654 / 839
高校生編
69 (520)
しおりを挟む
「ぴぇぇん!!」
「あーよしよし…もう赤ちゃんみたいに泣かないの。明日には退院できるんだから。これが最後だから、ね?」
「やぁだぁ!!」
なんで最後が検査も込みなの!?
「僕行かないっ!!ここにいるっ!!」
「行かないといつまでも入院することになるよ?」
「やぁだぁぁ!!」
学校行きたいもんっ!!
知ってる?
僕退学寸前なんだよっ!!
…うちの学校で長期欠席で退学になるのなんてあんまりないけど不登校は退学決定。
入院などの病欠は申請すれば回復後通うことが可能。
…僕…父さんが申請してくれたけど勉強ついていけないから…勉強面で退学になる可能性もあるんだよね…。
樹くんと夏が教えてくれるから今は何とかなってるけど…。
「じゃあ行こうね」
「ぴゃぁぁぁ!!」
「ぐす…」
「泣かない。はいはい。いつものシールあげるから」
「いらないもん…」
「え?…じゃ…じゃあぬいぐるみ…?」
「なつぅ…」
「困ったなぁ…夏羽くん今学校なんだけど…」
…夏だけだもん…僕の味方…。
「ひっく…」
「…とりあえず…ぬいぐるみ抱いて寝てて。落ち着くまでは誰もいれないから」
先生は僕にぬいぐるみを抱かせて布団を頭まで被せた。
…たまにぐずると作ってくれる1人の空間…。
僕こうやって縮こまってるの落ち着くの…。
「あーよしよし…もう赤ちゃんみたいに泣かないの。明日には退院できるんだから。これが最後だから、ね?」
「やぁだぁ!!」
なんで最後が検査も込みなの!?
「僕行かないっ!!ここにいるっ!!」
「行かないといつまでも入院することになるよ?」
「やぁだぁぁ!!」
学校行きたいもんっ!!
知ってる?
僕退学寸前なんだよっ!!
…うちの学校で長期欠席で退学になるのなんてあんまりないけど不登校は退学決定。
入院などの病欠は申請すれば回復後通うことが可能。
…僕…父さんが申請してくれたけど勉強ついていけないから…勉強面で退学になる可能性もあるんだよね…。
樹くんと夏が教えてくれるから今は何とかなってるけど…。
「じゃあ行こうね」
「ぴゃぁぁぁ!!」
「ぐす…」
「泣かない。はいはい。いつものシールあげるから」
「いらないもん…」
「え?…じゃ…じゃあぬいぐるみ…?」
「なつぅ…」
「困ったなぁ…夏羽くん今学校なんだけど…」
…夏だけだもん…僕の味方…。
「ひっく…」
「…とりあえず…ぬいぐるみ抱いて寝てて。落ち着くまでは誰もいれないから」
先生は僕にぬいぐるみを抱かせて布団を頭まで被せた。
…たまにぐずると作ってくれる1人の空間…。
僕こうやって縮こまってるの落ち着くの…。
0
お気に入りに追加
1,994
あなたにおすすめの小説
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
元会計には首輪がついている
笹坂寧
BL
【帝華学園】の生徒会会計を務め、無事卒業した俺。
こんな恐ろしい学園とっとと離れてやる、とばかりに一般入試を受けて遠く遠くの公立高校に入学し、無事、魔の学園から逃げ果すことが出来た。
卒業式から入学式前日まで、誘拐やらなんやらされて無理くり連れ戻されでもしないか戦々恐々としながら前後左右全ての気配を探って生き抜いた毎日が今では懐かしい。
俺は無事高校に入学を果たし、無事毎日登学して講義を受け、無事部活に入って友人を作り、無事彼女まで手に入れることが出来たのだ。
なのに。
「逃げられると思ったか?颯夏」
「ーーな、んで」
目の前に立つ恐ろしい男を前にして、こうも身体が動かないなんて。
絶頂の快感にとろける男の子たち【2023年短編】
ゆめゆき
BL
2023年に書いたものを大体まとめました。セックスに夢中になっちゃう男の子たちの話
しっちゃかめっちゃかなシチュエーション。
個別に投稿していたものにお気に入り、しおりして下さった方、ありがとうございました!
おねしょ癖のせいで恋人のお泊まりを避け続けて不信感持たれて喧嘩しちゃう話
こじらせた処女
BL
網谷凛(あみやりん)には付き合って半年の恋人がいるにもかかわらず、一度もお泊まりをしたことがない。それは彼自身の悩み、おねしょをしてしまうことだった。
ある日の会社帰り、急な大雨で網谷の乗る電車が止まり、帰れなくなってしまう。どうしようかと悩んでいたところに、彼氏である市川由希(いちかわゆき)に鉢合わせる。泊まって行くことを強く勧められてしまい…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる