ただの野良猫が人間になったとき、

吾輩は猫である。いや、半分は猫である。ある日目が覚めたらヒトになっていた。しかし完全なヒトの状態ではなく、雨に濡れると猫に戻ってしまう。ある雨の日、青年が現れ僕を保護してくれた。彼の名は夏目湊というらしい。高校生だが、アパートで独り暮らしをしておりびしょ濡れの僕を抱き上げてお風呂に入れてくれた。気持ちいにゃあ…。しかしそのあと待っていたのはドライヤー。まずいっ、乾いたらヒトの姿になっちゃうにゃ！！

っぽん！
「あ、こんにちは」

「うわああああ！！！！！」

猫と男子高校生のほのぼのコメディ。


夏目湊....高校二年生　学年順位１位で生徒会長もしている完璧人間に見えるが実は目立つことは嫌いで生徒会もやりたくないと思っている。学校の王子。

鈴...湊に保護してもらった猫。ある日ヒトになったが、水にぬれるとまた猫も姿に戻ってしまう。

菊川壮馬...湊の親友。生徒会の書記として湊と共に活動している。ただのチャラいやつに見られるが実は真面目で頭も良い。