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第4章 黄金コンビの光と闇
第43話 巨悪嫌疑
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千葉君から話を聞いて、あまりその場で留まっているのもよくないと別れた後。
俺は悶々とした気持ちのままに、試験課のフロアである地下一階に降りていた。
「うーん……」
千葉君から聞いた話を思い返しながら、俺は唸った。
シロクラボ株式会社のことは、俺もよく知っている。戦後、高度経済成長期の頃からずっと運営されている日本最古の現代式護符工房で、護符の名前を唱えて効果を発動させる形式の護符はあそこ発祥だ。現代の護符戦闘の礎を築いたとも言われ、符術士専門学校でも真っ先にここの護符が扱われる。
大手も大手、最大手だ。だからこそ、黒い噂もつきまとう。
悩みながら俺が自分の席に腰を下ろすと、ちょうどこちらに歩み寄ってきていた標さんが声をかけてきた。
「交野君、どうしたの。随分降りてくるのが遅かったけれど」
「あー……うーん」
標さんの、ともすれば何でも無いような問いかけに、俺は言葉に詰まった。
牟礼さんや間渕さんと違い、標さんは他の会社から派遣社員としてアルテスタに出向してきている。ということはつまり、うちの会社以外の環境を知っている、ということだ。符術士としての経歴も、今課長ほどではないにせよ長かったはず。
だから俺は、意を決して標さんに声をかけた。
「標さん、標さんって確か、株式会社アリエスからの出向っすよね」
「そうだね。アリエスからこっちに来て、もうちょっとで2年かな」
俺の問いかけにすんと鼻を鳴らしながら標さんが答える。株式会社アリエスはアルテスタと違い、符術士派遣会社だ。護符を作ることよりも護符を使って魔物を退治することに重きを置いている。ということはいろんな工房の護符に触れているはずだ。
標さんの言葉に、俺は思い切って言葉を投げかける。
「じゃああの、シロクラボについての話って、アリエスにも入ってくるもんっすか」
「はーん」
俺の言葉に、何かを察した様子で標さんが言葉を漏らした。面白そうな顔をして標さんが俺に言う。
「さては交野君、誰かが噂しているのを聞いたかな」
「まあ、その……そうっすね」
標さんの言葉に、視線を逸らしながら俺は答えた。正直、あんまり大っぴらに話すのもどうか、という話題である。
何しろ、相手は巨大企業。簡単に言葉に出していい相手ではない。しかし、標さんはそれを見越したかのように俺に言ってきた。
「まあそりゃね。護符開発企業としては日本国内最大手、会社の歴史も特に長い、抱えている職人の数も、符術士の数も膨大。悪い噂なんて、立たないほうがおかしい」
そう話しながら、標さんはゆっくりと歩を進めてきた。俺の隣に歩み寄りながら、そっと言葉をかけてくる。
「ただね、シロクラボに関しては、噂の信憑性を補強する要素っていうのが、いくつかあるんだ」
「信憑性を、補強する……?」
囁くように、面白がるように話してくる標さんの言葉をオウム返しすると、俺の肩を叩きながら標さんが話し始めた。
「交野君、警視庁の魔物出現アラートは知ってるでしょ。あれ、どうやって魔物が出たかを確認しているか、知ってる?」
「えー……確か衛星映像で見てるんっすよね、超高解像度のカメラと、魔素カメラを組み合わせて、魔物の出現位置を割り出しているんだって」
標さんの言葉にすぐさま俺は頷いた。警視庁の公開している魔物出現アラートには、俺も常々お世話になっている。今日の仕事の時にも、アラートがあったおかげで俺はすぐさま現場に急行することが出来た。
俺の反応に頷きながら、標さんが言葉を続ける。
「そういうこと。警視庁のアラートは魔物監視衛星MOSCATと、魔素感知衛星はなぶさのそれぞれの画像を組み合わせて、魔素の濃い場所に存在する魔物を発見し、アラートを上げている。勿論、魔素症の患者さんから出ているパルスを検知した上でね。この検出精度は世界的に見ても非常に高い」
ゆっくりと、噛み含めるように言いながら標さんは俺に説明した。
魔物監視衛星MOSCATと魔素感知衛星はなぶさの合わせ技は、日本の警察独自の技術だ。勿論世界の各国は魔素感知衛星を持っているし、国によっては独自の魔物監視衛星を持っているが、これらの衛星の映像を複合的に活用し、魔物の出現を察知する日本の技術は、世界でも高く評価されている。
つまりは、MOSCATの高精度の映像で人間以外の、魔物の存在を確認し、そこにはなぶさの魔素感知を重ね合わせ、その上で魔素症深度四の患者のパルスを検知して、パルスを発しないで魔素を発する、魔物の姿を捉えてアラートを上げているのだ。
それを踏まえた上で、標さんが指を一本立てる。
「ただし、この監視システムにも穴がある。密閉された建物内で出現した魔物は発見できないんだ」
「あ……っ」
その言葉を聞いて俺は声を漏らした。
確かに、衛星の映像で見れるのは衛星のカメラに映る部分だけ。建物の中とか、地下とか、そういう場所では魔物の姿は映らないのだ。
はなぶさの魔素感知カメラにしても、魔素の濃い薄いを見る形になる。換気口があるような場所ならそこから魔素が排出されるが、そうした換気口がない場所だったらどうなるか。
つまり、魔素が外に出ていかない、魔物監視衛星のカメラに映らない場所では、アラートを上げようがないのだ。
「魔素は空気中に広く、普遍的に存在する。はなぶさの魔素感知も、魔素の特別濃いところを発見することしか出来ない。魔素の有無で検出をかけたら、日本国内どころか全世界どこでもアラートが鳴らせちゃうからね」
ゆっくりと俺の周りを歩きながら標さんが言う。
彼の言う通り、はなぶさの魔素感知カメラは魔素の有無でアラートを上げていない。そもそもこの地球にも魔素は普遍的にあるものなのだ。魔素の有無でアラートを上げていたら、それこそキリがない。
自分の額にトンと指を置きながら、標さんが説明を続けた。
「だから、MOSCATとはなぶさの合わせ技だと地下街とか、施設内とか、そういうところで発生した魔物は感知できない。そういう場所で出現した魔物は、現地からの通報に頼るしか無いわけ」
そこまで話して、標さんが言葉を区切る。そして俺の肩に手を置き、耳元で囁くように言ってきた。
「じゃ、ここで問題。もしその施設が魔物の出現を通報しなかったら、どうなると思う?」
「あ……あー」
その言葉を聞いて、俺は納得するように言葉を漏らした。
密閉された室内。カメラには映らない。そこでの魔物の出現があったとして、アラートのシステムで検知は出来ない。
そうなるとその建物の所有者なり、入居するテナントなりの通報で感知されるわけだが、その所有者なりテナントなりが通報しなかったら、真相は闇の中だ。
「もし万が一シロクラボのビルの中で魔物が発生しても、それをシロクラボが通報しなかったら、誰にも分からない、って……そういうことっすか」
「そう。現に東京都千代田区霞が関で魔物が発生した、というアラートは、ほとんど上がってないんだよね。あそこだけぽっかりと穴が開いている。あまりにも不自然だってわけだ」
確認するように俺が問いかけると、標さんは小さく頷いた。
確かに、霞が関の周辺で魔物が出現した、という話はあまり、どころかほとんど耳にしない。霞が関は日本の政治の中心部、そりゃあ魔物の出現があったところでどうにでも出来るだろう。
しかし、自衛隊にしろ警察にしろ、そういう組織が出動したのなら何かしらの履歴が警察署側に残っているだろう。しかしこのケースでは、そうした履歴は一切残されていないのだ。
だが、そこで抗弁するかのように俺は問いかける。
「で、でも、自分たちで出現した魔物をどうにか出来るんなら……」
「そう、まぁどうにか出来るだろうね。でも建物内にピンポイントに『ゲート』が開いて魔物が出現するなんて状況、果たしてどれだけあるかな?」
どうにか出来るなら何も問題ないのでは。そう話そうとした俺に、標さんが立てていた人差し指をゆっくり振った。
そう、魔物が出現したことに備えるならともかく、自分が魔物を召喚するなど狂気の沙汰なのだ。一つ間違えれば自分だけではない、友人も、仲間も、スポンサーをも被害に遭わせてしまう。
しかし、それをシロクラボがやっていないという確証は持てない。何しろ、何も検知できないのだ。そしてその周辺地域で何の魔物も出現していないのだ。疑わないほうがおかしい。
「ま、それだけじゃないよ。自分から『ゲート』を開いて魔物を召喚しているとか、非合法の護符を下請けに作らせているとか……悪い噂は尽きない会社だ。明神社長と四十万社長は昔からの知り合いだって言うけれど、どうだかねぇ」
「うーん……」
俺の手元にあった紙を拾い上げながら標さんが言うのを、俺は唸りながら聞いていた。
彼の言葉に、間違っていると思われる箇所はない。怪しいのはその通り、怪しいにしても、方向性が大きく違う。
悩んで声を漏らす俺を置いて、標さんが自分の席に戻っていく。彼の持っていた紙がふと自分の机に降りて、それを見るとそこには、こう書かれていた。
護符の試験は魔物を使う。
その言葉に、俺は目を見開いた。
当たり前の言葉だ。確かに護符の実装試験には魔物を使う。しかし、それを改めて言う、ということは。
標さんの残していった言葉を目にしながら、俺はますます難しい表情になっていった。
俺は悶々とした気持ちのままに、試験課のフロアである地下一階に降りていた。
「うーん……」
千葉君から聞いた話を思い返しながら、俺は唸った。
シロクラボ株式会社のことは、俺もよく知っている。戦後、高度経済成長期の頃からずっと運営されている日本最古の現代式護符工房で、護符の名前を唱えて効果を発動させる形式の護符はあそこ発祥だ。現代の護符戦闘の礎を築いたとも言われ、符術士専門学校でも真っ先にここの護符が扱われる。
大手も大手、最大手だ。だからこそ、黒い噂もつきまとう。
悩みながら俺が自分の席に腰を下ろすと、ちょうどこちらに歩み寄ってきていた標さんが声をかけてきた。
「交野君、どうしたの。随分降りてくるのが遅かったけれど」
「あー……うーん」
標さんの、ともすれば何でも無いような問いかけに、俺は言葉に詰まった。
牟礼さんや間渕さんと違い、標さんは他の会社から派遣社員としてアルテスタに出向してきている。ということはつまり、うちの会社以外の環境を知っている、ということだ。符術士としての経歴も、今課長ほどではないにせよ長かったはず。
だから俺は、意を決して標さんに声をかけた。
「標さん、標さんって確か、株式会社アリエスからの出向っすよね」
「そうだね。アリエスからこっちに来て、もうちょっとで2年かな」
俺の問いかけにすんと鼻を鳴らしながら標さんが答える。株式会社アリエスはアルテスタと違い、符術士派遣会社だ。護符を作ることよりも護符を使って魔物を退治することに重きを置いている。ということはいろんな工房の護符に触れているはずだ。
標さんの言葉に、俺は思い切って言葉を投げかける。
「じゃああの、シロクラボについての話って、アリエスにも入ってくるもんっすか」
「はーん」
俺の言葉に、何かを察した様子で標さんが言葉を漏らした。面白そうな顔をして標さんが俺に言う。
「さては交野君、誰かが噂しているのを聞いたかな」
「まあ、その……そうっすね」
標さんの言葉に、視線を逸らしながら俺は答えた。正直、あんまり大っぴらに話すのもどうか、という話題である。
何しろ、相手は巨大企業。簡単に言葉に出していい相手ではない。しかし、標さんはそれを見越したかのように俺に言ってきた。
「まあそりゃね。護符開発企業としては日本国内最大手、会社の歴史も特に長い、抱えている職人の数も、符術士の数も膨大。悪い噂なんて、立たないほうがおかしい」
そう話しながら、標さんはゆっくりと歩を進めてきた。俺の隣に歩み寄りながら、そっと言葉をかけてくる。
「ただね、シロクラボに関しては、噂の信憑性を補強する要素っていうのが、いくつかあるんだ」
「信憑性を、補強する……?」
囁くように、面白がるように話してくる標さんの言葉をオウム返しすると、俺の肩を叩きながら標さんが話し始めた。
「交野君、警視庁の魔物出現アラートは知ってるでしょ。あれ、どうやって魔物が出たかを確認しているか、知ってる?」
「えー……確か衛星映像で見てるんっすよね、超高解像度のカメラと、魔素カメラを組み合わせて、魔物の出現位置を割り出しているんだって」
標さんの言葉にすぐさま俺は頷いた。警視庁の公開している魔物出現アラートには、俺も常々お世話になっている。今日の仕事の時にも、アラートがあったおかげで俺はすぐさま現場に急行することが出来た。
俺の反応に頷きながら、標さんが言葉を続ける。
「そういうこと。警視庁のアラートは魔物監視衛星MOSCATと、魔素感知衛星はなぶさのそれぞれの画像を組み合わせて、魔素の濃い場所に存在する魔物を発見し、アラートを上げている。勿論、魔素症の患者さんから出ているパルスを検知した上でね。この検出精度は世界的に見ても非常に高い」
ゆっくりと、噛み含めるように言いながら標さんは俺に説明した。
魔物監視衛星MOSCATと魔素感知衛星はなぶさの合わせ技は、日本の警察独自の技術だ。勿論世界の各国は魔素感知衛星を持っているし、国によっては独自の魔物監視衛星を持っているが、これらの衛星の映像を複合的に活用し、魔物の出現を察知する日本の技術は、世界でも高く評価されている。
つまりは、MOSCATの高精度の映像で人間以外の、魔物の存在を確認し、そこにはなぶさの魔素感知を重ね合わせ、その上で魔素症深度四の患者のパルスを検知して、パルスを発しないで魔素を発する、魔物の姿を捉えてアラートを上げているのだ。
それを踏まえた上で、標さんが指を一本立てる。
「ただし、この監視システムにも穴がある。密閉された建物内で出現した魔物は発見できないんだ」
「あ……っ」
その言葉を聞いて俺は声を漏らした。
確かに、衛星の映像で見れるのは衛星のカメラに映る部分だけ。建物の中とか、地下とか、そういう場所では魔物の姿は映らないのだ。
はなぶさの魔素感知カメラにしても、魔素の濃い薄いを見る形になる。換気口があるような場所ならそこから魔素が排出されるが、そうした換気口がない場所だったらどうなるか。
つまり、魔素が外に出ていかない、魔物監視衛星のカメラに映らない場所では、アラートを上げようがないのだ。
「魔素は空気中に広く、普遍的に存在する。はなぶさの魔素感知も、魔素の特別濃いところを発見することしか出来ない。魔素の有無で検出をかけたら、日本国内どころか全世界どこでもアラートが鳴らせちゃうからね」
ゆっくりと俺の周りを歩きながら標さんが言う。
彼の言う通り、はなぶさの魔素感知カメラは魔素の有無でアラートを上げていない。そもそもこの地球にも魔素は普遍的にあるものなのだ。魔素の有無でアラートを上げていたら、それこそキリがない。
自分の額にトンと指を置きながら、標さんが説明を続けた。
「だから、MOSCATとはなぶさの合わせ技だと地下街とか、施設内とか、そういうところで発生した魔物は感知できない。そういう場所で出現した魔物は、現地からの通報に頼るしか無いわけ」
そこまで話して、標さんが言葉を区切る。そして俺の肩に手を置き、耳元で囁くように言ってきた。
「じゃ、ここで問題。もしその施設が魔物の出現を通報しなかったら、どうなると思う?」
「あ……あー」
その言葉を聞いて、俺は納得するように言葉を漏らした。
密閉された室内。カメラには映らない。そこでの魔物の出現があったとして、アラートのシステムで検知は出来ない。
そうなるとその建物の所有者なり、入居するテナントなりの通報で感知されるわけだが、その所有者なりテナントなりが通報しなかったら、真相は闇の中だ。
「もし万が一シロクラボのビルの中で魔物が発生しても、それをシロクラボが通報しなかったら、誰にも分からない、って……そういうことっすか」
「そう。現に東京都千代田区霞が関で魔物が発生した、というアラートは、ほとんど上がってないんだよね。あそこだけぽっかりと穴が開いている。あまりにも不自然だってわけだ」
確認するように俺が問いかけると、標さんは小さく頷いた。
確かに、霞が関の周辺で魔物が出現した、という話はあまり、どころかほとんど耳にしない。霞が関は日本の政治の中心部、そりゃあ魔物の出現があったところでどうにでも出来るだろう。
しかし、自衛隊にしろ警察にしろ、そういう組織が出動したのなら何かしらの履歴が警察署側に残っているだろう。しかしこのケースでは、そうした履歴は一切残されていないのだ。
だが、そこで抗弁するかのように俺は問いかける。
「で、でも、自分たちで出現した魔物をどうにか出来るんなら……」
「そう、まぁどうにか出来るだろうね。でも建物内にピンポイントに『ゲート』が開いて魔物が出現するなんて状況、果たしてどれだけあるかな?」
どうにか出来るなら何も問題ないのでは。そう話そうとした俺に、標さんが立てていた人差し指をゆっくり振った。
そう、魔物が出現したことに備えるならともかく、自分が魔物を召喚するなど狂気の沙汰なのだ。一つ間違えれば自分だけではない、友人も、仲間も、スポンサーをも被害に遭わせてしまう。
しかし、それをシロクラボがやっていないという確証は持てない。何しろ、何も検知できないのだ。そしてその周辺地域で何の魔物も出現していないのだ。疑わないほうがおかしい。
「ま、それだけじゃないよ。自分から『ゲート』を開いて魔物を召喚しているとか、非合法の護符を下請けに作らせているとか……悪い噂は尽きない会社だ。明神社長と四十万社長は昔からの知り合いだって言うけれど、どうだかねぇ」
「うーん……」
俺の手元にあった紙を拾い上げながら標さんが言うのを、俺は唸りながら聞いていた。
彼の言葉に、間違っていると思われる箇所はない。怪しいのはその通り、怪しいにしても、方向性が大きく違う。
悩んで声を漏らす俺を置いて、標さんが自分の席に戻っていく。彼の持っていた紙がふと自分の机に降りて、それを見るとそこには、こう書かれていた。
護符の試験は魔物を使う。
その言葉に、俺は目を見開いた。
当たり前の言葉だ。確かに護符の実装試験には魔物を使う。しかし、それを改めて言う、ということは。
標さんの残していった言葉を目にしながら、俺はますます難しい表情になっていった。
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❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
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