普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。

かーにゅ

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番外編

お掃除ロボット

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ウィーン。
「…」
「柚?そんなところから見なくても襲ってこないよ?」
「…ひゃあぁぁぁ!!こっちきたぁぁ!!」
ソファーの上にいたのにこっちに来た!!
ガンってぶつかって来た!!
「…ル〇バ…少しでも使用人の仕事減らせるかなと思ったのに…これは仕舞わないとダメかな」
「めー!!こないれー!!」
「…あー…はいはい。スイッチ止めるからね」
「うぅ…」
その時、僕は何故か握っていたティッシュ(の欠片)を落としてしまった。
「あ…」
ル〇バはそれをしゅっと吸い込んだ。
「…とうさん」
「んー?」
「おろして」
「急にどうしたの?」
とりあえずティッシュをいっぱい抜き取って…ちぎってル〇バの前に並べてみた。
しゅぽん。
「たのちい!!」
「…御年寄がよくやるやつ…柚?ロボットだからね?餌やりじゃないんだよ?ゴミ以外吸わせないでね?」
「はぁい」
ティッシュをちぎって並べて…
ぽいっしゅぽんぽいっしゅぽん
「…楽しんでるならいいけど…すぐいっぱいになりそうだ…コース変更とか出来ないかな…」
ティッシュ以外もなにか無いかな。
あ!!
カステラのあの紙!!
「…柚?」
カステラはもぐもぐして紙はぽいってした。
しゅぽん
「…本当に餌やりになってるよ…全く」
「りょーりにんさん!!おかわり!!」
「柚琉様がおかわりなんて珍しい…無理はしないでくださいね?」
「うん!!」
もう一個ミニカステラから紙を外してぽいってしてもぐもぐしながら見守っていた。
「…もうなくなっちゃった」
「柚、これ以上は夜ご飯食べられなくなっちゃうから終わりだよ」
「えー…」
またティッシュあげなきゃ…。
「…ティッシュもうちょっと買わないとダメだなこれ…気に入ってるおもちゃ隠すのも可哀想だし…」
「いっぱいたべてねー」
今度おめめ作ってあげるね。
あ、お鼻とお口もいるかな?
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