34 / 46
第3章 日本の魔物と符術士の権利
第31話 人魔有権
しおりを挟む
翌日の朝、朝食を食べてしばらくした頃。
俺のベッドの前には、昨日に俺を診てくれた初老の先生と、今朝に朝食を運んでくれた女性看護師がいた。
「交野さん、移植する腕が用意できましたよ」
女性看護師がにっこり笑いながら俺に声をかけてくる。それに対し、驚きに目を見張る俺だ。
昨日の今日だ。そんなにすぐに、俺に移植する腕の用意が出来るとは、ちょっと思っていなくて。虚を突かれた格好だ。
「早いっすね」
「幸い、君の体格にちょうどいい右腕の用意があってね。すぐに用意することが出来た」
素直に述べれば、初老の先生がこくりと頷きながら言葉を返す。そのまま手元から一枚の書類を取り出し、俺に差し出した。
「腕の情報がこれだ。ウェアウルフ種男性、組織年齢二十代後半、取得年月日2019年3月28日。筋力レベルも骨密度も、前衛型符術士に移植するのに申し分ない」
「ウェアウルフ……」
書類は、俺に移植する魔物の腕の詳細情報を書いたものだった。それを受け取りながら、俺の視線はちらちら、隣のベッドに向かう。
ウェアウルフ種の男性の腕。どうしたって、昨日にさんざん話をした、隣の鷹嘴さんが気にかかる。今日は朝食も取らずに、組織取得のためにと別室に運ばれて行っていた。
どうなんだろう、俺の腕には、彼の腕がくっつくのだろうか。
俺の想いを読み取ったか、初老の先生が微笑ましく笑う。
「期待したかい?」
「いえ、そんな……いやまぁ、その、全く期待しなかったかって言うと、嘘になるっすけど」
鷹嘴さんと親しそうな声色で話す先生に、俺も苦笑を向けた。俺自身、鷹嘴さんの腕が自分にくっついたらいいな、とか、思わなかったわけではないのだ。父の恩師の腕なのだから。
俺の返事に、首元に手をやりながら先生が話し始める。
「その様子だと、鷹嘴さんとは、もう話をしたかな」
「はい……いろいろと」
先生の言葉に、俺は何となく恥ずかしくなった。軽く視線を逸らしながら返事を返すと、苦笑しながら先生が頭を小さく左右に振る。
「まぁ、残念ながらという話になるが、鷹嘴さんから取得した腕ではないよ。さすがの彼も、三十歳より若い腕は生やせない」
その言葉に、俺はきっと口をぽかんと開いて、驚きに目を見張っていたことだろう。
鷹嘴さんなら、自分の年齢よりも若い組織を復元することなど、訳もないはずだ。あの能力は文字通り『肉体を復元する』能力。だからこそ彼も、あれだけ若々しい身体でいられるわけで。
俺は首を傾げながら、手元の資料に目を落としつつ口を開いた。
「復元能持ちなら、組織年齢を若く保つなんてこと、平気で出来るんじゃないんっすか?」
鷹嘴さんがこの場にいないのに話に出すことを申し訳なく思いながら、俺は問いかける。それに対して、先生はまたも頭を振った。
「復元した結果、肉体年齢が若くなっているということはその通りなんだ。でも、あくまである特定の時期の肉体を、失った後に生やしているだけに過ぎない。
鷹嘴さんが復元能を獲得したのは三十九歳の頃。生えてくる組織も三十九歳の頃のものだ。だから彼の肉体年齢は、だいたい四十歳前半が保たれているというわけ」
「はあ……」
先生の話す内容に、俺はため息をつく他なかった。
若くいられる年齢には限度があるとはいえ、よくよく、チートな能力である。七十過ぎでも四十手前の肉体でいられるとか。衰え知らずだ。そりゃ、頻繁にドナーになりに来るわけである。
と、さすがに他の患者さんのプライベートな話。看護師がムッとした表情で釘を刺す。
「先生、患者さんのプライベートな情報ですよ、それ」
「おっと、いかんいかん。こことの付き合いが長いから、ついね」
そう話して、小さく笑う先生だ。付き合いが長いということは、鷹嘴さんはよくこの病院に入院しているのだろうか。
それに問いかけをしようかと思案したが、きっとそれはすべきではない。彼のプライベートな部分だ。
俺が口を噤んだのを見て、先生がぽんと両手を打った。
「ま、ともかくだ。あんまり待たせても君の生活に支障があるから、早いところ移植と神経接続をしよう。移植と同時に人工皮膚に置き換えていくが、一度にいっぺんに、とはいかない。一日か二日は魔物の腕のままで生活してもらうことになるが、我慢してほしい」
「はい……分かりました」
先生の発した言葉に、俺は神妙な面持ちで頷く。
人工皮膚を貼り付けるのも、一度にまとめて、とはいかないのが外皮形成手術だ。慎重に剥がして、慎重に貼り付けて、定着するまで待って、としないとならないから、時間がどうしてもかかる。
さらには、爪の整形も必要だ。獣のような丸爪ではないけれど先が尖っているし、材質も硬い。人間として生活を送るには、そのままでは少々不便だ。
「それと移植と同時に神経を接続するけど、しばらく……一週間くらいかな、動かしにくかったりすることがあると思う。移植に当たってどうしても起こってしまうことだから、これも我慢してくれ」
「……はい」
続けての言葉にも、俺は静かに頷く。
これもまた、仕方ないことだ。いくら魔物の組織が人体との親和性があるにしたって、接続が繋いですぐに起こるわけはないし、スムーズに動かせるようになるはずがない。魔素の力を借りずに一週間で動かせるようになるだけでも、凄いことだ。
これで、手術前の説明は以上のはずだ。看護師が、病室の外から運んできたストレッチャーの床面を、そっと叩く。
「それでは、交野さん、手術室に向かいます。こちらのストレッチャーに乗ってください」
「お願いします」
「心配しなくていいよ、すぐに終わる」
身体を動かし、ストレッチャーの上に乗って、横たわると。そのまま、看護師がストレッチャーを押して移動を始めた。
外科手術室はB棟の3階だったはずだ。A棟の中を通り、渡り廊下を通り、エレベーターで下に降りる必要がある。
そして渡り廊下の手前には患者同士が交流に使う談話室があるのだ。朝食後のタイミングということもあり、ベッドに縛られていない患者たちで、談話室はなかなか賑やかだ。
そしてチラと見るだけでも、人間の姿をしていない『ヒト』が、結構いる。動物の特徴を持つ獣人種は勿論のこと、獣人種よりは人間寄りな見た目をした賢獣種の魔物や、機械やら鉱石やらで構成された身体を持つ機人種の魔物も見えた。
「こうして見てると、病院の中、魔物の患者さんも結構、いるんっすね」
「不思議かい?」
談話室を通り過ぎながら先生に声をかけると、ストレッチャーの隣を歩く先生が、俺を見下ろした。
その言葉に、俺は素直に頷く。横たわったままなのでほんの小さくだけれど。
「人間の病院と、魔物の病院と、分かれているもんだと思ってました。動物病院みたいに」
「はは、なるほど」
俺の発言に、先生はからからと笑った。
実際、魔物を専門に診るという医者はいるし、逆に俺は人間しか診れないぞと公言する医者もいる。それだけ、魔物の肉体は人間とは大きく異なるのだ。
肉体を構成する大きな要素である魔素は無論。毒になる血液、驚異的な運動能力、人間と会話出来る言語能力。
そんな魔物たちとたくさん触れ合ってきたであろう先生が、ストレッチャーに手を添えながら口を開く。
「あれらの魔物の中には、深度三や深度四の魔素症患者もいれば、地球生まれの魔物もいる。魔物と一口に言っても、異世界からやってくる魔物ばかりが魔物じゃない。日本国民として認められる魔物には、日本で医者にかかる権利があるわけだ」
先生の言葉に、俺はハッとした。
そう、魔物も全てが、異世界からやって来て、人間に敵対的なわけではないのだ。
牟礼さんや今課長、鷹嘴さんのように深度四の魔素症患者もいる。そんな魔素症患者や、魔物に襲われた人間が、地球で生み落とした魔物だっている。
彼らも、全てではないが日本国民として政府に存在を認められ、人間社会に生きることを認められているのだ。権利上は、『ヒト』であるはずだ。
エレベーターに乗り込みながら、俺はそっと目を伏せる。
「……そうっすよね」
「我々医者も、魔物の身体のことはまだまだ分からないことがたくさんあって、手探りな部分もある。その謎を解明するために、交野君のような魔物を倒す符術士がいて、魔物の身体を調べる研究機関がある。だから、我々も彼らのような魔物を、患者として治療できるんだ」
下の階に降りて、外科手術室に向かって進みながら、先生は話を続けた。
そう、俺達符術士が魔物を倒すのは、何も魔物の驚異から人類を守ることだけが理由ではない。
まだまだ不明点の多い魔物のサンプルを手に入れ、その身体や能力の謎を解明すること。それがあるから魔物の素材の回収も、重要な仕事なのだ。
徐々に近付いてくる外科手術室。除菌とホコリ除去のエアシャワーを潜る。
「……そっすか」
「そういうこと。さあ、手術室に到着だ。麻酔をかけるから大人しくしていてね」
そう話しながら、初老の先生はにこやかに俺に笑いかける。
右肩に局部麻酔の注射を打つべく、準備が進められる俺の視界には、これから俺に移植される赤茶色の毛皮を持った、ウェアウルフの右腕が封をされて置かれていた。
俺のベッドの前には、昨日に俺を診てくれた初老の先生と、今朝に朝食を運んでくれた女性看護師がいた。
「交野さん、移植する腕が用意できましたよ」
女性看護師がにっこり笑いながら俺に声をかけてくる。それに対し、驚きに目を見張る俺だ。
昨日の今日だ。そんなにすぐに、俺に移植する腕の用意が出来るとは、ちょっと思っていなくて。虚を突かれた格好だ。
「早いっすね」
「幸い、君の体格にちょうどいい右腕の用意があってね。すぐに用意することが出来た」
素直に述べれば、初老の先生がこくりと頷きながら言葉を返す。そのまま手元から一枚の書類を取り出し、俺に差し出した。
「腕の情報がこれだ。ウェアウルフ種男性、組織年齢二十代後半、取得年月日2019年3月28日。筋力レベルも骨密度も、前衛型符術士に移植するのに申し分ない」
「ウェアウルフ……」
書類は、俺に移植する魔物の腕の詳細情報を書いたものだった。それを受け取りながら、俺の視線はちらちら、隣のベッドに向かう。
ウェアウルフ種の男性の腕。どうしたって、昨日にさんざん話をした、隣の鷹嘴さんが気にかかる。今日は朝食も取らずに、組織取得のためにと別室に運ばれて行っていた。
どうなんだろう、俺の腕には、彼の腕がくっつくのだろうか。
俺の想いを読み取ったか、初老の先生が微笑ましく笑う。
「期待したかい?」
「いえ、そんな……いやまぁ、その、全く期待しなかったかって言うと、嘘になるっすけど」
鷹嘴さんと親しそうな声色で話す先生に、俺も苦笑を向けた。俺自身、鷹嘴さんの腕が自分にくっついたらいいな、とか、思わなかったわけではないのだ。父の恩師の腕なのだから。
俺の返事に、首元に手をやりながら先生が話し始める。
「その様子だと、鷹嘴さんとは、もう話をしたかな」
「はい……いろいろと」
先生の言葉に、俺は何となく恥ずかしくなった。軽く視線を逸らしながら返事を返すと、苦笑しながら先生が頭を小さく左右に振る。
「まぁ、残念ながらという話になるが、鷹嘴さんから取得した腕ではないよ。さすがの彼も、三十歳より若い腕は生やせない」
その言葉に、俺はきっと口をぽかんと開いて、驚きに目を見張っていたことだろう。
鷹嘴さんなら、自分の年齢よりも若い組織を復元することなど、訳もないはずだ。あの能力は文字通り『肉体を復元する』能力。だからこそ彼も、あれだけ若々しい身体でいられるわけで。
俺は首を傾げながら、手元の資料に目を落としつつ口を開いた。
「復元能持ちなら、組織年齢を若く保つなんてこと、平気で出来るんじゃないんっすか?」
鷹嘴さんがこの場にいないのに話に出すことを申し訳なく思いながら、俺は問いかける。それに対して、先生はまたも頭を振った。
「復元した結果、肉体年齢が若くなっているということはその通りなんだ。でも、あくまである特定の時期の肉体を、失った後に生やしているだけに過ぎない。
鷹嘴さんが復元能を獲得したのは三十九歳の頃。生えてくる組織も三十九歳の頃のものだ。だから彼の肉体年齢は、だいたい四十歳前半が保たれているというわけ」
「はあ……」
先生の話す内容に、俺はため息をつく他なかった。
若くいられる年齢には限度があるとはいえ、よくよく、チートな能力である。七十過ぎでも四十手前の肉体でいられるとか。衰え知らずだ。そりゃ、頻繁にドナーになりに来るわけである。
と、さすがに他の患者さんのプライベートな話。看護師がムッとした表情で釘を刺す。
「先生、患者さんのプライベートな情報ですよ、それ」
「おっと、いかんいかん。こことの付き合いが長いから、ついね」
そう話して、小さく笑う先生だ。付き合いが長いということは、鷹嘴さんはよくこの病院に入院しているのだろうか。
それに問いかけをしようかと思案したが、きっとそれはすべきではない。彼のプライベートな部分だ。
俺が口を噤んだのを見て、先生がぽんと両手を打った。
「ま、ともかくだ。あんまり待たせても君の生活に支障があるから、早いところ移植と神経接続をしよう。移植と同時に人工皮膚に置き換えていくが、一度にいっぺんに、とはいかない。一日か二日は魔物の腕のままで生活してもらうことになるが、我慢してほしい」
「はい……分かりました」
先生の発した言葉に、俺は神妙な面持ちで頷く。
人工皮膚を貼り付けるのも、一度にまとめて、とはいかないのが外皮形成手術だ。慎重に剥がして、慎重に貼り付けて、定着するまで待って、としないとならないから、時間がどうしてもかかる。
さらには、爪の整形も必要だ。獣のような丸爪ではないけれど先が尖っているし、材質も硬い。人間として生活を送るには、そのままでは少々不便だ。
「それと移植と同時に神経を接続するけど、しばらく……一週間くらいかな、動かしにくかったりすることがあると思う。移植に当たってどうしても起こってしまうことだから、これも我慢してくれ」
「……はい」
続けての言葉にも、俺は静かに頷く。
これもまた、仕方ないことだ。いくら魔物の組織が人体との親和性があるにしたって、接続が繋いですぐに起こるわけはないし、スムーズに動かせるようになるはずがない。魔素の力を借りずに一週間で動かせるようになるだけでも、凄いことだ。
これで、手術前の説明は以上のはずだ。看護師が、病室の外から運んできたストレッチャーの床面を、そっと叩く。
「それでは、交野さん、手術室に向かいます。こちらのストレッチャーに乗ってください」
「お願いします」
「心配しなくていいよ、すぐに終わる」
身体を動かし、ストレッチャーの上に乗って、横たわると。そのまま、看護師がストレッチャーを押して移動を始めた。
外科手術室はB棟の3階だったはずだ。A棟の中を通り、渡り廊下を通り、エレベーターで下に降りる必要がある。
そして渡り廊下の手前には患者同士が交流に使う談話室があるのだ。朝食後のタイミングということもあり、ベッドに縛られていない患者たちで、談話室はなかなか賑やかだ。
そしてチラと見るだけでも、人間の姿をしていない『ヒト』が、結構いる。動物の特徴を持つ獣人種は勿論のこと、獣人種よりは人間寄りな見た目をした賢獣種の魔物や、機械やら鉱石やらで構成された身体を持つ機人種の魔物も見えた。
「こうして見てると、病院の中、魔物の患者さんも結構、いるんっすね」
「不思議かい?」
談話室を通り過ぎながら先生に声をかけると、ストレッチャーの隣を歩く先生が、俺を見下ろした。
その言葉に、俺は素直に頷く。横たわったままなのでほんの小さくだけれど。
「人間の病院と、魔物の病院と、分かれているもんだと思ってました。動物病院みたいに」
「はは、なるほど」
俺の発言に、先生はからからと笑った。
実際、魔物を専門に診るという医者はいるし、逆に俺は人間しか診れないぞと公言する医者もいる。それだけ、魔物の肉体は人間とは大きく異なるのだ。
肉体を構成する大きな要素である魔素は無論。毒になる血液、驚異的な運動能力、人間と会話出来る言語能力。
そんな魔物たちとたくさん触れ合ってきたであろう先生が、ストレッチャーに手を添えながら口を開く。
「あれらの魔物の中には、深度三や深度四の魔素症患者もいれば、地球生まれの魔物もいる。魔物と一口に言っても、異世界からやってくる魔物ばかりが魔物じゃない。日本国民として認められる魔物には、日本で医者にかかる権利があるわけだ」
先生の言葉に、俺はハッとした。
そう、魔物も全てが、異世界からやって来て、人間に敵対的なわけではないのだ。
牟礼さんや今課長、鷹嘴さんのように深度四の魔素症患者もいる。そんな魔素症患者や、魔物に襲われた人間が、地球で生み落とした魔物だっている。
彼らも、全てではないが日本国民として政府に存在を認められ、人間社会に生きることを認められているのだ。権利上は、『ヒト』であるはずだ。
エレベーターに乗り込みながら、俺はそっと目を伏せる。
「……そうっすよね」
「我々医者も、魔物の身体のことはまだまだ分からないことがたくさんあって、手探りな部分もある。その謎を解明するために、交野君のような魔物を倒す符術士がいて、魔物の身体を調べる研究機関がある。だから、我々も彼らのような魔物を、患者として治療できるんだ」
下の階に降りて、外科手術室に向かって進みながら、先生は話を続けた。
そう、俺達符術士が魔物を倒すのは、何も魔物の驚異から人類を守ることだけが理由ではない。
まだまだ不明点の多い魔物のサンプルを手に入れ、その身体や能力の謎を解明すること。それがあるから魔物の素材の回収も、重要な仕事なのだ。
徐々に近付いてくる外科手術室。除菌とホコリ除去のエアシャワーを潜る。
「……そっすか」
「そういうこと。さあ、手術室に到着だ。麻酔をかけるから大人しくしていてね」
そう話しながら、初老の先生はにこやかに俺に笑いかける。
右肩に局部麻酔の注射を打つべく、準備が進められる俺の視界には、これから俺に移植される赤茶色の毛皮を持った、ウェアウルフの右腕が封をされて置かれていた。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる