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選択編

if 弟×柚ルート 6

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「にぃにっおかえりっ!!」
「琉亜。僕達にはおかえり言ってくれないの?」
「しょうにいさん、なおとにいさん、なつはにいさんおかえり!!」
「…ん?あれ?」
にぃにが不思議がっているようだけどこれ以上思考を広げないうちに釘を刺す。
「にぃにはにぃにだよ?」
「んー…そう…なのかな?」
そうだよ。
にぃには可愛いからにぃになの。
「にぃに。おやつたべよ?」
「あー…それなんだけど…」
「柚。今日からおやつ禁止な」
「ふぇ!?」
あー…食事制限かけられちゃったんだ。
手術でもするのかな?
ちっちゃい手術なら今までも何度かやってたって言ってたし。
「うぅ…」
「おやつっていってもお菓子禁止ってだけだからな」
「生のフルーツとかご飯系のものなら食べてもいいんだよ?」
「クレープは…?」
「中の具によるな」
ツナとかそういうのならいいってことだよね。
でもにぃに普段甘いのしか食べないし…大丈夫かな。
「…あぅ…」
「にぃにがんばろーね!!」
僕のおやつも変えてもらわないと。
にぃにの前で飯テロなんてしたくないし。
「おにぎりたべよ?ぼくがんばってにぎるから!!」
「るーが作ってくれるの?」
「うん!!」
にぃにが好きなのは昆布とさけとツナマヨだよね。
エビマヨも好きかな?
でも疲れてたらアレルギー出ちゃうんだよね。
いくらとかどうだろう。
「ちゅうぼうからもらってくるね」
「柚も作りながら食べるのとか好きだったよね。…手巻き寿司とかやる?」
「やる!!…でも…夜ご飯食べられなくなっちゃう…」
「遅めのおやつと早めの夜ご飯を兼用すればいいだろ?柚もその方が多く食べるだろうし」
手巻き寿司かー。
僕にぃにに作ってあーげよ。











その夜の手巻き寿司…
「にぃにどうぞ」
「ありがとー」
「うなぎとね、たまごはいってるのー」
「うな玉だぁ。これ僕好きなの~るーよく分かったね」
「にぃにのことならわかるよー」
さっきからレタス入れてるのに全部抜いてるのとかね。
玉ねぎ混ぜても夏羽兄さんのお皿にさりげなく落としてるし。
自分で作るのはカニカマとたまごときゅうりとツナマヨ入れたサラダ巻きかツナマヨとコーンマヨ入れただけのやつしか作らないこととか。
生物は兄さん達が一切取らせないようにしてることとか。
ぜーんぶわかってるよ?
「ゆーず。スープも飲むんだよ?」
「はーい」
「琉亜は柚のばっかじゃなくて自分のも作れ。なんなら作ってやるか?」
「んーん。だいじょーぶ。じぶんでつくれるよー」
僕のはにぃにと海苔も分けてるんだよ。
にぃには小さく作らないと食べれないもん。
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