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番外編
不思議の国の柚琉くん
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「うしゃしゃんまっれー!!」
ぴょんこぴょんこ。
「うしゃしゃー!!」
それを追いかける柚もうさぎである。
うさぎ対うさぎ。
果たしてどちらが勝つのか。
びたんっ。
「ふぇっ…えぇぇぇん!!」
思いっきり転んだ。
顔からいった。
「…大丈夫?」
「ふぇ…ぇぐっ…」
「痛そう…あのね。僕達向こうでなんでもない日のお祝いをしてるんだ。よかったら君もどう?」
「ふぇ…?」
顔を上げてみると…そこには蛍くんがいた。
「ほたりゅ…く?」
「蛍?僕はうさぎだよ。この耳が見えないの?」
…うさぎしゃ?
首を傾げる柚。
「…いく」
「さぁさ。アリスを1人ご招待。なんでもない日のお祝いだよ」
「なんでもない日…?」
「そう。なんでもないことを祝うんだ」
「僕さっき転んだ…」
「じゃあアリスが転んだ日のお祝いってことで」
「おいわいや!!」
僕が転んだのいいことじゃないもん!!
「…なんで?」
「ころんだの…いちゃかった」
「痛いのならこれを食べる?なんにもならないただのケーキだよ」
「…けーきたべりゅ」
僕はお誕生日席に座らされた。
…いつもみんなのお膝に座ってるから久しぶりにお椅子に座った気がする。
「おやおや。君が今度のアリス?」
「せんしぇっ!!」
「先生?僕は帽子屋さ」
「…ぼうちへん」
変な帽子だー。
「変って何さ。君の方がおかしいだろう?」
「へ?」
「男の子なのに君はスカートやリボンを付けるのかい?」
「ににゃぁぁぁぁぁぁ!!」
はぁ…はぁ…夢?
「どうされましたか?…熱は下がったようですね」
「いつきくん…」
ぎゅ、と抱きついた。
「…怖い夢でも見ましたか?」
「…ぼく…おんなのこになった」
「それは少し見てみたかったですね」
「やー!!」
実は柚の枕の下に寝る前まで読んでいたアリスの本があったからあの夢を見てしまったのだ。
というか樹はわかってて放置した。
「アリスの夢がみたいのかなと思いまして。あれは迷信ですけれど柚琉様になら効きそうですしね」
ぴょんこぴょんこ。
「うしゃしゃー!!」
それを追いかける柚もうさぎである。
うさぎ対うさぎ。
果たしてどちらが勝つのか。
びたんっ。
「ふぇっ…えぇぇぇん!!」
思いっきり転んだ。
顔からいった。
「…大丈夫?」
「ふぇ…ぇぐっ…」
「痛そう…あのね。僕達向こうでなんでもない日のお祝いをしてるんだ。よかったら君もどう?」
「ふぇ…?」
顔を上げてみると…そこには蛍くんがいた。
「ほたりゅ…く?」
「蛍?僕はうさぎだよ。この耳が見えないの?」
…うさぎしゃ?
首を傾げる柚。
「…いく」
「さぁさ。アリスを1人ご招待。なんでもない日のお祝いだよ」
「なんでもない日…?」
「そう。なんでもないことを祝うんだ」
「僕さっき転んだ…」
「じゃあアリスが転んだ日のお祝いってことで」
「おいわいや!!」
僕が転んだのいいことじゃないもん!!
「…なんで?」
「ころんだの…いちゃかった」
「痛いのならこれを食べる?なんにもならないただのケーキだよ」
「…けーきたべりゅ」
僕はお誕生日席に座らされた。
…いつもみんなのお膝に座ってるから久しぶりにお椅子に座った気がする。
「おやおや。君が今度のアリス?」
「せんしぇっ!!」
「先生?僕は帽子屋さ」
「…ぼうちへん」
変な帽子だー。
「変って何さ。君の方がおかしいだろう?」
「へ?」
「男の子なのに君はスカートやリボンを付けるのかい?」
「ににゃぁぁぁぁぁぁ!!」
はぁ…はぁ…夢?
「どうされましたか?…熱は下がったようですね」
「いつきくん…」
ぎゅ、と抱きついた。
「…怖い夢でも見ましたか?」
「…ぼく…おんなのこになった」
「それは少し見てみたかったですね」
「やー!!」
実は柚の枕の下に寝る前まで読んでいたアリスの本があったからあの夢を見てしまったのだ。
というか樹はわかってて放置した。
「アリスの夢がみたいのかなと思いまして。あれは迷信ですけれど柚琉様になら効きそうですしね」
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