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第1章 追放と覚醒
第5話 着ぐるみ士、能力鑑定をする
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門の外に立つ衛兵に挨拶しながらオルニの町の中に入って、俺はさっさとギルドに向かった。
既に時間は遅い。こんな時間に出歩いて、俺に近寄ってくる子供はいない。商店も既に店を閉めていて、開いているのは宿屋かギルドくらいだ。
リーアもリーアで、勝手知ったる様子で俺の隣をすたすた歩く。町に遊びに来ている、というのは本当らしい。
しかして町の門をくぐって数分、俺のもっふりした手がヤコビニ王国立冒険者ギルド 南クザーロ郡支部の扉を押し開けた。
「いらっしゃー……あれ?」
「……お邪魔します」
「こんばんはー」
ギルドのエントランスで冒険者を出迎える女性スタッフが、俺の顔、というより俺の着ぐるみを見るなり、おや、という顔をした。
当然だ、世界でも数えるほどしかいないA級の着ぐるみ士が、そう何度もギルドに訪れるはずがない。冒険者ギルドの所属メンバーは手持ちのタグで識別され、ギルドのスタッフには一目で誰だと分かる。加えて俺はつい先日に「白き天剣」の面々とここを訪れている。
それが別の着ぐるみに身を包み、傍らにそれまでの仲間の姿はなく、共にいるのは狼人の少女。十人中十人が「何があった」と言うだろう。
「リーアちゃん、なんでジュリオさんといるんですか?」
「それにジュリオさん、『白き天剣』の皆さんと一緒じゃないんですか?」
「あー、まあ、その……話せば長くなるんですが」
わらわらと寄ってくるギルドのスタッフたち。酒場や依頼受付カウンターでたむろっていた冒険者たちも、何ごとかとこちらを向いてくる。
そんな好奇の視線を浴び、口々に質問をぶつけられながら、俺はさっき起こったことをかいつまんで話し始めた。
山に登ってキャンプを張っていたら、その中でクビを宣告されたこと。
随分と理不尽な理由を叩きつけられて、逃げるように去ったこと。
山の中で一人項垂れていたらリーアに話しかけられ、意気投合したこと。
そんな感じの説明をすると、話を聞いていた全員が呆れたようなため息を吐いた。
「あー、なるほどー。『天剣の勇者』様がパーティーメンバーを頻繁に変えている話、本当だったんですねぇ」
「山に登ったその日に解雇するなら、町にいる時に解雇してくれれば手続きも楽だったのに」
「で、しょぼくれていたところを、リーアちゃんと出会ったと」
彼ら彼女らの発する言葉に、俺は申し訳なさに大きな身体を小さくした。
ナタリアが頻繁にパーティーメンバーを解雇し、冒険者ギルドに人員の斡旋を依頼している話は有名だ。その頻度たるや一年間に五回という多さ。通常の冒険者が最初にパーティーを組んだメンバーのまま、ほぼ人員を変えることなく仕事をしていくのとは対照的だ。
なので、Sランクパーティー「白き天剣」の一員となることは栄誉であるが、他のSランクパーティーに比べれば格段に薄っぺらだ。
俺に同情の視線が向けられる中、俺はギルドのスタッフと仲良く話しているリーアを見た。フェンリルの娘だというのに、この狼の少女は、この町の人々に快く受け入れられているようである。
「リーア、ギルドの人達と仲いいのか?」
「たまに遊びに来てたの。ここの酒場、ご飯が美味しいから」
俺の問いかけにそう返す彼女は嬉しそうだ。そういえば昨日に酒場で酒盛りした時にも聞いたっけ、オルニの冒険者ギルドは酒場としても優秀だ、と。
スタッフの一人が自慢げな笑みを浮かべ、胸を張った。
「そうそう。『フェンリルも満足する料理の数々!』って有名なんですよ、うちの酒場。食べていきます?」
「いや、夕飯は既に済んでいるので……それより、三点ほどお願いしたいことがあるんですが」
にっこり笑うスタッフに首を振りながら、俺は依頼受付カウンターとは別の、事務手続き用カウンターに手を伸ばした。
笑顔のままのスタッフが、丁寧な所作で頭を下げつつ言う。
「はい、なんでしょうか?」
「パーティー離脱および結成の手続きと、リーアの冒険者登録、俺の能力鑑定をお願いします」
対して俺は簡潔に、感情的にならないように、要件を告げた。
パーティーを解雇された場合、ギルドで離脱の手続きをしなくてはならない。単独で冒険するならパーティー結成の手続きは不要だが、リーアがいる以上結成はしないとならないし、そもそもリーアを冒険者としてギルドに登録しないとならない。で、ついでに俺の訳の分からないステータスとスキルも鑑定してしまいたい。
俺の言葉に一つ一つ指を折りながら、スタッフの女性がささっと事務手続き用窓口に歩きだした。
「パーティー離脱、結成、リーアちゃんの冒険者登録、能力鑑定……と。了解しました。二人とも、こちらの窓口にどうぞ」
そうして人に囲まれる俺とリーアを連れ出し、窓口までやってくる。カウンターのこちら側に立ちながら、鉛筆を持つ俺とリーアに数枚の書類を差し出した。
「ジュリオさんはこちらの書類に記入をお願いします。リーアちゃんはこっちね」
「はーい」
スタッフの女性に元気に返事を返しながら、鉛筆を握りこんだリーアが紙にペン先を押し当てる。そのまま突き破ってしまわないか心配になったが、どうだろう、いい感じの力加減でぐりぐりと人間の扱う共通文字を書きだした。
「リーア、共通文字、書けるのか?」
「うん、ギルドの皆に教えてもらったの。ちゃんと書けるよ」
魔物が共通文字を書くという現実に目を見張れば、「りーあ」と自分の名前を書いてみせた彼女が大きく胸を張った。
ちょっとぐちゃっとしているが、読めないというほどではない。きっと練習に練習を重ねたのだろう。
微笑ましい気持ちになりながら、俺は手元の書類に鉛筆を走らせる。
「えーと、離脱申告書がこっち、新規結成申請書が……リーア、パーティー名は何にする?」
「ジュリオが好きに決めていいよー。はい、あたしの登録申請書」
パーティーの新規結成申請書に目を落としながらリーアに問いかければ、彼女も手元の登録申請書に目を落としながら返してくる。
決定権は貰ったが、どうしよう。あんまり凝ったパーティー名もおかしいし、かといって安直だと他とカブる。
しばし考え、俺はさらさらと紙に記した。
「……分かりやすく『双子の狼』でいいか」
双子の狼。フェンリルの着ぐるみと狼少女のリーア。似合いではないか。
書き漏れが無いことを確認し、俺は手元の書類をカウンター向こうのスタッフに渡した。それらに目を通した彼女が、にこりと笑う。
「確認しますね……はい、ありがとうございます。リーアちゃんのギルド登録申請と一緒に、パーティー参加処理をしちゃいますね。パーティーランクは後ほどご連絡いたします。
あとはジュリオさんの能力鑑定、と。こちらの板にお立ち下さい。先日も鑑定されましたから、やり方はご存知ですよね?」
「はい、お願いします」
俺の傍で様子を伺っていたスタッフの女性が、向かって右手、カウンター前に設置された石板を指し示す。
この石板の上に乗れば、ステータスの確認と記録が自動的に行われるという仕組みだ。無論、俺が「白き天剣」在籍時の、まだ普通の着ぐるみ士だった時のステータスも、記録されて残っている。
しかして、俺が石板の上に立てば、パパパ、とステータスが表示されて。
「はい、オッケーで――ひえっ!?」
それを目にしたギルドスタッフが、すっとんきょうな声を上げた。
ああ、やはりか。
心なしか俺の尻尾がしゅんとなる中、スタッフが表示されているステータスを何度も何度も凝視している。
「あ、え、あー、ん? あの、少々お待ちください。マスター! マースター!」
困惑に困惑を重ねて、一声残してスタッフはカウンターの向こうに駆けていく。
それを見送る俺の傍で、書類を書き終えて手持ち無沙汰になったリーアが首をかしげた。
「どうしたんだろー?」
「絶対こうなると思ったんだ……前回の能力鑑定から一日二日で、ステータスが爆上がりしてるからな。なんか言われるぞ、きっと」
何が起こっているのかわからない様子のリーアと違い、がっくり肩を落とす俺だ。
大ごとになるに決まっている。たったの一日で、こんなとんでもないステータスに変貌したのだから。しかも魔狼王の称号と数多の未知スキルを引っ提げて。
そして俺の予想していた通り、この南クザーロ支部の支部長、アルナルド・ザッポーニが大いに汗をかきながらこちらにやってくる。
「ビアジーニさん……あの、ちょっとこちらへ」
「はい。リーア、俺は少し席を外すから、酒場でメシでも食っててくれ」
「はーい」
アルナルドに返事を返して石板から降りる俺の声に、カウンター向こうのスタッフと会話しながらリーアは生返事。
少し心配な気持ちになりながら、俺はスタッフの案内でギルドの奥へと入っていった。
既に時間は遅い。こんな時間に出歩いて、俺に近寄ってくる子供はいない。商店も既に店を閉めていて、開いているのは宿屋かギルドくらいだ。
リーアもリーアで、勝手知ったる様子で俺の隣をすたすた歩く。町に遊びに来ている、というのは本当らしい。
しかして町の門をくぐって数分、俺のもっふりした手がヤコビニ王国立冒険者ギルド 南クザーロ郡支部の扉を押し開けた。
「いらっしゃー……あれ?」
「……お邪魔します」
「こんばんはー」
ギルドのエントランスで冒険者を出迎える女性スタッフが、俺の顔、というより俺の着ぐるみを見るなり、おや、という顔をした。
当然だ、世界でも数えるほどしかいないA級の着ぐるみ士が、そう何度もギルドに訪れるはずがない。冒険者ギルドの所属メンバーは手持ちのタグで識別され、ギルドのスタッフには一目で誰だと分かる。加えて俺はつい先日に「白き天剣」の面々とここを訪れている。
それが別の着ぐるみに身を包み、傍らにそれまでの仲間の姿はなく、共にいるのは狼人の少女。十人中十人が「何があった」と言うだろう。
「リーアちゃん、なんでジュリオさんといるんですか?」
「それにジュリオさん、『白き天剣』の皆さんと一緒じゃないんですか?」
「あー、まあ、その……話せば長くなるんですが」
わらわらと寄ってくるギルドのスタッフたち。酒場や依頼受付カウンターでたむろっていた冒険者たちも、何ごとかとこちらを向いてくる。
そんな好奇の視線を浴び、口々に質問をぶつけられながら、俺はさっき起こったことをかいつまんで話し始めた。
山に登ってキャンプを張っていたら、その中でクビを宣告されたこと。
随分と理不尽な理由を叩きつけられて、逃げるように去ったこと。
山の中で一人項垂れていたらリーアに話しかけられ、意気投合したこと。
そんな感じの説明をすると、話を聞いていた全員が呆れたようなため息を吐いた。
「あー、なるほどー。『天剣の勇者』様がパーティーメンバーを頻繁に変えている話、本当だったんですねぇ」
「山に登ったその日に解雇するなら、町にいる時に解雇してくれれば手続きも楽だったのに」
「で、しょぼくれていたところを、リーアちゃんと出会ったと」
彼ら彼女らの発する言葉に、俺は申し訳なさに大きな身体を小さくした。
ナタリアが頻繁にパーティーメンバーを解雇し、冒険者ギルドに人員の斡旋を依頼している話は有名だ。その頻度たるや一年間に五回という多さ。通常の冒険者が最初にパーティーを組んだメンバーのまま、ほぼ人員を変えることなく仕事をしていくのとは対照的だ。
なので、Sランクパーティー「白き天剣」の一員となることは栄誉であるが、他のSランクパーティーに比べれば格段に薄っぺらだ。
俺に同情の視線が向けられる中、俺はギルドのスタッフと仲良く話しているリーアを見た。フェンリルの娘だというのに、この狼の少女は、この町の人々に快く受け入れられているようである。
「リーア、ギルドの人達と仲いいのか?」
「たまに遊びに来てたの。ここの酒場、ご飯が美味しいから」
俺の問いかけにそう返す彼女は嬉しそうだ。そういえば昨日に酒場で酒盛りした時にも聞いたっけ、オルニの冒険者ギルドは酒場としても優秀だ、と。
スタッフの一人が自慢げな笑みを浮かべ、胸を張った。
「そうそう。『フェンリルも満足する料理の数々!』って有名なんですよ、うちの酒場。食べていきます?」
「いや、夕飯は既に済んでいるので……それより、三点ほどお願いしたいことがあるんですが」
にっこり笑うスタッフに首を振りながら、俺は依頼受付カウンターとは別の、事務手続き用カウンターに手を伸ばした。
笑顔のままのスタッフが、丁寧な所作で頭を下げつつ言う。
「はい、なんでしょうか?」
「パーティー離脱および結成の手続きと、リーアの冒険者登録、俺の能力鑑定をお願いします」
対して俺は簡潔に、感情的にならないように、要件を告げた。
パーティーを解雇された場合、ギルドで離脱の手続きをしなくてはならない。単独で冒険するならパーティー結成の手続きは不要だが、リーアがいる以上結成はしないとならないし、そもそもリーアを冒険者としてギルドに登録しないとならない。で、ついでに俺の訳の分からないステータスとスキルも鑑定してしまいたい。
俺の言葉に一つ一つ指を折りながら、スタッフの女性がささっと事務手続き用窓口に歩きだした。
「パーティー離脱、結成、リーアちゃんの冒険者登録、能力鑑定……と。了解しました。二人とも、こちらの窓口にどうぞ」
そうして人に囲まれる俺とリーアを連れ出し、窓口までやってくる。カウンターのこちら側に立ちながら、鉛筆を持つ俺とリーアに数枚の書類を差し出した。
「ジュリオさんはこちらの書類に記入をお願いします。リーアちゃんはこっちね」
「はーい」
スタッフの女性に元気に返事を返しながら、鉛筆を握りこんだリーアが紙にペン先を押し当てる。そのまま突き破ってしまわないか心配になったが、どうだろう、いい感じの力加減でぐりぐりと人間の扱う共通文字を書きだした。
「リーア、共通文字、書けるのか?」
「うん、ギルドの皆に教えてもらったの。ちゃんと書けるよ」
魔物が共通文字を書くという現実に目を見張れば、「りーあ」と自分の名前を書いてみせた彼女が大きく胸を張った。
ちょっとぐちゃっとしているが、読めないというほどではない。きっと練習に練習を重ねたのだろう。
微笑ましい気持ちになりながら、俺は手元の書類に鉛筆を走らせる。
「えーと、離脱申告書がこっち、新規結成申請書が……リーア、パーティー名は何にする?」
「ジュリオが好きに決めていいよー。はい、あたしの登録申請書」
パーティーの新規結成申請書に目を落としながらリーアに問いかければ、彼女も手元の登録申請書に目を落としながら返してくる。
決定権は貰ったが、どうしよう。あんまり凝ったパーティー名もおかしいし、かといって安直だと他とカブる。
しばし考え、俺はさらさらと紙に記した。
「……分かりやすく『双子の狼』でいいか」
双子の狼。フェンリルの着ぐるみと狼少女のリーア。似合いではないか。
書き漏れが無いことを確認し、俺は手元の書類をカウンター向こうのスタッフに渡した。それらに目を通した彼女が、にこりと笑う。
「確認しますね……はい、ありがとうございます。リーアちゃんのギルド登録申請と一緒に、パーティー参加処理をしちゃいますね。パーティーランクは後ほどご連絡いたします。
あとはジュリオさんの能力鑑定、と。こちらの板にお立ち下さい。先日も鑑定されましたから、やり方はご存知ですよね?」
「はい、お願いします」
俺の傍で様子を伺っていたスタッフの女性が、向かって右手、カウンター前に設置された石板を指し示す。
この石板の上に乗れば、ステータスの確認と記録が自動的に行われるという仕組みだ。無論、俺が「白き天剣」在籍時の、まだ普通の着ぐるみ士だった時のステータスも、記録されて残っている。
しかして、俺が石板の上に立てば、パパパ、とステータスが表示されて。
「はい、オッケーで――ひえっ!?」
それを目にしたギルドスタッフが、すっとんきょうな声を上げた。
ああ、やはりか。
心なしか俺の尻尾がしゅんとなる中、スタッフが表示されているステータスを何度も何度も凝視している。
「あ、え、あー、ん? あの、少々お待ちください。マスター! マースター!」
困惑に困惑を重ねて、一声残してスタッフはカウンターの向こうに駆けていく。
それを見送る俺の傍で、書類を書き終えて手持ち無沙汰になったリーアが首をかしげた。
「どうしたんだろー?」
「絶対こうなると思ったんだ……前回の能力鑑定から一日二日で、ステータスが爆上がりしてるからな。なんか言われるぞ、きっと」
何が起こっているのかわからない様子のリーアと違い、がっくり肩を落とす俺だ。
大ごとになるに決まっている。たったの一日で、こんなとんでもないステータスに変貌したのだから。しかも魔狼王の称号と数多の未知スキルを引っ提げて。
そして俺の予想していた通り、この南クザーロ支部の支部長、アルナルド・ザッポーニが大いに汗をかきながらこちらにやってくる。
「ビアジーニさん……あの、ちょっとこちらへ」
「はい。リーア、俺は少し席を外すから、酒場でメシでも食っててくれ」
「はーい」
アルナルドに返事を返して石板から降りる俺の声に、カウンター向こうのスタッフと会話しながらリーアは生返事。
少し心配な気持ちになりながら、俺はスタッフの案内でギルドの奥へと入っていった。
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