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ひとびとの思い
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にじんだ星をみてたら、先生の言葉を思い出す。太陽にだって寿命はある。
じゃあ、今みてる星にも寿命はあるんだね。先生がお星さまになったって、寿命はあるんだね。
「白バトさまー!!」
あたしは、力の限り夜空に向かってさけんでいた。だって、今この瞬間を一人でいたくない。誰かといっしょにいたい。
さけび声が、夜の闇にすいこまれていく。誰も答えてくれないと思ったら……。
「ウィィィィ、誰じゃ我をよぶのは。そこにおるのは……おっ、小娘ではないか。どうした、どうした」
後ろから、声がする。あわててふり返ったら、白バトさまが、ふらふらしながらこっちへ飛んで来た。赤い顔して、あたしの肩にとまった。
「明日は祭りの日。せっかく我がいい気分で飲んでおったのに。何用じゃ」
その口ばしから出る息は、ビールを飲んだお父さんと同じ匂いがした。
「酔《よ》っぱらってるの?」
「失敬《しっけい》な、酔っておらんわ。これしきの量で」
お父さんも、真っ赤な顔して同じことをよくいう。
「白バトさま、鳥目で夜は飛べなかったんじゃないの?」
「こまかいことを、いうでない。今日は無礼講《ぶれいこう》じゃ。ポッポッポッ」
酔っぱらいが笑ってるよ。これは、あとで何にも覚えてないパターン。
あたしが、先生を生き返らせてってお願いしたら、二つ返事でオーケイして次の日には忘れるんだきっと。
なんかバカバカしくなってきた。
「お酒なんて、この島にあるんだ」
「数年に一度、元島民が墓参りにくるのじゃ。その時、八幡様《はちまんさま》へお供《そな》えのお神酒《みき》も持ってくる。それじゃ」
「それって、八幡様のお酒でしょ」
「何をいう。八幡様に供えられたものは、神使である我のものでもある!」
ちょっと、ちがうような……まーいいや。八幡様がおゆるしなら。
「お祭りってなんなの? 明日は満月で、池がかがやく日なのに」
「おーその話を聞きたいか。どれどれ、ひとつ昔話をしようではないか」
これは、長くなるやつだ。あたしは、とっくにひっこんだ涙のかわりにため息をつく。石段に座り、かけらの入った袋を横へおいた。
のぼったばかりの月の光が、道のように海の上を、まっすぐこちらへのびていた。
肩からおりた白バトさまが、あたしの横で話し始めた。
「この島は、その昔神の島とよばれていたんじゃ。戦国時代までさかのぼること四百五十年前。ここに長嶋水軍《ながしますいぐん》の一党が住みつき、島の守り神として八幡神を勧請《かんじょう》したのが、この島の始まりだ」
「水軍ってたしか海賊だよね。でも、かんじょうってなに?」
「むっむっ、今どきの子どもにはちと難しいか。勧請とは、神を新たにおむかえするということじゃ」
「へー。ゲンたちのご先祖様は海賊なの?」
正直、八幡様の由来とか興味ないけど、ゲンたち島民の由来は気になる。
「まあ、一概《いちがい》にはいえぬかもしれんが、たぶんそうじゃ」
「じゃあ、あたしもそうなんだ。なんだか、かっこいいね」
「コホン。そして、その八幡神へ感謝をささげる祭りが、毎年八月の満月の夜に行われていた。今では、誰もその祭りを行うものはいない。せめて我ひとり、神と酒を酌《く》み交わしていたというわけじゃ。けして、酒におぼれていたのではない」
だいたい、酔っぱらいは飲む理由をいうよね。
「そのお祭りの日に星のかけらがひかって、ゲンたちは元の大きさにもどるの? 楽しみだな」
「そなた、ゲンたちの正体がわかったのか?」
「うん、ゲンはあたしのおじいちゃんで、サブ兄ちゃんは、おじいちゃんの友だちだった」
あたしは、肩をさげていった。
「おじいちゃんのなつかしい気持ちだけが、この島で遊んでるんだって」
「郷愁《きょうしゅう》もしくはノスタルジーというやつじゃな。廃村になり、この島に人影がとだえて数十年後、あれらはチラホラ姿をあらわした。この島で暮らしていた当時の姿そのままで。しかし、すべての住民ではなかった。郷愁が強いものだけ、ここへ帰って来たのだろう」
「なんで、そんなことがこの島でおこったの? やっぱり魔法?」
「魔法ではない、八幡様のご加護《かご》であろう」
「ごかご?」
「神が、民草《たみくさ》を守り助けることじゃ」
「たみくさ?」
「えーい、人間のことよ。つまりこの島でおこっている不思議なことはみな、八幡様のお力による。そういうことじゃ」
「ここって、神社なんだよね。なんで、おさいせん入れるところがないの?」
ここには鳥居しかない。木々と池があるだけで、神社っぽい建物はなんにもない。
「拝殿《はいでん》のことを申しておるのか。それはそれは立派な拝殿が、建っておった。しかし、落雷による火事で焼けたのだ。形あるものは、いずれなくなる」
白バトさまは、ふり返り池の向こうの暗闇をみつめた。あたしは、かかえたひざに頭をのせた。
「さっきね、先生が死んじゃった。いくら八幡様でも、死んだ人は生き返らせないよね」
「人命《じんめい》をあやつるは、神の本意《ほんい》ではない」
海をみおろしながら白バトさまはいった。その言葉の意味は全然わからなかったけど、無理だってことがわかった。
よし、明日ゲンたちが元の大きさにもどったら、家へ帰ろう。そして、この島での冒険をずっと覚えていよう。それでいいよね、先生。
星のかけらが入った袋を持ち、あたしは立ち上がった。
「そうだ、この星のかけらってなんなの? サブ兄ちゃんは力の源っていってたけど」
「あーそれは、記憶の断片《だんぺん》。かけらじゃ。つまりこの島での人々の思い出が形になったもの。元島民たちが、この島を思うたびふってくる。夜の闇は、人を昔へといざなうのじゃ」
白バトさまのいうことは、やっぱり難しい。でも、すごく大切なものなんだね。
「だんだん少なくなってるって――」
「この島が廃村になって六十年。高齢化が進み、思い出を持つものも少なくなった」
「じゃあ、そのうちなくなっちゃうの?」
「それは、我にもわからん」
酔いがすっかりさめたのか、白バトさまは胸をそらせ、夜空をみあげた。
じゃあ、今みてる星にも寿命はあるんだね。先生がお星さまになったって、寿命はあるんだね。
「白バトさまー!!」
あたしは、力の限り夜空に向かってさけんでいた。だって、今この瞬間を一人でいたくない。誰かといっしょにいたい。
さけび声が、夜の闇にすいこまれていく。誰も答えてくれないと思ったら……。
「ウィィィィ、誰じゃ我をよぶのは。そこにおるのは……おっ、小娘ではないか。どうした、どうした」
後ろから、声がする。あわててふり返ったら、白バトさまが、ふらふらしながらこっちへ飛んで来た。赤い顔して、あたしの肩にとまった。
「明日は祭りの日。せっかく我がいい気分で飲んでおったのに。何用じゃ」
その口ばしから出る息は、ビールを飲んだお父さんと同じ匂いがした。
「酔《よ》っぱらってるの?」
「失敬《しっけい》な、酔っておらんわ。これしきの量で」
お父さんも、真っ赤な顔して同じことをよくいう。
「白バトさま、鳥目で夜は飛べなかったんじゃないの?」
「こまかいことを、いうでない。今日は無礼講《ぶれいこう》じゃ。ポッポッポッ」
酔っぱらいが笑ってるよ。これは、あとで何にも覚えてないパターン。
あたしが、先生を生き返らせてってお願いしたら、二つ返事でオーケイして次の日には忘れるんだきっと。
なんかバカバカしくなってきた。
「お酒なんて、この島にあるんだ」
「数年に一度、元島民が墓参りにくるのじゃ。その時、八幡様《はちまんさま》へお供《そな》えのお神酒《みき》も持ってくる。それじゃ」
「それって、八幡様のお酒でしょ」
「何をいう。八幡様に供えられたものは、神使である我のものでもある!」
ちょっと、ちがうような……まーいいや。八幡様がおゆるしなら。
「お祭りってなんなの? 明日は満月で、池がかがやく日なのに」
「おーその話を聞きたいか。どれどれ、ひとつ昔話をしようではないか」
これは、長くなるやつだ。あたしは、とっくにひっこんだ涙のかわりにため息をつく。石段に座り、かけらの入った袋を横へおいた。
のぼったばかりの月の光が、道のように海の上を、まっすぐこちらへのびていた。
肩からおりた白バトさまが、あたしの横で話し始めた。
「この島は、その昔神の島とよばれていたんじゃ。戦国時代までさかのぼること四百五十年前。ここに長嶋水軍《ながしますいぐん》の一党が住みつき、島の守り神として八幡神を勧請《かんじょう》したのが、この島の始まりだ」
「水軍ってたしか海賊だよね。でも、かんじょうってなに?」
「むっむっ、今どきの子どもにはちと難しいか。勧請とは、神を新たにおむかえするということじゃ」
「へー。ゲンたちのご先祖様は海賊なの?」
正直、八幡様の由来とか興味ないけど、ゲンたち島民の由来は気になる。
「まあ、一概《いちがい》にはいえぬかもしれんが、たぶんそうじゃ」
「じゃあ、あたしもそうなんだ。なんだか、かっこいいね」
「コホン。そして、その八幡神へ感謝をささげる祭りが、毎年八月の満月の夜に行われていた。今では、誰もその祭りを行うものはいない。せめて我ひとり、神と酒を酌《く》み交わしていたというわけじゃ。けして、酒におぼれていたのではない」
だいたい、酔っぱらいは飲む理由をいうよね。
「そのお祭りの日に星のかけらがひかって、ゲンたちは元の大きさにもどるの? 楽しみだな」
「そなた、ゲンたちの正体がわかったのか?」
「うん、ゲンはあたしのおじいちゃんで、サブ兄ちゃんは、おじいちゃんの友だちだった」
あたしは、肩をさげていった。
「おじいちゃんのなつかしい気持ちだけが、この島で遊んでるんだって」
「郷愁《きょうしゅう》もしくはノスタルジーというやつじゃな。廃村になり、この島に人影がとだえて数十年後、あれらはチラホラ姿をあらわした。この島で暮らしていた当時の姿そのままで。しかし、すべての住民ではなかった。郷愁が強いものだけ、ここへ帰って来たのだろう」
「なんで、そんなことがこの島でおこったの? やっぱり魔法?」
「魔法ではない、八幡様のご加護《かご》であろう」
「ごかご?」
「神が、民草《たみくさ》を守り助けることじゃ」
「たみくさ?」
「えーい、人間のことよ。つまりこの島でおこっている不思議なことはみな、八幡様のお力による。そういうことじゃ」
「ここって、神社なんだよね。なんで、おさいせん入れるところがないの?」
ここには鳥居しかない。木々と池があるだけで、神社っぽい建物はなんにもない。
「拝殿《はいでん》のことを申しておるのか。それはそれは立派な拝殿が、建っておった。しかし、落雷による火事で焼けたのだ。形あるものは、いずれなくなる」
白バトさまは、ふり返り池の向こうの暗闇をみつめた。あたしは、かかえたひざに頭をのせた。
「さっきね、先生が死んじゃった。いくら八幡様でも、死んだ人は生き返らせないよね」
「人命《じんめい》をあやつるは、神の本意《ほんい》ではない」
海をみおろしながら白バトさまはいった。その言葉の意味は全然わからなかったけど、無理だってことがわかった。
よし、明日ゲンたちが元の大きさにもどったら、家へ帰ろう。そして、この島での冒険をずっと覚えていよう。それでいいよね、先生。
星のかけらが入った袋を持ち、あたしは立ち上がった。
「そうだ、この星のかけらってなんなの? サブ兄ちゃんは力の源っていってたけど」
「あーそれは、記憶の断片《だんぺん》。かけらじゃ。つまりこの島での人々の思い出が形になったもの。元島民たちが、この島を思うたびふってくる。夜の闇は、人を昔へといざなうのじゃ」
白バトさまのいうことは、やっぱり難しい。でも、すごく大切なものなんだね。
「だんだん少なくなってるって――」
「この島が廃村になって六十年。高齢化が進み、思い出を持つものも少なくなった」
「じゃあ、そのうちなくなっちゃうの?」
「それは、我にもわからん」
酔いがすっかりさめたのか、白バトさまは胸をそらせ、夜空をみあげた。
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