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番外編

おにぎり

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「さーけをいれてぎゅっぎゅっぎゅっ」
「柚琉様おにぎりはあんまり握らない方が…いやなんでもないです。すみません」
にゅ?
今日ねお庭でピクニックするの!!
だからお昼ご飯のおにぎり作ってるんだけど…なんでおにぎりさっきより小さくなってるの?
夏の分にしようとしたのにこれじゃ僕のになっちゃう。
「…握る傍から崩れてますけど…これ使います?」
「はーい」
ご飯粒いっぱいついた手を洗って貰ったのは…なにこれ。
「この上のところにご飯入れて振ってください」
「ふりふり?」
炊き込みご飯がちょっとだけ入れられ…これを振るの?
頑張ってふりふりふりふりふりふり…ちょっと疲れて他の人に任せてジュース飲んで休憩…。
ふぃ…。
「…ほら。出来ましたよ」
ころんとしたまぁるいおにぎり。
にゅ?
握ってないけど…おにぎり?
おにぎり?おむすび?
よくわかんない…。
「おのり!!」
「はいはい…何にします?猫?くま?」
「ぴよぴよ!!」
「…え?」
ぴよぴよがいいの!!
「…ぴよ…どの鳥です?」
「ぴよぴよはぴよぴよだよ?」
「…誰か樹のとこ行ってきてぴよぴよのモデル聞いてこい」
「はい」
ぴよぴよわかんないの?
「ぴよぴよはね、ふわふわなの」
「ふわふわ…」
「それでね、ぴよぴよってなくの」
「ぴよぴよ…ひよこ?」
「ぴーよじゃないの!!ぴよぴよなの!!」
「いやわかんないですよ…」
ぴよぴよはぴよぴよだもん!!
おにぎりぴよぴよがいいんだもん!!
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