だけ入らないとか言ったら、『空気読めない奴』ってなるだろ⁉」
「その程度の同調圧力に屈する勇者なんて、果たして勇者なのでしょうか?」
「と、とにかく想定外の連続だったんだ! ここは何らかの救済措置を頼めないか⁉」
「う~ん……まだ自力でギリギリなんとか行けるでしょう!」
「なっ⁉」
「ご健闘を祈ります。今度はせめて服を着て連絡して下さいね」
「ちょ! ちょ待っ! ……切りやがった」
正直ダメ元で頼んでみたのだが、案の定ダメだった。まあ、仕方が無い、ここは自力でなんとかするしかあるまい。実は考えはいくつか浮かんではいる。ただし、この巨大ワニはこの島の守り神というではないか。仮にワニに傷を付けるようなことがあっては、島民たちの気持ちをかえって逆撫でする恐れがある。何かないか?考えを巡らせる俺の脳裏にアヤコの最後の言葉がよぎる。
(……一か八か、やってみるか。ポーズ解除!)
ポーズ状態が解除され、時間が再び動き出す。巨大ワニが俺にゆっくりと迫ってくる。俺は力一杯叫ぶ。
「『一人大森林』!」
「⁉」
俺は木の魔法を使い、体中の毛穴という毛穴から、植物を生やす。大きな木、綺麗な花など様々だ。俺の体は植物にすっぽりと覆われた。予想外のことにワニがたじろぐ気配がしたのを感じ、俺は畳みかける。
「俺は森だ! 森の精だ! 俺を食っても美味くないぞ! やめとけ!」
「グ、グルル……」
ワニが後ずさりし、沼に戻って行く音が聞こえた。
「た、助かった……」
俺は安堵のため息をこぼす。一方、島民たちからは動揺する声が聞かれる。
「皆の者うろたえるな!」
スビナエが皆に声を掛ける。
「この者が禁を破ったのは事実……神が裁かぬのなら、我らが裁くだけのこと!」
「うえっ⁉」
「火をかけろ!」
ちょっと待った、そうくるか。さてどうする俺、動こうにも植物が絡みあって更に動き辛くなってしまっている。何をやっているんだ俺は。しばらくすると、松明に火が灯った気配がする。マズい、本当に燃やす気だ。
「ちょ、ちょっと待ってくれ! 冷静に話し合おう!」
「問答無用! 燃やしてしまえ―――⁉」
「あ~はいはい、面白かったけど、その辺で勘弁してあげて」
メラヌの声が上空から聞こえてくる。全身植物まみれの俺は心底ホッとする。
その禁を俺は破ってしまったのだ。例え知らなかったこととはいえ、許されることとは思えない。それはこの島の島民たちが俺に向ける敵意むき出しの視線を感じれば、否が応でも理解する。もっとも中には見慣れない男の姿に対する、好奇の入り混じったような視線も感じるのだが。
改めて確認してみるとこの島はハーフリングという種族の縄張りである。しかも性別的に女しかいないようだ。そもそもハーフリングという種族は一般的には、身長が人間の半分ほどである点を除くと、人間によく似た種族だとされている。俺も他の世界で何度か見かけたことがある。はっきり言ってしまえば小柄な体格の種族だ。
俺も温泉で半裸だったとはいえ、その気になれば、俺を抑え込もうとする彼女らを逆に跳ね除けることも可能だったはずだ。というか当然試みようとした。だが、結果として、俺は呆気なく抑え込まれた。この世界では俺は良い様に言っても、力も速さもあくまで『平凡』な男に過ぎないという残酷すぎる現実を今更ながら容赦なく突き付けられてしまっている。俺は只々、そんな自分の現状を情けなく思い、うなだれることしか出来なかった。
「スビナエ様よ!」
歓声が上がり、磔になった俺の前に群がっていた女たちの列が左右に離れていく。一人のハーフリングが通る道を開ける為だ。この種族の中では比較的大柄な体格、それでも人間に比べると、小さな女の子くらい身長の女が俺の前に立つ。黒い髪で髪型はハーフアップだ。両耳のオシャレな耳飾りも印象的である。明るい色の長袖シャツとパンツを着ている。それほど厚手のものではなく、動きやすさを重視したような服装である。
「……」
スビナエと呼ばれた女は俺を黙って見つめている。俺も黙って見つめ返す。顔立ちは凛としているが、まだ若い印象も受ける。ハーフリングは人間同様、老いがはっきりしやすい種族だ。実際若いのだろう。ただ、この女は若くして、この島の長であるような雰囲気を醸し出している。周囲の者たちの強い尊敬の念がこもった眼差しからもそれはうかがえる。
「皆の者……」
スビナエが右手をすっと上げる。やや騒がしかったハーフリングたちがこの仕草を見て一斉に黙った。周囲を沈黙が支配する。スビナエは満足そうに頷くと、言葉をつなぐ。
「諸君らも知っての通り、この島は男子禁制である。数百年の長きに渡る掟だ。それをこの人間の男は破った。近年では二例目のことだ。前回の者はとり逃がしてしまったが、今回は皆の協力もあり、この者をこうして無事に取り押さえることが出来た。感謝する」
「……二例目?」
俺は小声で呟く。次の瞬間、スビナエは衝撃的な言葉を発する。
「掟を破ったことは許しがたい。この者を処刑する!」
「んなっ⁉」
「我が島の守り神であらせられるメガアリゲーター様! どうぞお召し上がり下さい!」
「‼」
スビナエの言葉に応じ、磔台の近くにある沼地から巨大なワニが姿を現した。ワニはその鋭い眼で俺を確認する。ちょっと待て、問答無用で食われるのか、俺は急いで心の中で『ポーズ』と『ヘルプ』と唱える。やや間があって、アヤコの声が聞こえる。
「ランチ中だったのに……はい、なんでしょうか?」
「呑気に飯を食っている場合か! 緊急事態だ!」
「緊急事態でもないのにいちいち呼び出されたら困りますよ……」
アヤコは相変わらず面倒臭そうな声で話す。
「こっちの状況は確認出来るか⁉」
「ちょっと待って下さい……半裸ですね。アレですか? 『勇者として鍛え上げた俺の肉体を見てくれ』ということですか? セクハラですよ?」
「注目するところが違う! ワニ! ワニ!」
「……わあ、おっきなワニさん……ああ、アレですか? 『こいつもデカいが俺のアリゲーターもなかなかのものだぜ』ってことが言いたいのですか? セクハラですよ?」
「何を言っているんだ、お前は!」
「私、ランチを邪魔されるのが一番嫌いなのですよ」
「それは謝る! いや、なんで謝るのか分からないが謝る! とにかく俺の状態だ!」
「……磔にされていますね」
「そうだ! 手足をきつく縛られていて、自由をすっかり奪われてしまっている! これはいわゆるよっぽどのアクシデントってやつじゃないか⁉」
「……つまり、助けろと?」
「そうだ!」
「勇者らしさゼロじゃないですか……」
「し、しかしだな! 味方の気まぐれな転移魔法で知らない島の温泉に転移させられたかと思ったら、いきなり現地民に拘束されたんだぞ! どうにもならんだろう⁉」
「まず、お味方に場所についてちゃんと確認するとか、自分は温泉には入らないという選択肢もあったのでは? 恰好から察するにしっかり温泉エンジョイしていますよね?」
「い、いや、俺だけ入らないとか言ったら、『空気読めない奴』ってなるだろ⁉」
「その程度の同調圧力に屈する勇者なんて、果たして勇者なのでしょうか?」
「と、とにかく想定外の連続だったんだ! ここは何らかの救済措置を頼めないか⁉」
「う~ん……まだ自力でギリギリなんとか行けるでしょう!」
「なっ⁉」
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「ちょ! ちょ待っ! ……切りやがった」
正直ダメ元で頼んでみたのだが、案の定ダメだった。まあ、仕方が無い、ここは自力でなんとかするしかあるまい。実は考えはいくつか浮かんではいる。ただし、この巨大ワニはこの島の守り神というではないか。仮にワニに傷を付けるようなことがあっては、島民たちの気持ちをかえって逆撫でする恐れがある。何かないか?考えを巡らせる俺の脳裏にアヤコの最後の言葉がよぎる。
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ポーズ状態が解除され、時間が再び動き出す。巨大ワニが俺にゆっくりと迫ってくる。俺は力一杯叫ぶ。
「『一人大森林』!」
「⁉」
俺は木の魔法を使い、体中の毛穴という毛穴から、植物を生やす。大きな木、綺麗な花など様々だ。俺の体は植物にすっぽりと覆われた。予想外のことにワニがたじろぐ気配がしたのを感じ、俺は畳みかける。
「俺は森だ! 森の精だ! 俺を食っても美味くないぞ! やめとけ!」
「グ、グルル……」
ワニが後ずさりし、沼に戻って行く音が聞こえた。
「た、助かった……」
俺は安堵のため息をこぼす。一方、島民たちからは動揺する声が聞かれる。
「皆の者うろたえるな!」
スビナエが皆に声を掛ける。
「この者が禁を破ったのは事実……神が裁かぬのなら、我らが裁くだけのこと!」
「うえっ⁉」
「火をかけろ!」
ちょっと待った、そうくるか。さてどうする俺、動こうにも植物が絡みあって更に動き辛くなってしまっている。何をやっているんだ俺は。しばらくすると、松明に火が灯った気配がする。マズい、本当に燃やす気だ。
「ちょ、ちょっと待ってくれ! 冷静に話し合おう!」
「問答無用! 燃やしてしまえ―――⁉」
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