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選択編

蛍ルート 6

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蛍視点


「うぅ…」
こってり絞られました…。
「…腰重い…動けない…」
多分…柚琉くんも同じ状況なんだろうな…あっちのが酷いかも。
柚琉くんかなり誘うの上手くなったし昼間は僕と一緒に練習してるもんね。
「…蛍。水飲むか?」
「ん…ありがと…」
はしたないけれどシーツを体に巻き付けたまま起き上がり水を飲んだ。
「さっきリビングで浩樹に会った」
「…なんて?」
「…子供見られる日早いかもって」
…柚琉くんに教えすぎたかもしれない。
特別授業では上手く誘えれば主導権を握れるって言ってたのにな。
僕達の夫は…なんか…誘えば誘うほど強くなっていくんだけど…。
「…リビング行きたい。連れてってくれる?」
「わかった」
泰樹は僕を抱き上げ共同のリビングへと向かった。



そしてソファーに優しく下ろした。
「…柚琉くんと浩樹くんは来てないんだね」
「まだ発情期が続いてるんだろう」
「…あれ?泰樹…なんかいつもと違うよね?」
「…蛍が俺の声を他の人に聞かせたくないって言うから喋らなかったんだぞ」
「え!?」
…僕そんなこと言った記憶ないんだけど。
「…まぁ覚えてないよな」
「いつ言ったの?」
「出会って初めての発情期の………後」
そりゃ覚えてないよ!?
Ω側の負担大きいの知ってる!?
しかもその時の僕お酒も入ってるからね!?
「いっ…」
驚きすぎて反ってしまい腰を痛めた。
「うぅ…」
「なんか食べるか?」
「作ってくれるの…?」
「手の込んだものは出来ないけどな。…それに浩樹から粥とか頼まれそうだし」
「じゃあ僕もそれで…」
まだお腹いっぱいなんだけど…泰樹が作ってくれると言うなら食べたいな。




















そしてその後勝手に部屋を出てきた完全に…あの後の姿の柚琉くんは発情した状態で僕に抱きつき、笑顔で怒った浩樹くんに強制回収され僕はまた……数日間寝込むこととなった。
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