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選択編

司ルート 8

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「双葉、痛くないか?」
「あい。らいじょーぶ」
「ん?あ、懐かしい~!!矯正用のやつだ」
「柚琉様も付けていたことがありましたね」
「うん。階段から落ちて骨折して治ったはいいけど変になっちゃったからね」
なんか知らない柚のことが増えていくな…。
「ぱぱ、ふちゃばのこりぇなに?」
「少しの間これ付けてみんなでお散歩することになったんだよ」
「おしゃんぽ!!」
「ふちゃばもおしゃんぽしゅき」
「じゃあ行くか」
「「「はぁい」」」
柚に帽子と上着を渡し、俺は子供達に帽子を被せ、水筒を肩からかける。
「迷子にならないように手を繋ぐんだぞ」
「「あい!!」」
「元気いっぱいだね」
「柚も、一と手を繋いでおくんだぞ?」
「え…うん…まぁ僕が1番迷子になってるんだけど…」
「柚琉様にはGPSが仕込んでありますから大丈夫ですよ」
は?

じゃなくて?




「はじめ、よーちえんでおりがみちた」
「ふちゃばも」
「この間持ってきてくれたやつ?…猫さんだっけ」
「「あい!!」」
「まま、しゅき」
「ママが猫さん好きだから猫さんにしたの?」
「あい!!」
「…ふちゃば…ねこしゃ、しゅきらよ」
「ママと一緒だね」
「柚、双葉。あそこに猫カフェあるけど」
「「いく!!」」
元気の良い返事だこと…。
猫カフェに入ると2人は一目散に猫の方へ向かった。
「はじめは行かないのか?」
「はじめ、ねこしゃ、こあい」
「怖くないぞ。ほら、ママ達楽しそうだろ?」
「ぱぱ、いっちょ、いて?」
「分かったから」
床に座って一を膝に乗せる。
「一様は猫が怖いんですね。柚琉様はそこら辺の野良猫にも向かっていくので大変でしたがその点では手はかかりそうにないですね」
「まま、ちゃいへ?」
「はい。大変でした」
「ちょっと樹くん!!何一に話してるの!!」
「まま!!ねこしゃ!!」
「うん。猫さんだ……ふぇ!?猫まみれ!?」
双葉の頭の上と足の上、それに腕にも抱っこして合計3匹の猫と周りによってくる猫もいた。
「双葉は猫に好かれてるな」
「えへへ~」
「いいなぁママも猫まみれしたい」
「あい!!」
双葉と2人猫まみれになる柚。
…いやなんだこれ。
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