38 / 101
本編~2ヶ月目~
第29話~誕生祝い~
しおりを挟む
~飯田橋・揚場町~
~てしごとや ふくの鳥 飯田橋店~
週明けの月曜日。居酒屋「陽羽南」の夏季休暇一日目。
僕達5人は飯田橋の、パスティータがリクエストした居酒屋に来ていた。目的は勿論。
「じゃ、飲み物は渡ったな?パスティータ・デクスハイマーの20歳の誕生日を祝して……乾杯!」
「「乾杯!」」
僕の音頭を契機にして、チャキチャキと生ビールを満たしたジョッキがぶつかる。
ぶつけ合ったジョッキを一同ぐいっと傾け、喉を鳴らしていく。ビールの減ったジョッキの底をテーブルにつけると、互いに顔を見合わせて笑い合った。
やはりと言うか何と言うか、仕事が絡まない中で仲間と飲むビールは、格別に美味しい。
「いやぁ、これであたしも大手を振ってビールが飲めるよー」
「合法的に飲めるのはいいが、向こうのエールとは勝手が違うんだからな。悪酔いするなよ」
鼻の下にビールの白い泡を付着させて輝かんばかりの笑顔を見せるパスティータに小言を述べながらも、隣に座るアンバスの口角も上がっている。
前衛に立つ者同士、パーティーを組んだ時から気が合う二人だったが、こちらの世界に来てから余計に親密になった気がする。
ともすれば親子くらいに年齢が離れているが、アンバスには実際に5歳になる娘がいるはずなので、年の離れた妹を見ている感覚なのかもしれない。
テーブルの端、壁際のところでジョッキを持ち上げるシフェールが目を細める。
「アンバスはパスティータを相手取ると父親のようになるな。
だが、確かにチェルパで飲まれるエールと違って地球のビールは苦味とキレが強い。飲み口は大きく異なるだろう」
あちらの製法で作られたエールが時折恋しくもなるが、と告げながらシフェールはジョッキのビールを飲み干した。
チェルパで主に生産されるエールは、こちらで言うところのホップを用いない。その代わりに防腐目的でコルネと呼ばれる植物の花を用いるのだが、苦味こそ与えるもののホップほどでは無いのだ。
あの舌の上にジワリと広がる苦味と、鼻の奥に立ち上ってくる仄かな花の清涼感ある香りが、ふと懐かしく思うこともあった。
確か日本にはクラフトビールを中心に出すバーやビアレストランなどもあったはずだし、訪れてみるのもいいかもしれない。
「ビールもいいけどさー、あたしやっぱり日本酒覚えたいんだよねー。うちの店でも出ること多いじゃん?」
「日本酒は難しいわよね……私も時々お店で飲んで勉強しているけれど、覚えることが多くて大変だわ」
パスティータが壁にかけられた黒板のメニューを見上げると、彼女の向かいに座ったエティが三つ折りの日本酒メニューに目を通しながらため息をついた。
ふくの鳥の日本酒メニューは味や風味の傾向ごとに分類がされているし、一つ一つの銘柄に味わいの説明文が付いているので好みの味を探しやすいが、正直ここまで事細かに記す店は稀だ。
そもそも一つの店にこれだけ大量の日本酒が揃っているというのも、あまり目にしない状況ではあるのだけれど……新宿の街を歩いているとたまに日本酒を凄い数揃えているお店が酒屋の直営であったりするから、世間ってすごい。
陽羽南でもそれだけの酒を揃えてみたいと思わなくもないが、身の丈に合わないことをやったってしょうがないだろうから、出来る範囲のことを出来るレベルでやるだけだ。
僕はエティから日本酒メニューを借りると、ぱらりと開いた。やはりというか、選択肢の多さに頭がくらっとなってくる。
「折角だし、皆で日本酒飲もうか?ほら、店でも団体のお客さんが時々やってるだろう、徳利からそれぞれのお猪口にお酒を注いで飲みあうやつ」
「あ、いいね、折角これだけ日本酒があるんだし。マウロ、なんかこれおススメ!ってのある?」
パスティータが賛同を示したが、その後に続いた言葉に僕はきょとんとなった。
確かに僕はこの五人の中で一番日本酒を飲んでいて、慣れ親しんでいる自覚はあるけれども。なんでお店の人じゃなく僕に聞くのか。
しばしメニューに目を落とし、僕は一つの銘柄の名前に指を触れる。
「香りが良くて飲みやすいのだと、これかな……獺祭。前にここに出てるのと同じやつを一回飲んだけど、癖が無くて飲みやすく、美味しかった」
僕の指で示された銘柄に、残り四人の視線が集まる。
純米大吟醸を近代的な工業施設でクオリティを保ったまま生産することに成功し、前々から酒飲みの間では注目を浴びている日本酒だ。
最近ではフランスという国の高名なシェフが、獺祭の酒造とコラボレーションしたお店をフランスにオープンしたとか。
日本酒をこれから飲み始める人におすすめ、と書いてあるし、間違いはないだろう。
「へー、いいねぇ」
「ダッサイ、たまに名前を聞くな」
「いいじゃねぇか、全員で頼もうぜ」
「グラスの値段しか書かれていないけれど、徳利でも頼めるのかしら……?」
皆の反応も概ね好意的だ。僕はそっと安堵の息を吐くと、近くを通りがかった店員を呼び止めた。
「すみません、このダッサイって、徳利で出してもらうことってできますか?」
「かしこまりました、大丈夫ですよ。一合でお出ししますか?」
「いや……二合でお願いします。お猪口は五つで」
「かしこまりました」
二合徳利でお願いするのは少し勇気が要ったが、五人で飲むのだし酒に強いアンバスも居るから、何とかなるだろう。金銭的な部分は後で考えればいい。
日本酒の冷蔵庫に向かう店員の背中を見送り、シフェールが眉尻をくいと上げる。
「二合とはマウロ、思い切ったな」
「人数もいるし何とかなるだろう、案外すいすいなくなるかも……」
ピリリ、ピリリ……
言葉を返す最中に電話の呼出音が鳴る。同時に震えだす僕のスマートフォン。ポケットにしまったスマートフォンを取り出すと、画面に表示される名前は「しゃちょう」。政親からの電話だ。
「社長……?ごめん、ちょっと外す」
一言断って席を立った僕は、店の外へと足を向ける。入り口のドアを開けて外に出て、ドアをそっと閉めながら通話ボタンを押した。
「もしもし、マウロです」
『マウロ君、休みの日にごめんね!休日出勤をお願いしたい案件があるんだが』
スピーカーの向こうから聞こえてくる政親の声は、心の底から申し訳がなさそうだ。折角の夏季休暇をふいにしようというのだから無理もないが。
リンクスは仕事を休みやすい体制を整えていると言われたが、それでも設定された休日に出勤を要求されるケースはゼロではない。
店に機材の搬出入が入るとか、店が忙しすぎたり急な欠員が出たなどで応援を求められるとか、理由はいろいろだ。
まぁ、働いた分の手当は割増しで出してくれるので、先約の予定がある場合を除けばさして悪い気はしない。
「大丈夫ですよ、いつで、どこですか?」
『有り難い!実は神楽坂の「こでまり」の厨房担当が急性の胃腸炎にかかってしまってね。
とりあえず、明日明後日の二日間、15時から23時まで入ってもらえないだろうか。閉店作業も手が空くようなら頼む。
「こでまり」の詳しい場所と店長の連絡先は後でメールを送るよ』
「よろしくお願いします」
それじゃ、明日よろしく!との言葉を最後に、政親からの電話が切れる。
折角の夏季休暇を潰されてしまったのは残念だが、特に遊びに行く予定も立てていなかったし、さして支障はない。
それでも何か虚しいものが胸にこみ上げ、ふっと藍がかった空を見上げると、その感情を振り切るように僕は店の中に戻っていった。
「で、シフェールはさ、先週末のデートどうだったのさ。遊園地ー」
「いや、その、どう、と言われても……!」
「煮え切らねぇな、あの男とはいい具合になったのかよ」
店の中に戻ると、既に獺祭は到着して注がれているらしい。パスティータとアンバスがお猪口片手にシフェールに絡み酒をしていた。
僕は二、三度目を瞬かせると、敢えて何も言わずに元の席に戻る。すぐさま隣のエティがこちらを向いてきた。
「社長からのお電話、何だったの?」
「休日出勤。別のお店のヘルプに行ってくれ、ってさ」
「あら、それは気の毒……マウロ、頑張ってね」
非常にガッカリした様子で憐れむ視線を向けてくるエティに、僕は肩をすくめて微笑んだ。正直、自分の中で割り切らないと仕事に臨めそうにない。
既に3分の2程度の量になった獺祭を手酌で注ぎながら、僕は攻撃されまごつくシフェールに水を向けた。
「で、シフェールのデートの話は僕も気になるな。無事に終わったのか?」
「『無事に』って言ってくる辺り、マウロお前確信犯だろう……!
何とか無事には終わったよ、御苑さんともまた会いましょうと約束もしてきた。だが……あぁ、やはり説明しなくてはならないのか、あれを」
シフェールが一気に神妙な表情になる。額に手を押し当てて唸る彼女を見て、僕達はきょとんと顔を見合わせるのであった。
~第30話へ~
~てしごとや ふくの鳥 飯田橋店~
週明けの月曜日。居酒屋「陽羽南」の夏季休暇一日目。
僕達5人は飯田橋の、パスティータがリクエストした居酒屋に来ていた。目的は勿論。
「じゃ、飲み物は渡ったな?パスティータ・デクスハイマーの20歳の誕生日を祝して……乾杯!」
「「乾杯!」」
僕の音頭を契機にして、チャキチャキと生ビールを満たしたジョッキがぶつかる。
ぶつけ合ったジョッキを一同ぐいっと傾け、喉を鳴らしていく。ビールの減ったジョッキの底をテーブルにつけると、互いに顔を見合わせて笑い合った。
やはりと言うか何と言うか、仕事が絡まない中で仲間と飲むビールは、格別に美味しい。
「いやぁ、これであたしも大手を振ってビールが飲めるよー」
「合法的に飲めるのはいいが、向こうのエールとは勝手が違うんだからな。悪酔いするなよ」
鼻の下にビールの白い泡を付着させて輝かんばかりの笑顔を見せるパスティータに小言を述べながらも、隣に座るアンバスの口角も上がっている。
前衛に立つ者同士、パーティーを組んだ時から気が合う二人だったが、こちらの世界に来てから余計に親密になった気がする。
ともすれば親子くらいに年齢が離れているが、アンバスには実際に5歳になる娘がいるはずなので、年の離れた妹を見ている感覚なのかもしれない。
テーブルの端、壁際のところでジョッキを持ち上げるシフェールが目を細める。
「アンバスはパスティータを相手取ると父親のようになるな。
だが、確かにチェルパで飲まれるエールと違って地球のビールは苦味とキレが強い。飲み口は大きく異なるだろう」
あちらの製法で作られたエールが時折恋しくもなるが、と告げながらシフェールはジョッキのビールを飲み干した。
チェルパで主に生産されるエールは、こちらで言うところのホップを用いない。その代わりに防腐目的でコルネと呼ばれる植物の花を用いるのだが、苦味こそ与えるもののホップほどでは無いのだ。
あの舌の上にジワリと広がる苦味と、鼻の奥に立ち上ってくる仄かな花の清涼感ある香りが、ふと懐かしく思うこともあった。
確か日本にはクラフトビールを中心に出すバーやビアレストランなどもあったはずだし、訪れてみるのもいいかもしれない。
「ビールもいいけどさー、あたしやっぱり日本酒覚えたいんだよねー。うちの店でも出ること多いじゃん?」
「日本酒は難しいわよね……私も時々お店で飲んで勉強しているけれど、覚えることが多くて大変だわ」
パスティータが壁にかけられた黒板のメニューを見上げると、彼女の向かいに座ったエティが三つ折りの日本酒メニューに目を通しながらため息をついた。
ふくの鳥の日本酒メニューは味や風味の傾向ごとに分類がされているし、一つ一つの銘柄に味わいの説明文が付いているので好みの味を探しやすいが、正直ここまで事細かに記す店は稀だ。
そもそも一つの店にこれだけ大量の日本酒が揃っているというのも、あまり目にしない状況ではあるのだけれど……新宿の街を歩いているとたまに日本酒を凄い数揃えているお店が酒屋の直営であったりするから、世間ってすごい。
陽羽南でもそれだけの酒を揃えてみたいと思わなくもないが、身の丈に合わないことをやったってしょうがないだろうから、出来る範囲のことを出来るレベルでやるだけだ。
僕はエティから日本酒メニューを借りると、ぱらりと開いた。やはりというか、選択肢の多さに頭がくらっとなってくる。
「折角だし、皆で日本酒飲もうか?ほら、店でも団体のお客さんが時々やってるだろう、徳利からそれぞれのお猪口にお酒を注いで飲みあうやつ」
「あ、いいね、折角これだけ日本酒があるんだし。マウロ、なんかこれおススメ!ってのある?」
パスティータが賛同を示したが、その後に続いた言葉に僕はきょとんとなった。
確かに僕はこの五人の中で一番日本酒を飲んでいて、慣れ親しんでいる自覚はあるけれども。なんでお店の人じゃなく僕に聞くのか。
しばしメニューに目を落とし、僕は一つの銘柄の名前に指を触れる。
「香りが良くて飲みやすいのだと、これかな……獺祭。前にここに出てるのと同じやつを一回飲んだけど、癖が無くて飲みやすく、美味しかった」
僕の指で示された銘柄に、残り四人の視線が集まる。
純米大吟醸を近代的な工業施設でクオリティを保ったまま生産することに成功し、前々から酒飲みの間では注目を浴びている日本酒だ。
最近ではフランスという国の高名なシェフが、獺祭の酒造とコラボレーションしたお店をフランスにオープンしたとか。
日本酒をこれから飲み始める人におすすめ、と書いてあるし、間違いはないだろう。
「へー、いいねぇ」
「ダッサイ、たまに名前を聞くな」
「いいじゃねぇか、全員で頼もうぜ」
「グラスの値段しか書かれていないけれど、徳利でも頼めるのかしら……?」
皆の反応も概ね好意的だ。僕はそっと安堵の息を吐くと、近くを通りがかった店員を呼び止めた。
「すみません、このダッサイって、徳利で出してもらうことってできますか?」
「かしこまりました、大丈夫ですよ。一合でお出ししますか?」
「いや……二合でお願いします。お猪口は五つで」
「かしこまりました」
二合徳利でお願いするのは少し勇気が要ったが、五人で飲むのだし酒に強いアンバスも居るから、何とかなるだろう。金銭的な部分は後で考えればいい。
日本酒の冷蔵庫に向かう店員の背中を見送り、シフェールが眉尻をくいと上げる。
「二合とはマウロ、思い切ったな」
「人数もいるし何とかなるだろう、案外すいすいなくなるかも……」
ピリリ、ピリリ……
言葉を返す最中に電話の呼出音が鳴る。同時に震えだす僕のスマートフォン。ポケットにしまったスマートフォンを取り出すと、画面に表示される名前は「しゃちょう」。政親からの電話だ。
「社長……?ごめん、ちょっと外す」
一言断って席を立った僕は、店の外へと足を向ける。入り口のドアを開けて外に出て、ドアをそっと閉めながら通話ボタンを押した。
「もしもし、マウロです」
『マウロ君、休みの日にごめんね!休日出勤をお願いしたい案件があるんだが』
スピーカーの向こうから聞こえてくる政親の声は、心の底から申し訳がなさそうだ。折角の夏季休暇をふいにしようというのだから無理もないが。
リンクスは仕事を休みやすい体制を整えていると言われたが、それでも設定された休日に出勤を要求されるケースはゼロではない。
店に機材の搬出入が入るとか、店が忙しすぎたり急な欠員が出たなどで応援を求められるとか、理由はいろいろだ。
まぁ、働いた分の手当は割増しで出してくれるので、先約の予定がある場合を除けばさして悪い気はしない。
「大丈夫ですよ、いつで、どこですか?」
『有り難い!実は神楽坂の「こでまり」の厨房担当が急性の胃腸炎にかかってしまってね。
とりあえず、明日明後日の二日間、15時から23時まで入ってもらえないだろうか。閉店作業も手が空くようなら頼む。
「こでまり」の詳しい場所と店長の連絡先は後でメールを送るよ』
「よろしくお願いします」
それじゃ、明日よろしく!との言葉を最後に、政親からの電話が切れる。
折角の夏季休暇を潰されてしまったのは残念だが、特に遊びに行く予定も立てていなかったし、さして支障はない。
それでも何か虚しいものが胸にこみ上げ、ふっと藍がかった空を見上げると、その感情を振り切るように僕は店の中に戻っていった。
「で、シフェールはさ、先週末のデートどうだったのさ。遊園地ー」
「いや、その、どう、と言われても……!」
「煮え切らねぇな、あの男とはいい具合になったのかよ」
店の中に戻ると、既に獺祭は到着して注がれているらしい。パスティータとアンバスがお猪口片手にシフェールに絡み酒をしていた。
僕は二、三度目を瞬かせると、敢えて何も言わずに元の席に戻る。すぐさま隣のエティがこちらを向いてきた。
「社長からのお電話、何だったの?」
「休日出勤。別のお店のヘルプに行ってくれ、ってさ」
「あら、それは気の毒……マウロ、頑張ってね」
非常にガッカリした様子で憐れむ視線を向けてくるエティに、僕は肩をすくめて微笑んだ。正直、自分の中で割り切らないと仕事に臨めそうにない。
既に3分の2程度の量になった獺祭を手酌で注ぎながら、僕は攻撃されまごつくシフェールに水を向けた。
「で、シフェールのデートの話は僕も気になるな。無事に終わったのか?」
「『無事に』って言ってくる辺り、マウロお前確信犯だろう……!
何とか無事には終わったよ、御苑さんともまた会いましょうと約束もしてきた。だが……あぁ、やはり説明しなくてはならないのか、あれを」
シフェールが一気に神妙な表情になる。額に手を押し当てて唸る彼女を見て、僕達はきょとんと顔を見合わせるのであった。
~第30話へ~
3
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説

異世界に召喚されたおっさん、実は最強の癒しキャラでした
鈴木竜一
ファンタジー
健康マニアのサラリーマン宮原優志は行きつけの健康ランドにあるサウナで汗を流している最中、勇者召喚の儀に巻き込まれて異世界へと飛ばされてしまう。飛ばされた先の世界で勇者になるのかと思いきや、スキルなしの上に最底辺のステータスだったという理由で、優志は自身を召喚したポンコツ女性神官リウィルと共に城を追い出されてしまった。
しかし、実はこっそり持っていた《癒しの極意》というスキルが真の力を発揮する時、世界は大きな変革の炎に包まれる……はず。
魔王? ドラゴン? そんなことよりサウナ入ってフルーツ牛乳飲んで健康になろうぜ!
【「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」1巻発売中です! こちらもよろしく!】
※作者の他作品ですが、「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」がこのたび書籍化いたします。発売は3月下旬予定。そちらもよろしくお願いします。

いらないスキル買い取ります!スキル「買取」で異世界最強!
町島航太
ファンタジー
ひょんな事から異世界に召喚された木村哲郎は、救世主として期待されたが、手に入れたスキルはまさかの「買取」。
ハズレと看做され、城を追い出された哲郎だったが、スキル「買取」は他人のスキルを買い取れるという優れ物であった。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~
舞
ファンタジー
かわいい精霊さんと送る、スローライフ。
異世界に送り込まれたおっさんは、精霊さんと手を取り、スローライフをおくる。
夢は優しい国づくり。
『くに、つくりますか?』
『あめのぬぼこ、ぐるぐる』
『みぎまわりか、ひだりまわりか。それがもんだいなの』
いや、それはもう過ぎてますから。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる