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選択編
柚夏依存症 6
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「ふぅ…く…」
「柚、まだいきんじゃダメだよ。睦樹、病院まであとどれくらいなの」
「あと10分ほどです」
柚は夏の手をぎゅっと強く握った。
「痛いね、もうちょっとで病院着くから我慢出来る?」
柚はふるふると首を横に振った。
だよね…。
柚痛いの苦手だし病院まで持つかな…。
抱き寄せて腰を撫でてあげる。
ちょっとでも痛み引いたらいいな。
「ひっ…」
「…柚?」
柚は分娩室に入って固まってしまった。
ん?
なんか…怯えてる?
「み…見るのや…」
「…ごめんね。夏…これだけは習得できないからさ」
「な…夏…」
夏は柚を抱き上げて椅子の上に下ろした。
夏だってこんな可愛い柚を誰にも見せたくないよ。
「柚。夏は隣で手握っててあげるから」
「嫌…」
「…柚」
柚を抱き上げて椅子に乗せ、手を握って頭を抱き寄せた。
「ほら、夏しか見えないし夏の声しか聞こえないよ。大丈夫」
「ふっ…ふぇ…」
「怖いね。もう少しだけ頑張ろっか」
少しずつ…少しずつ柚を落ち着かせて、助産師さんの方へ視線を送り、出産を促すようにお願いした、目で。
「な…夏…いた…」
「ん…赤ちゃん頑張ってるから。柚も頑張ろ」
これ終わったら即家に連れて帰る!!
もうこんな男だらけのところに柚を置いていけない!!
「柚、まだいきんじゃダメだよ。睦樹、病院まであとどれくらいなの」
「あと10分ほどです」
柚は夏の手をぎゅっと強く握った。
「痛いね、もうちょっとで病院着くから我慢出来る?」
柚はふるふると首を横に振った。
だよね…。
柚痛いの苦手だし病院まで持つかな…。
抱き寄せて腰を撫でてあげる。
ちょっとでも痛み引いたらいいな。
「ひっ…」
「…柚?」
柚は分娩室に入って固まってしまった。
ん?
なんか…怯えてる?
「み…見るのや…」
「…ごめんね。夏…これだけは習得できないからさ」
「な…夏…」
夏は柚を抱き上げて椅子の上に下ろした。
夏だってこんな可愛い柚を誰にも見せたくないよ。
「柚。夏は隣で手握っててあげるから」
「嫌…」
「…柚」
柚を抱き上げて椅子に乗せ、手を握って頭を抱き寄せた。
「ほら、夏しか見えないし夏の声しか聞こえないよ。大丈夫」
「ふっ…ふぇ…」
「怖いね。もう少しだけ頑張ろっか」
少しずつ…少しずつ柚を落ち着かせて、助産師さんの方へ視線を送り、出産を促すようにお願いした、目で。
「な…夏…いた…」
「ん…赤ちゃん頑張ってるから。柚も頑張ろ」
これ終わったら即家に連れて帰る!!
もうこんな男だらけのところに柚を置いていけない!!
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