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第3章 邂逅と恐怖

第36話 着ぐるみ士、神獣を助ける

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 状況確認をしたところで、俺たちは早速やるべきことに取り掛かる。まずは、一にも二にもフェニックスの救出だ。

「とりあえず、まずはフェニックスを峡谷の中から出さないとならないな」
「ああ、このままあそこに留まらせていれば、確実に死に至る」
「うん、ヒナも全部助けないと!」

 アンブロースもリーアも、その点については異論はない。そこは冒険者たちも同意見のようで、ノーラが腕組みしながらうなずいた。

「ええ、まずはそれが最優先。だけど、どうやって助けるか? それが問題なのよ」

 彼女の言葉に、俺とリーアも神妙な顔になる。
 俺たちが到着するまでの間、彼ら六人もただ何もせずに過ごしていたわけではない。彼らは彼らでフェニックス一家を助けようとして、しかし為せなかったのだ。
 アルフィオが力なく頭を左右に振りつつ口を開く。

「フェニックスは、峡谷の崖の途中に巣を作っています……上からロープを垂らしてそこまで降りても、フェニックスを引き上げる手段が、ありません」
「身体にロープを巻き付けようにも、炎で燃えてしまうしね……人間が抱えられる大きさ、重さではないし。だから、悩んでいるの」

 ミルカも困ったように肩をすくめてため息をついた。
 フェニックスは、翼を畳んだ状態でも身体の幅が3メートルに達し、体重も80キログラムに届く、世界最大級の鳥類だ。当然、人間が持ち上げて運ぶなんてどだい無理な相手である。
 峡谷の上から巣を覗き込んでも、その大きさがありありと分かる。眼下を見下ろしながら、俺は小さく唸った。

「うーん……魔狼姿でなら引き上げられるかもしれないけど、降りるにはスペースが足りないな。人間の姿で降りないと」

 フェニックスの巣がある場所は峡谷の崖にわずか張り出した出っ張りの上にある。フェニックスの身体を支えるにはちょうどいい広さだが、魔狼姿でそこに降りるにはスペースが足りないし、体重を支えられないだろう。
 どうすれば助けられるか、悩む俺の隣でリーアが首を傾げる。

「ジュリオ、風魔法でどうにかならないかな? 空を飛ぶ魔法、あるでしょ」
「それにあんた、空を飛べる着ぐるみあるでしょ。レッドドラゴン」

 一緒にノーラも片方の口角を持ち上げながら言ってきた。
 確かに風魔法には第七位階に飛翔フライトという、自由自在に空を飛ぶ魔法がある。それを使えば峡谷途中の巣まで降りるどころか、峡谷の底まですぐに降りることが出来るが、今は魔力枯渇の最中。魔力が足りなくなって、飛べなくなった、ではどうしようもないのだ。
 レッドドラゴンの着ぐるみは確かに空を飛ぶことが出来るが、先にも言った通り人間が持ち上げて飛ぶなんて無理な相手。降りられても引き上げられないのだ。

「まあ、飛翔フライトは使えるけれど、魔力枯渇が起こっている中だし……あの着ぐるみで降りられたとしても持ち上げて飛べないしな。アンブロース、何とかならないか?」

 俺が傍らのアンブロースへと声をかけると、彼女はうなずきつつ身を低くした。背中に乗れ、ということらしい。その姿勢のままにやりと笑う彼女だ。

「なるとも、私ならわけもないことだ。だが不死鳥フェニックスたちを運ぶのは、貴様らにやってもらうからな」
「分かってるよ」
「飛ぶのに集中しないとだもんね、アンブロースさん」

 そう言ってのける彼女の背中へと、いそいそとまたがる俺とリーア。
 全く何でもないことのように救出をやり始めようという俺達を見て、冒険者たちが途端に困惑顔で声をかけてきた。

「ちょ、ちょっと、アンタたち、まさか自分たちだけで引き上げようって言うの!?」
「無茶だ、あんなに大きいんだぞ!? しかも魔法があまり使えない中で……」

 ノーラとトーマスが先んじて俺たちを引き留め、考え直させようとしてくるが、俺はすぐに首を左右に振った。
 そう、魔力枯渇があるから、飛翔フライトで慎重に降りることは出来ない。それは俺たちも、よくよく分かっているのだ。

「魔法が使えないからこそ、アンブロースに頼るしかないんですよ。彼女の背中に乗れる人数にも限りがあるし、皆は引き上げたフェニックスやヒナ達の体温確保をお願いします」

 そう言いながら、俺はアンブロースの身体にしっかりしがみつく。後ろでリーアも、アンブロースの身体に引っ付いた。
 俺たちの準備が出来たことを確認したアンブロースが、力いっぱい吼える。

「では行くぞ、貴様ら全員、目をつむれ!」

 彼女が言うや、目を焼くような閃光がほとばしった。
 目をつむっていてもなお眩しい。アンブロースとの戦闘で彼女が雷電爆破エレクトロバーストを使った時と同じか、それ以上だ。
 そして俺の手に伝わる、電気のバチバチとした刺激。

「わっ!?」

 冒険者たちが驚きの声を上げるのが聞こえる。光が収まったのを確認して目を開くと、俺とリーアがまたがるアンブロースの身体が、黄金色に光り輝いていた。その上で全身から、絶えず電光が散っている。
 まさしく、雷そのものと化したアンブロースの身体を、俺は軽く叩く。

「行けそうだな。頼むぞ」
「よし、振り落とされるなよ!」

 次の瞬間、身体が思いっきり後方に引っ張られる。アンブロースが雷のような速度で空中に飛び出したのだ。
 そのまま直角に方向を変え、彼女は一瞬で峡谷の中に飛び込んでいく。
 峡谷の上に取り残された冒険者たちが、呆気に取られながら発する声が聞こえた。

「あ、あれが……」
「生きた雷に姿を変える雷獣王の秘技、雷化転身らいかてんしん……」

 そう、アンブロースの持つスキル、雷化転身だ。全身を雷へと変えて、雷のごとき移動速度と攻撃力を発揮する、サンダービーストの奥の手である。もし俺が彼女と従魔契約を結んでいなかったら、一瞬で肉体が焼け焦げていたであろうと思うと、本当に味方でよかったと思う。
 雷そのものになるので、空中もやすやすと移動できる。さらには空中で留まることもできるようになる。そして味方に雷でダメージを与えることはなく、おまけに肉体を失うわけではないので背に乗れる。魔法の力を使わずにフェニックスを助けるには、これが最適なのだ。
 数秒もしないうちに、俺達は峡谷の中ほどにある、張り出した岩の上に作られたフェニックスの巣の前に来ていた。

「ここか……」
「ホーデリフェ、目を覚ませ」

 アンブロースが、巣の上でうずくまるようにして目を閉じているフェニックスの名前を呼ぶ。果たして、不死鳥フェニックス――ホーデリフェはうっすらと目を開けて、目の前にいる生きた雷の姿に、はっとしたように息を吸い込んだ。

「うう……あ、アンブロース? あなたが、何故ここに……」
「話は後だ、そこにいては命に関わるぞ。私たちがお前と子供たちを運ぶから、巣の上から一旦退け」

 有無を言わせずにホーデリフェへと告げるアンブロースに、容赦の色はない。うずくまっていた彼女がそっと大きな翼を広げ、木の枝を編んで作られた巣の上から身体を退けると、その中では五羽のヒナが、これまた小さく縮こまって収まっていた。
 衰弱しているが、いずれも息はある。そのことにほっと安堵の息を吐く俺に、アンブロースが呼びかけた。

「よし、二人とも、まずはヒナから運ぶぞ。私の上に巣を乗せろ」
「これをそのままか? リーア、反対側を持ってくれ」
「うん」

 彼女の言葉に従い、俺とリーアが巣を持ち上げる。木の枝で出来た巣とは言っても、その大きさは両手で抱えて余りある。二人で協力してそれを運ぶ俺たちを、ホーデリフェが不思議そうな目で見ていた。

「彼らは……冒険者……?」
「冒険者であり、神獣でもある。『西の魔狼王』ルングマールに連なる者達だ」

 彼女たちの会話を横に聞きながら、俺とリーアはアンブロースの背中に巣を乗せる。すると静かに立ち上がった彼女が、くいと顎をしゃくった。

「よし、乗せたな? リーア、そのまま巣が落ちないよう押さえていろ。ジュリオはホーデリフェの身体を持ち上げて待っていろ、すぐ戻る」
「も、持ち上げてって、この身体で!? というか待てよ、自力で持ち上げろってのか!?」

 彼女の言葉に目を見開く俺だ。人間の体でフェニックスを持ち上げて待て、なんて、無茶を言ってくるものである。しかも炎をまき散らす鳥を、生身で持ち上げろ、なんて。
 しかしアンブロースは気にする様子もない。俺の着ぐるみをつつきながら、ふんと鼻息を鳴らした。

「心配するな、貴様は魔狼王フェンリルであろうが。人化していようとその腕力が失われることはない。炎も貴様なら好き勝手に操れよう。気にせず持ち上げろ」
「ええ……」

 そう言って、彼女はさっさと峡谷の上へと消えていく。後には俺と、相変わらず具合の悪そうなホーデリフェが残された。
 確かに炎は気にする必要もないし、俺のSTR筋力なら余裕で持ち上げられるだろうが、体格差は如何ともし難い。バランスをどうやって取れというのだ。
 ホーデリフェが申し訳無さそうに俺の顔を見る。

「すみません……自力で、身体を持ち上げられれば、よいのですが……」
「あ、いや、気にしないでください……失礼します。炎よ踊れ、闇の中の道を照らせ! 火炎操作フレイムオペレート!」

 一言断りを入れながら、俺は炎魔法第五位階、火炎操作フレイムオペレートを発動した。周囲の炎を自在に操るこの魔法で、フェニックスから発する炎を彼女の頭上に集めていく。本来なら二節省略しても十分使えるだろうが、魔力が不足しがちな状況。一節の省略に留める。
 炎が上に集まったことを確認し、俺は彼女の身体の下に自分の身体をねじ込んだ。羽毛のボリュームがあるため、思っていた以上に体を入れるスペースはある。
 そうしてホーデリフェの足元まで移動し、両手を彼女の肉体に押し当てる。

「んーーーっ、よっ、こいっ、せっ!!」
「きゃ……!?」

 そこからぐっと両膝に力を入れて体を持ち上げると、存外軽々と、ホーデリフェの身体が持ち上がった。その身体もぽかぽかしているものの、触れられない熱さではない。しかし思っていたよりも、あっさりと持ち上がったものだ。

「あれ?」
「す、すごい……人間に、自力で持ち上げられるなんて、初めてです……」

 ぽかんとする俺に対し、持ち上げられた当の本人は目を白黒させている。そりゃそうだ、フェニックスの成体を持ち上げられる人間が、この世の中にいてたまるか。
 リーアと巣を上に置いて戻ってきたアンブロースが、呆れたような目で俺を見ている。

「ほれ見ろ、造作もないことであっただろう」
「まぁ、そうだけど……いいか、乗るぞ」

 ともあれ、ホーデリフェを持ち上げたまま俺はアンブロースの背に乗った。それまでよりもゆっくりと上昇する彼女の力を借りて、俺は峡谷の上にその巨体を運んでいく。
 そして、ホーデリフェの姿が峡谷の上に見えたところで。

「お待たせ」
「え……」

 冒険者の六人が唖然とした表情で、ホーデリフェと、その体を両手で支える俺を見やった。
 直後。

「「えぇぇぇぇーっ!?」」

 絶叫とも言える驚愕の声が、ザンドナーイ峡谷に響き渡った。

「ステータスもバケモノなら、腕力もバケモノじゃない……」
「飛べない成体のフェニックスを、炎を操った上で、一人で持ち上げるなんて……」
「とんでもないな、魔狼王って……」

 呆れと恐れを半々に含んだ声で、俺のやってのけたことを話す冒険者達。
 峡谷から救い出されても未だぐったりとしているホーデリフェを労りながら、俺は着ぐるみの頭の中で複雑な表情をこぼしていた。
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