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第0章 召喚
第0話・1 召喚
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今でもよく覚えている。
その日は金曜日で、残暑が厳しい頃だから制服が汗で張り付くようにじっとり暑くて、三時限目が英語で。
俺たち、私立陽明館中学校の三年C組四十人は、担任の根木先生の授業を受けていて。
教室の後ろの黒板には休み時間に誰かが描いた落書きがそのまま残されていて、前の黒板には先生が英語の文法を解説するSVOCを英文と一緒に書いていて。
窓の外では蝉がうるさく鳴いていて。太陽光が燦燦と教室の中に差し込んでいて。
そして、俺こと韮野 泰生は至極真面目に先生が板書する内容を書き記していて。
居眠りなんてしていないで、頭は随分はっきりしていて。
そうしたものだから、俺は俺の手元のシャープペンシルが英語の文章の最後のピリオドを打った時に、足元が、教室の床が突然に眩く輝きだすのを見ていた。
「うわっ!?」
「何これ!?」
「皆、突然どうし――なっ!?」
クラスメイトも、先生も、一斉に一様に騒ぎ立て始めては椅子を蹴って立ち上がる。何しろ何の変哲もない教室の床板が輝いて、教室全体を覆うような巨大な魔法陣が出現したのだ。混乱しないはずがない。
何人もの男子生徒が教室前後の扉に殺到して、他の男子生徒は窓を開けて逃げようと奮闘していて。
しかし不思議と、扉も窓も何かで押さえつけられているように開かなくて。
「出られない!?」
「どうなるのこれ!?」
「スマホも通じない!! なんで!?」
光り輝く部屋の中央でへたり込む女子生徒もいれば、根木先生の身体に縋り付いて泣く女子生徒もいて。
そうして混乱のさなかで俺が何をするよりも前に、先生が声を張り上げる。
「皆、落ち着いて! 離れないで、固まっ――」
先生の声が全てを言い終わる前に、視界が真っ白な光で覆いつくされて。
その光に目がくらんだ俺の視界が明瞭になった時には、見慣れた教室はそこには無く。
机も椅子も教卓もない、石造りの広い地下室のような空間で、床には光の消えた魔法陣だけが石床の上に描かれ。
俺達を取り囲む多数の、鎧を着こんだり、ローブを身に纏ったりしている、明らかに日本人ではなさそうな、というより地球人ですらなさそうな、人、人、人。
そして先生と、先生に縋り付く女子生徒の後方に立つ、明らかに周囲の人物よりも格の高そうなローブを着た四十代くらいの男性と、七十代くらいの老爺が一人ずつ。
老爺は顎が外れたように口を大きく開けて、目をカッと見開きながらわなわなと震えると、唐突に傍らで同じように震える男性の頭を思いっきりはたいた。
「こ……っの、馬鹿モンがっっ!! 座標も規模も間違うどころか、召喚対象までも間違えおって!!」
「すっ、すみません、すみませんっ!! 殺さないでくださいっ!!」
涙と鼻水を垂れ流して、顔面を崩壊させる男性。よほど、恐ろしい失敗をしてしまったらしいが、いまいち理由が掴めない。
しかしそんな俺達の疑問をよそに、老人がばっと腕を振った。それを受けて後方に控えていた鎧姿の兵士らしき人物が、男性の両腕を拘束する。
「殺しはせんが、禁忌を犯したお前にはほとほと愛想が尽きた! 牢獄で沙汰を待て!!」
「いっ、嫌だっ、師匠っ、後生ですっ、師匠ぉぉぉぉ!!」
兵士に両腕を引かれ、わめきながら男性は連れ去られていった。
深くため息をつく老人に、ようやく我を取り戻した根木先生がおずおずと声をかける。
「あの……一体何が……? ここは一体……」
「む、言葉が通じておるのか。あやつ、翻訳魔法を術式に組み込んでおったな。わざわざかけんで済むのは楽じゃ。
いや、不肖の弟子がやらかしてしもうて、本当に申し訳の無い」
言葉が普通に通じることに目を見開きながら、老人は根木先生に頭を下げた。
そのまま老人は、根木先生へと状況を話し始めた。自然と俺達生徒も、根木先生の傍に集まってくる。
この世界がヴァグヤバンダという名前だということ。
ここにいるのは全員が『薄明の旅団』という集団で、リーダーである老人の名前がディーデリックだということ。
ヴァグヤバンダには魔物がいて、人々の生活が魔物によって脅かされている世界だということ。
異世界から魔物を召喚、契約によって使役する魔法を行使しようとしていたこと。
そこまで噛み含めるように説明すると、ディーデリックは再びため息をついた。
「この世界には魔法がある。お主らがヴァグヤバンダの言葉を地元民と遜色なく扱えるようになる『翻訳魔法』に加え、今回お主らを異世界より召喚した『召喚魔法』も勿論な。
本来なら、もっと別の世界から、別の存在を召喚する予定だったのじゃが、あの愚か者め、術式の影響範囲を悉く間違えおったらしい」
「魔法……? そんな、小説のようなことが」
一度に色々と説明されて状況を理解しきれていないらしい、図書委員の世利さんが首を傾げると、ディーデリックは小さく首を振った。
「お主らのいた世界では夢物語の話かもしれんがな、このヴァグヤバンダでは確かに存在する技術じゃ。
しかし……困ったのう」
「何か、問題があるんですか?」
突然に困惑顔になったディーデリックに、根木先生が言葉を投げかける。
老人は片手で円を描くように手を動かした後、指をこちらに二本立ててみせた。
「問題は数多あるが、差し当たって二つ、大きな問題がある。
一つはあの不肖の弟子が術式を間違えおったせいで色々と不確定事象が発生しておること。
召喚魔法を逆回しした通常の帰還術式では、お主らを元の世界に帰すことは難しいじゃろう」
「そんな……!」
一本の指を折り曲げながら説明された言葉に、根木先生が息を呑んだ。周囲でへたり込む生徒たちも愕然としている。
ディーデリック曰く、通常の召喚魔法であれば召喚に使った術式を逆回しして、召喚対象を元いた世界に帰還させることが出来るそうだが、今回は一度に四十一人を召喚していることに加え、指定した召喚位置がずれていたらしい。
座標を解析するのにも、これだけの人数を一度に転移させるのにも、手間がかかるんだとか。
そして、もう一本の指を折り曲げながら、老人の表情が殊更に険しくなった。
「そしてもう一つ……こちらの方がお主らが帰還できないことより、何倍も重大じゃ。
この世界、ヴァグヤバンダにおいて、『人間の召喚は禁忌』とされておる」
「……!?」
告げられた言葉に、俺達全員四十一人が、揃って愕然とした。
禁忌。この世界にとっての禁忌を、図らずも彼らは犯してしまったというわけだ。
根木先生が声を震わせながら、ディーデリックへと問いを投げる。
「禁じられている、ってこと、ですか……?」
「そうじゃ。召喚の実行者だけではない、召喚に関わったあらゆる者が罪を受ける。
死刑などはまだ軽い方、魔物化刑か、封印刑か、あるいは斬首延命……いずれも、その後の真っ当な生き方も、死に方も出来ん罰を下されるのじゃ。
そうなれば当然、魔法の解析も、研究も出来ん。お主らを元の世界に帰す算段も立てられん」
先生の問いかけにこくりと、深く頷くと。ディーデリックは無情にも言い放った。
死ぬ方がまだ軽いとは、相当に重い罰だ。魔物にされるのも、封印されるのも、首を斬られるのも……恐らくは、生きながらにして死ぬような、しかし死ねないで生き続けさせられるような、長い罰なのだろう。
それは確かに、そんな罰を下されるのが分かっていて人間を召喚するような馬鹿はいないだろう。
しかし、召喚に関わったあらゆる者が、とは何とも穏やかではない。
「関わったあらゆる者、ってことは、俺達も……?」
「やだよ……死にたくないよ……!」
呆然とした表情で俺の隣に座る柿沼君が呟くと、先生の身体に縋り付く蕪木さんが泣きそうになりながら言葉を漏らした。
口々に死にたくない、家に帰りたい、と漏らす俺達生徒を一瞥して、ディーデリックが重々しく口を開いた。
「……お主らに、一つ、確認をしたい。
元の世界に――生きて、帰りたいか?」
その単純明快な問いかけに、すぐさま俺達全員が首を縦に振った。
全員の同意を確認した老人が、うっすらと目を細めると。人差し指を一本、ゆっくりと立てた。
「よかろう。一つだけ……切り抜ける手が無くもない。
お主らにはつらい生活を強いることになるが、生き延びるためには他に手段がない」
「どうすればいいんですか!?」
「何でもします!!」
「手が無くもない」というディーデリックの言葉に、一気に俺達の表情が明るくなった。
老人の足元に縋り付くようにしながら、満面の笑みを浮かべたり、目の端に涙を浮かべたりしながら口を開く俺達に。
彼は厳かに、ハッキリと告げた。
「お主ら全員、わしら『薄明の旅団』の使い魔になってもらう」
「えっ……!?」
その日は金曜日で、残暑が厳しい頃だから制服が汗で張り付くようにじっとり暑くて、三時限目が英語で。
俺たち、私立陽明館中学校の三年C組四十人は、担任の根木先生の授業を受けていて。
教室の後ろの黒板には休み時間に誰かが描いた落書きがそのまま残されていて、前の黒板には先生が英語の文法を解説するSVOCを英文と一緒に書いていて。
窓の外では蝉がうるさく鳴いていて。太陽光が燦燦と教室の中に差し込んでいて。
そして、俺こと韮野 泰生は至極真面目に先生が板書する内容を書き記していて。
居眠りなんてしていないで、頭は随分はっきりしていて。
そうしたものだから、俺は俺の手元のシャープペンシルが英語の文章の最後のピリオドを打った時に、足元が、教室の床が突然に眩く輝きだすのを見ていた。
「うわっ!?」
「何これ!?」
「皆、突然どうし――なっ!?」
クラスメイトも、先生も、一斉に一様に騒ぎ立て始めては椅子を蹴って立ち上がる。何しろ何の変哲もない教室の床板が輝いて、教室全体を覆うような巨大な魔法陣が出現したのだ。混乱しないはずがない。
何人もの男子生徒が教室前後の扉に殺到して、他の男子生徒は窓を開けて逃げようと奮闘していて。
しかし不思議と、扉も窓も何かで押さえつけられているように開かなくて。
「出られない!?」
「どうなるのこれ!?」
「スマホも通じない!! なんで!?」
光り輝く部屋の中央でへたり込む女子生徒もいれば、根木先生の身体に縋り付いて泣く女子生徒もいて。
そうして混乱のさなかで俺が何をするよりも前に、先生が声を張り上げる。
「皆、落ち着いて! 離れないで、固まっ――」
先生の声が全てを言い終わる前に、視界が真っ白な光で覆いつくされて。
その光に目がくらんだ俺の視界が明瞭になった時には、見慣れた教室はそこには無く。
机も椅子も教卓もない、石造りの広い地下室のような空間で、床には光の消えた魔法陣だけが石床の上に描かれ。
俺達を取り囲む多数の、鎧を着こんだり、ローブを身に纏ったりしている、明らかに日本人ではなさそうな、というより地球人ですらなさそうな、人、人、人。
そして先生と、先生に縋り付く女子生徒の後方に立つ、明らかに周囲の人物よりも格の高そうなローブを着た四十代くらいの男性と、七十代くらいの老爺が一人ずつ。
老爺は顎が外れたように口を大きく開けて、目をカッと見開きながらわなわなと震えると、唐突に傍らで同じように震える男性の頭を思いっきりはたいた。
「こ……っの、馬鹿モンがっっ!! 座標も規模も間違うどころか、召喚対象までも間違えおって!!」
「すっ、すみません、すみませんっ!! 殺さないでくださいっ!!」
涙と鼻水を垂れ流して、顔面を崩壊させる男性。よほど、恐ろしい失敗をしてしまったらしいが、いまいち理由が掴めない。
しかしそんな俺達の疑問をよそに、老人がばっと腕を振った。それを受けて後方に控えていた鎧姿の兵士らしき人物が、男性の両腕を拘束する。
「殺しはせんが、禁忌を犯したお前にはほとほと愛想が尽きた! 牢獄で沙汰を待て!!」
「いっ、嫌だっ、師匠っ、後生ですっ、師匠ぉぉぉぉ!!」
兵士に両腕を引かれ、わめきながら男性は連れ去られていった。
深くため息をつく老人に、ようやく我を取り戻した根木先生がおずおずと声をかける。
「あの……一体何が……? ここは一体……」
「む、言葉が通じておるのか。あやつ、翻訳魔法を術式に組み込んでおったな。わざわざかけんで済むのは楽じゃ。
いや、不肖の弟子がやらかしてしもうて、本当に申し訳の無い」
言葉が普通に通じることに目を見開きながら、老人は根木先生に頭を下げた。
そのまま老人は、根木先生へと状況を話し始めた。自然と俺達生徒も、根木先生の傍に集まってくる。
この世界がヴァグヤバンダという名前だということ。
ここにいるのは全員が『薄明の旅団』という集団で、リーダーである老人の名前がディーデリックだということ。
ヴァグヤバンダには魔物がいて、人々の生活が魔物によって脅かされている世界だということ。
異世界から魔物を召喚、契約によって使役する魔法を行使しようとしていたこと。
そこまで噛み含めるように説明すると、ディーデリックは再びため息をついた。
「この世界には魔法がある。お主らがヴァグヤバンダの言葉を地元民と遜色なく扱えるようになる『翻訳魔法』に加え、今回お主らを異世界より召喚した『召喚魔法』も勿論な。
本来なら、もっと別の世界から、別の存在を召喚する予定だったのじゃが、あの愚か者め、術式の影響範囲を悉く間違えおったらしい」
「魔法……? そんな、小説のようなことが」
一度に色々と説明されて状況を理解しきれていないらしい、図書委員の世利さんが首を傾げると、ディーデリックは小さく首を振った。
「お主らのいた世界では夢物語の話かもしれんがな、このヴァグヤバンダでは確かに存在する技術じゃ。
しかし……困ったのう」
「何か、問題があるんですか?」
突然に困惑顔になったディーデリックに、根木先生が言葉を投げかける。
老人は片手で円を描くように手を動かした後、指をこちらに二本立ててみせた。
「問題は数多あるが、差し当たって二つ、大きな問題がある。
一つはあの不肖の弟子が術式を間違えおったせいで色々と不確定事象が発生しておること。
召喚魔法を逆回しした通常の帰還術式では、お主らを元の世界に帰すことは難しいじゃろう」
「そんな……!」
一本の指を折り曲げながら説明された言葉に、根木先生が息を呑んだ。周囲でへたり込む生徒たちも愕然としている。
ディーデリック曰く、通常の召喚魔法であれば召喚に使った術式を逆回しして、召喚対象を元いた世界に帰還させることが出来るそうだが、今回は一度に四十一人を召喚していることに加え、指定した召喚位置がずれていたらしい。
座標を解析するのにも、これだけの人数を一度に転移させるのにも、手間がかかるんだとか。
そして、もう一本の指を折り曲げながら、老人の表情が殊更に険しくなった。
「そしてもう一つ……こちらの方がお主らが帰還できないことより、何倍も重大じゃ。
この世界、ヴァグヤバンダにおいて、『人間の召喚は禁忌』とされておる」
「……!?」
告げられた言葉に、俺達全員四十一人が、揃って愕然とした。
禁忌。この世界にとっての禁忌を、図らずも彼らは犯してしまったというわけだ。
根木先生が声を震わせながら、ディーデリックへと問いを投げる。
「禁じられている、ってこと、ですか……?」
「そうじゃ。召喚の実行者だけではない、召喚に関わったあらゆる者が罪を受ける。
死刑などはまだ軽い方、魔物化刑か、封印刑か、あるいは斬首延命……いずれも、その後の真っ当な生き方も、死に方も出来ん罰を下されるのじゃ。
そうなれば当然、魔法の解析も、研究も出来ん。お主らを元の世界に帰す算段も立てられん」
先生の問いかけにこくりと、深く頷くと。ディーデリックは無情にも言い放った。
死ぬ方がまだ軽いとは、相当に重い罰だ。魔物にされるのも、封印されるのも、首を斬られるのも……恐らくは、生きながらにして死ぬような、しかし死ねないで生き続けさせられるような、長い罰なのだろう。
それは確かに、そんな罰を下されるのが分かっていて人間を召喚するような馬鹿はいないだろう。
しかし、召喚に関わったあらゆる者が、とは何とも穏やかではない。
「関わったあらゆる者、ってことは、俺達も……?」
「やだよ……死にたくないよ……!」
呆然とした表情で俺の隣に座る柿沼君が呟くと、先生の身体に縋り付く蕪木さんが泣きそうになりながら言葉を漏らした。
口々に死にたくない、家に帰りたい、と漏らす俺達生徒を一瞥して、ディーデリックが重々しく口を開いた。
「……お主らに、一つ、確認をしたい。
元の世界に――生きて、帰りたいか?」
その単純明快な問いかけに、すぐさま俺達全員が首を縦に振った。
全員の同意を確認した老人が、うっすらと目を細めると。人差し指を一本、ゆっくりと立てた。
「よかろう。一つだけ……切り抜ける手が無くもない。
お主らにはつらい生活を強いることになるが、生き延びるためには他に手段がない」
「どうすればいいんですか!?」
「何でもします!!」
「手が無くもない」というディーデリックの言葉に、一気に俺達の表情が明るくなった。
老人の足元に縋り付くようにしながら、満面の笑みを浮かべたり、目の端に涙を浮かべたりしながら口を開く俺達に。
彼は厳かに、ハッキリと告げた。
「お主ら全員、わしら『薄明の旅団』の使い魔になってもらう」
「えっ……!?」
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