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番外編
夏柚イヤイヤ
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直人視点
「…あれ?」
ランドセルに入れて置いたはずの筆箱がない…。
「…リビングに忘れたかな」
さっきまであっちで夏と柚のこと見ながら勉強してたから…多分そこだね。
階段を降りてリビングへと入ると夏と柚は部屋の隅で向かい合っていた。
「ん?夏、柚。どうしたの?何か面白いものでも見つけた?」
「「あぅ!!」」
異様に膨れたお腹。
…待ってこれ何か入れてるよね!?
「よっと」
夏を抱き上げてみると服の隙間から色々なものが落ちていった。
ボール、色鉛筆、消しゴム…。
「夏、ぽんぽんのところにいっぱい隠しちゃダメでしょ。痛い痛いしちゃうよ?」
「ぁい!!」
分かってない。
この返事絶対分かってない。
「…っと柚の方は…」
「…ぅや!!」
「おいで。抱っこするだけだよ」
「やぁぅぷにゃぁた!!」
はいはいで逃げようとする柚を捕まえ、同じように抱き上げた。
…柚の方はなかなか落ちてこなかった。
「もう…何を隠し……」
服の中から出てきたのは…僕の筆箱。
「柚?これ兄さんが明日持っていくから遊んじゃダメって言ったよね?」
「ふぇっ…うぅぅ」
ぐりぐりと頭を肩に押し付けていた。
…夏休みも今日で終わりだからかな…。
学校行ってほしくないとか?
そんなことないか。
「直人、俺達の帽子無くなってるぞ」
「え!?帽子も!?」
まさかそれもこの2人が…。
柚を下ろすと、夏と一緒におもちゃ箱まではいはいしていった。
「…そこにあるんだね?」
「にゃにゃちゃだ!!」
「ぅにゅにゆま!!」
「全く…」
おもちゃ箱の1番上に置かれていた帽子を回収っと。
「ぷっ」
「翔兄さん何やってるの」
「いや…夏に帽子被せたら思った以上にブカブカで…」
「…」
僕も手に持っていた帽子を柚に被せてみる。
「あぅ?」
首を傾げた瞬間、帽子は前へとズレ落ち、頭にかろうじて引っかかっている状態になった。
「ふふふ」
「な?」
「「にゃぁ…ぶゎ」」
互いのことを探しているのかウロウロし始めた。
「柚、夏はあっち」
「夏はこっち向こうな」
向きを変えてやると夏はそのまま突進して柚にぶつかった。
「あぶ!!」
後ろに倒れそうなところでなんとか支えられた。
…絨毯ひいてあっても頭打ったら痛くて泣いちゃうもんね。
「ふぇ…うぅ…」
「よしよし。びっくりしちゃったね」
帽子を取って抱っこをしてとんとんと背中を叩いているとすぐに寝息が聞こえてきた。
「…寝ちゃった。ベッドに寝かしつけてくるね」
「夏もそろそろ昼寝の時間だし2人ともそっち連れてくか」
別部屋に置かれたベビーベッドに2人を寝かせた。
「…あれ?」
ランドセルに入れて置いたはずの筆箱がない…。
「…リビングに忘れたかな」
さっきまであっちで夏と柚のこと見ながら勉強してたから…多分そこだね。
階段を降りてリビングへと入ると夏と柚は部屋の隅で向かい合っていた。
「ん?夏、柚。どうしたの?何か面白いものでも見つけた?」
「「あぅ!!」」
異様に膨れたお腹。
…待ってこれ何か入れてるよね!?
「よっと」
夏を抱き上げてみると服の隙間から色々なものが落ちていった。
ボール、色鉛筆、消しゴム…。
「夏、ぽんぽんのところにいっぱい隠しちゃダメでしょ。痛い痛いしちゃうよ?」
「ぁい!!」
分かってない。
この返事絶対分かってない。
「…っと柚の方は…」
「…ぅや!!」
「おいで。抱っこするだけだよ」
「やぁぅぷにゃぁた!!」
はいはいで逃げようとする柚を捕まえ、同じように抱き上げた。
…柚の方はなかなか落ちてこなかった。
「もう…何を隠し……」
服の中から出てきたのは…僕の筆箱。
「柚?これ兄さんが明日持っていくから遊んじゃダメって言ったよね?」
「ふぇっ…うぅぅ」
ぐりぐりと頭を肩に押し付けていた。
…夏休みも今日で終わりだからかな…。
学校行ってほしくないとか?
そんなことないか。
「直人、俺達の帽子無くなってるぞ」
「え!?帽子も!?」
まさかそれもこの2人が…。
柚を下ろすと、夏と一緒におもちゃ箱まではいはいしていった。
「…そこにあるんだね?」
「にゃにゃちゃだ!!」
「ぅにゅにゆま!!」
「全く…」
おもちゃ箱の1番上に置かれていた帽子を回収っと。
「ぷっ」
「翔兄さん何やってるの」
「いや…夏に帽子被せたら思った以上にブカブカで…」
「…」
僕も手に持っていた帽子を柚に被せてみる。
「あぅ?」
首を傾げた瞬間、帽子は前へとズレ落ち、頭にかろうじて引っかかっている状態になった。
「ふふふ」
「な?」
「「にゃぁ…ぶゎ」」
互いのことを探しているのかウロウロし始めた。
「柚、夏はあっち」
「夏はこっち向こうな」
向きを変えてやると夏はそのまま突進して柚にぶつかった。
「あぶ!!」
後ろに倒れそうなところでなんとか支えられた。
…絨毯ひいてあっても頭打ったら痛くて泣いちゃうもんね。
「ふぇ…うぅ…」
「よしよし。びっくりしちゃったね」
帽子を取って抱っこをしてとんとんと背中を叩いているとすぐに寝息が聞こえてきた。
「…寝ちゃった。ベッドに寝かしつけてくるね」
「夏もそろそろ昼寝の時間だし2人ともそっち連れてくか」
別部屋に置かれたベビーベッドに2人を寝かせた。
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