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高校生編

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「…んゆぅ…」
冷たい…。
目を開け……暗っ!?
「…ど…どこかに明かり…いてっ」
四つん這いで歩いていたらすぐに壁にぶつかった。
…狭い…。
僕が(四つん這いで)歩いて10歩くらいだったし。
「けほっごほっ」
埃多い…。
「…うにゃぁ…」
暗い部屋怖いよぉ…。
「とうしゃん…かあしゃん…にいしゃん…なつぅ…うわぁぁぁん!!」
「柚っ!!」
扉が強引に開けられ中に入ってきたのは父さんだった。
「ごめんね。目を離しちゃったから…怖いことされなかった?痛いとこない?」
「…大丈夫…だと思う」
「…スタンガンでも使われたの?GPSが壊れてて探すのに苦労したよ?」
「…あ」
なんか当てられた時の…。
「使われたんだね?…あいつら…許さない」
「…ぴやっ!!」
僕はなぜだか頭を覆った。
「柚に言ったんじゃないよ。怖がらないで」
「にゅぅ…」
なんかぽーっとするなぁ…。
「…柚?」
「にゃははぁ…」
「お熱出てきたね。…疲れからか何か使われたか…どっちだろう」
「…おやしゅみなしゃぁい」
「うん。おやすみ。ゆっくり寝てていいよ」
…ふぁい。
僕疲れた…。
…暗いの怖いけど父さんがいるから大丈夫……なはず!!
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