19 / 839
番外編
ぬこ柚
しおりを挟む
シーン。
誰もいない玄関、僕は座り込んでいた。
僕はぬこだからねっ。
ちゃんとおすわり出来るもんっ!!
人間を小さくして耳としっぽを生やしたような見た目だけどちゃんとぬこって種族なんだよ?
ガチャ。
「ただい…あれ?ユズ?」
「にいちゃっ!!…れもちがうの。ユズはごしゅじまってりゅの!!」
「ごしゅじ…?あぁ夏のことね。夏は部活があるからもう少し帰るの遅くなるかな」
「じゃあまだまちゅ!!」
ごしゅじんが帰ってくるまでいい子にしてるって約束したもん。
「…あとでおやつ持ってきてあげるね」
「おやちゅっ!!」
「確か動物クッキーだったかな?」
おやつ…。
ダラダラと開いた口からよだれが零れた。
「ふふ。そんなにお腹すいてるの?」
「おひりゅからたべてにゃいっ!!」
「へぇ。食いしん坊なユズがおやつも食べずに待ってたんだ。…ん?いつから待ってたの…?」
「えっとね…にゃがいのっ!!」
「うん。たくさん待ってたのは分かったから…えっと…時計の短い針がどこにあった?」
針?
…あのクルクル回ってるやつ?
「えっとね…あのうえのやちゅ!!」
「…12時から!?」
…んにゅ?
「ぼーりゅしちゃりねんねしてちゃ」
「使用人が遊んでくれてたのね…」
ボール楽しかった!!
ポーンって跳ねて追っかけておにーさんのところに持っていくと褒めてくれるもん。
「ただいまー!!」
「ごしゅじっ!!」
「わぁっ!!ユズ!?」
僕はごしゅじんの胸元にひっついた。
「ユズ待っててくれたの?」
「まってちゃ!!いっぱ!!いいこしちゃ!!ほめてっ!!」
「分かったからおりて…爪刺さってるから」
ん、おりる…のはやだからのぼるっ。
僕はごしゅじんの肩によじ登った。
「本当に夏はすごく好かれているよね」
「ん~夏が拾ったからじゃないの?刷り込み…みたいな感じ?」
「しゅりこみっ!!」
…しゅりこみってなぁに?
最近、ぬこの漫画にハマっているので書いてみました。ぬこ柚だれか作って…。
誰もいない玄関、僕は座り込んでいた。
僕はぬこだからねっ。
ちゃんとおすわり出来るもんっ!!
人間を小さくして耳としっぽを生やしたような見た目だけどちゃんとぬこって種族なんだよ?
ガチャ。
「ただい…あれ?ユズ?」
「にいちゃっ!!…れもちがうの。ユズはごしゅじまってりゅの!!」
「ごしゅじ…?あぁ夏のことね。夏は部活があるからもう少し帰るの遅くなるかな」
「じゃあまだまちゅ!!」
ごしゅじんが帰ってくるまでいい子にしてるって約束したもん。
「…あとでおやつ持ってきてあげるね」
「おやちゅっ!!」
「確か動物クッキーだったかな?」
おやつ…。
ダラダラと開いた口からよだれが零れた。
「ふふ。そんなにお腹すいてるの?」
「おひりゅからたべてにゃいっ!!」
「へぇ。食いしん坊なユズがおやつも食べずに待ってたんだ。…ん?いつから待ってたの…?」
「えっとね…にゃがいのっ!!」
「うん。たくさん待ってたのは分かったから…えっと…時計の短い針がどこにあった?」
針?
…あのクルクル回ってるやつ?
「えっとね…あのうえのやちゅ!!」
「…12時から!?」
…んにゅ?
「ぼーりゅしちゃりねんねしてちゃ」
「使用人が遊んでくれてたのね…」
ボール楽しかった!!
ポーンって跳ねて追っかけておにーさんのところに持っていくと褒めてくれるもん。
「ただいまー!!」
「ごしゅじっ!!」
「わぁっ!!ユズ!?」
僕はごしゅじんの胸元にひっついた。
「ユズ待っててくれたの?」
「まってちゃ!!いっぱ!!いいこしちゃ!!ほめてっ!!」
「分かったからおりて…爪刺さってるから」
ん、おりる…のはやだからのぼるっ。
僕はごしゅじんの肩によじ登った。
「本当に夏はすごく好かれているよね」
「ん~夏が拾ったからじゃないの?刷り込み…みたいな感じ?」
「しゅりこみっ!!」
…しゅりこみってなぁに?
最近、ぬこの漫画にハマっているので書いてみました。ぬこ柚だれか作って…。
0
お気に入りに追加
2,004
あなたにおすすめの小説
モブらしいので目立たないよう逃げ続けます
餅粉
BL
ある日目覚めると見慣れた天井に違和感を覚えた。そしてどうやら僕ばモブという存存在らしい。多分僕には前世の記憶らしきものがあると思う。
まぁ、モブはモブらしく目立たないようにしよう。
モブというものはあまりわからないがでも目立っていい存在ではないということだけはわかる。そう、目立たぬよう……目立たぬよう………。
「アルウィン、君が好きだ」
「え、お断りします」
「……王子命令だ、私と付き合えアルウィン」
目立たぬように過ごすつもりが何故か第二王子に執着されています。
ざまぁ要素あるかも………しれませんね
親衛隊総隊長殿は今日も大忙しっ!
慎
BL
人は山の奥深くに存在する閉鎖的な彼の学園を――‥
『‡Arcanalia‡-ア ル カ ナ リ ア-』と呼ぶ。
人里からも離れ、街からも遠く離れた閉鎖的全寮制の男子校。その一部のノーマルを除いたほとんどの者が教師も生徒も関係なく、同性愛者。バイなどが多い。
そんな学園だが、幼等部から大学部まであるこの学園を卒業すれば安定した未来が約束されている――。そう、この学園は大企業の御曹司や金持ちの坊ちゃんを教育する学園である。しかし、それが仇となり‥
権力を振りかざす者もまた多い。生徒や教師から崇拝されている美形集団、生徒会。しかし、今回の主人公は――‥
彼らの親衛隊である親衛隊総隊長、小柳 千春(コヤナギ チハル)。彼の話である。
――…さてさて、本題はここからである。‡Arcanalia‡学園には他校にはない珍しい校則がいくつかある。その中でも重要な三大原則の一つが、
『耳鳴りすれば来た道引き返せ』
王様は知らない
イケのタコ
BL
他のサイトに載せていた、2018年の作品となります
性格悪な男子高生が俺様先輩に振り回される。
裏庭で昼ご飯を食べようとしていた弟切(主人公)は、ベンチで誰かが寝ているのを発見し、気まぐれで近づいてみると学校の有名人、王様に出会ってしまう。
その偶然の出会いが波乱を巻き起こす。
笑わない風紀委員長
馬酔木ビシア
BL
風紀委員長の龍神は、容姿端麗で才色兼備だが周囲からは『笑わない風紀委員長』と呼ばれているほど表情の変化が少ない。
が、それは風紀委員として真面目に職務に当たらねばという強い使命感のもと表情含め笑うことが少ないだけであった。
そんなある日、時期外れの転校生がやってきて次々に人気者を手玉に取った事で学園内を混乱に陥れる。 仕事が多くなった龍神が学園内を奔走する内に 彼の表情に接する者が増え始め──
※作者は知識なし・文才なしの一般人ですのでご了承ください。何言っちゃってんのこいつ状態になる可能性大。
※この作品は私が単純にクールでちょっと可愛い男子が書きたかっただけの自己満作品ですので読む際はその点をご了承ください。
※文や誤字脱字へのご指摘はウエルカムです!アンチコメントと荒らしだけはやめて頂きたく……。
※オチ未定。いつかアンケートで決めようかな、なんて思っております。見切り発車ですすみません……。
お迎えから世界は変わった
不知火
BL
「お迎えに上がりました」
その一言から180度変わった僕の世界。
こんなに幸せでいいのだろうか
※誤字脱字等あると思いますがその時は指摘をお願い致します🙇♂️
タグでこれぴったりだよ!ってのがあったら教えて頂きたいです!
目覚めたそこはBLゲームの中だった。
慎
BL
ーーパッパー!!
キキーッ! …ドンッ!!
鳴り響くトラックのクラクションと闇夜を一点だけ照らすヘッドライト‥
身体が曲線を描いて宙に浮く…
全ての景色がスローモーションで… 全身を襲う痛みと共に訪れた闇は変に心地よくて、目を開けたらそこは――‥
『ぇ゙ッ・・・ ここ、どこ!?』
異世界だった。
否、
腐女子だった姉ちゃんが愛用していた『ファンタジア王国と精霊の愛し子』とかいう… なんとも最悪なことに乙女ゲームは乙女ゲームでも… BLゲームの世界だった。
チャラ男会計目指しました
岬ゆづ
BL
編入試験の時に出会った、あの人のタイプの人になれるように…………
――――――それを目指して1年3ヶ月
英華学園に高等部から編入した齋木 葵《サイキ アオイ 》は念願のチャラ男会計になれた
意中の相手に好きになってもらうためにチャラ男会計を目指した素は真面目で素直な主人公が王道学園でがんばる話です。
※この小説はBL小説です。
苦手な方は見ないようにお願いします。
※コメントでの誹謗中傷はお控えください。
初執筆初投稿のため、至らない点が多いと思いますが、よろしくお願いします。
他サイトにも掲載しています。
病んでる愛はゲームの世界で充分です!
書鈴 夏(ショベルカー)
BL
ヤンデレゲームが好きな平凡男子高校生、田山直也。
幼馴染の一条翔に呆れられながらも、今日もゲームに勤しんでいた。
席替えで隣になった大人しい目隠れ生徒との交流を始め、周りの生徒たちから重い愛を現実でも向けられるようになってしまう。
田山の明日はどっちだ!!
ヤンデレ大好き普通の男子高校生、田山直也がなんやかんやあってヤンデレ男子たちに執着される話です。
BL大賞参加作品です。よろしくお願いします。
11/21
本編一旦完結になります。小話ができ次第追加していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる