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番外編
骨折 柚
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柚4歳
「ゆずっ!!ゆずもおいでよ!!」
「ま、まってよなつ…」
夏はするすると木の上まで登ってしまった。
僕ここ登れないのに。
「…ぼくおへやかえりゅ…」
とぼとぼと歩いて階段を中ほどまで登った時だった。
「ふにゃっ」
ぐにっとした何かを踏んで足がぐきっといった。
いひゃい!!
しかしそれだけでは終わらず、傾いたからだは今登ってきた階段の方向へ向いていた。
「にゃぁぁぁ!!」
階段を転げ落ちて向かい側の壁に激突して意識を失った。
…痛い。
「…る……、柚琉くん!!」
「っ…」
「…よかった…気持ち悪くない?頭打ったんだよね?ちょっと見せてね」
「ふにゃ…ゃ?」
気がついたら病院にいた。
いつものお部屋ー?
「…たんこぶと…少し切れたくらいか。救急搬送されたっていうから…頭の包帯外しちゃダメだからね?」
「…ぁい」
「なんだっけ?階段から落ちたんだっけ?」
「にゃにかふんだ」
「何か?…階段に落ちてたっていうゴムボールかな」
それだっ!!
ぐにってしたもん!!
「目覚めたんならレントゲン撮りたいしいつも通りの検査しようねー」
「にゃぁぁ!!」
じたばた動いてベッドから降りようとして…落ちた。
足痛い…。
「…骨折してるんだから。まぁ正確に言うとかなり大きなヒビが入ったんだけど…松葉杖は無理そうだね。車椅子使おうか」
先生は僕を抱き上げて車椅子に乗せた。
「ぃやぁぁぁ!!」
「…柊二に言ってベルトつけてもらって良かった。普通のだとずり落ちるな」
なにゅ!?
…お腹苦しいのそれでか。
「ありゅけにゃい。やっ」
「少しの間だけだから我慢ね」
ギプスのせいで足が重い。
疲れた。
「やぁぁ!!」
「ちゃんと引っ付かないと後が酷くなるからね?」
「なりゃない!!」
そして後ほど足が変形して矯正のためまた変な器具を付けられることになるのだった。
「ゆずっ!!ゆずもおいでよ!!」
「ま、まってよなつ…」
夏はするすると木の上まで登ってしまった。
僕ここ登れないのに。
「…ぼくおへやかえりゅ…」
とぼとぼと歩いて階段を中ほどまで登った時だった。
「ふにゃっ」
ぐにっとした何かを踏んで足がぐきっといった。
いひゃい!!
しかしそれだけでは終わらず、傾いたからだは今登ってきた階段の方向へ向いていた。
「にゃぁぁぁ!!」
階段を転げ落ちて向かい側の壁に激突して意識を失った。
…痛い。
「…る……、柚琉くん!!」
「っ…」
「…よかった…気持ち悪くない?頭打ったんだよね?ちょっと見せてね」
「ふにゃ…ゃ?」
気がついたら病院にいた。
いつものお部屋ー?
「…たんこぶと…少し切れたくらいか。救急搬送されたっていうから…頭の包帯外しちゃダメだからね?」
「…ぁい」
「なんだっけ?階段から落ちたんだっけ?」
「にゃにかふんだ」
「何か?…階段に落ちてたっていうゴムボールかな」
それだっ!!
ぐにってしたもん!!
「目覚めたんならレントゲン撮りたいしいつも通りの検査しようねー」
「にゃぁぁ!!」
じたばた動いてベッドから降りようとして…落ちた。
足痛い…。
「…骨折してるんだから。まぁ正確に言うとかなり大きなヒビが入ったんだけど…松葉杖は無理そうだね。車椅子使おうか」
先生は僕を抱き上げて車椅子に乗せた。
「ぃやぁぁぁ!!」
「…柊二に言ってベルトつけてもらって良かった。普通のだとずり落ちるな」
なにゅ!?
…お腹苦しいのそれでか。
「ありゅけにゃい。やっ」
「少しの間だけだから我慢ね」
ギプスのせいで足が重い。
疲れた。
「やぁぁ!!」
「ちゃんと引っ付かないと後が酷くなるからね?」
「なりゃない!!」
そして後ほど足が変形して矯正のためまた変な器具を付けられることになるのだった。
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