普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。

かーにゅ

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番外編

訪問販売 別視点

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柊二視点


「直人が子供を…ねぇ」
今度どんな子なのか見に行かないといけないな。
「っとその前に…養子縁組の書類用意して
「はい」
…多分直人の事だし縁組は手元に置いておくための手段だろうから。
いつでも結婚できるように兄弟なんていうめんどくさいのじゃなくて創一兄さんの養子にしていとこどうしにしてしまえば楽だよね。









「えっと…?」
「あー父さんいらっしゃい。もうこら!!逃げない!!爪切るだけでしょ!!」
「やぁぁぁ!!怖いのやだぁぁ!!」
「…ほんとにこの子18歳?なんかうちの子たちと全然違うんだけど」
「そうだろうね。部分的にしか聞けてないけど4歳頃から外に出して貰えず訪問販売を始めたのはつい最近なんだってさ」
他のこと接する場面が少なければ精神面で成長しないのも当たり前か。
「ほら、終わったよ。これでもうぎゅしてもおてて痛くないからね」
「うぅ…変な感じするよぉ…」
「一応お土産にプリン持ってきたんだけど…その子のアレルギーとか分からないよね?その辺も調べないとね」
「調べたいんだけど…今の案件が終わるまでは手が離せなくて連れて行けないんだよ」
「じゃあうちで連れていこうか」
「ほんと?そうしてくれると助かる…」
…で、そろそろ言っていいかな?
なんでその子直人に抱き抱えられてるの?
1人で座れないの?
ソファーだよ?
「柚琉。今度この人とお出かけしてきてね」
「ふにゅ?」
「お出かけ。1人でどっか行っちゃダメだよ?」
「はぁい」
「特に他の人のおうちには絶対行かないこと。いい?」
「わかった!!」
…訪問販売第2弾が始まるところだったのか。
商品ないけど。
「あぁ。犯人たちなら捕まったからね。詐欺を繰り返してたらしくて余罪追求中。それで…その子も手伝ってたって見なされる可能性もあるんだけど…」
「それなら大丈夫。1回も売れてないから」
訪問販売としてそれはどうなの。
「ずーっと泣いちゃうから聞き取れなかったんだよね」
「ふぇ?なんのこと?」
「なんでもない。おやつ食べようか」
「おやつ!!」
…しばらくのうちは直人に任せておいて大丈夫か。
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