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高校生編
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「…んにゅ?」
ベッドの下からなんか出てきたー。
「兄さん何これ?」
「あぁ。アルバムだな。柚と夏のだぞ。見るか?」
「うん!!」
僕は両手でアルバムを抱えて翔兄さんのもとへ駆け寄った。
「これは…2歳の時ね」
「あぁ。注射したあとのギャン泣きの時のか。懐かしいなぁ」
…え?
「夏は全然泣かなかったのよね」
「そうそう。それどころか泣いている柚の方に行こうとしてたぐらいだし」
「これは2人で初めて描いた絵ね」
…青い線と…黄色い線。
何が描いてあるのかさっぱり分からない。
あれ?
僕小さい頃の記憶全然ないや。
「柚なんだか分かる?」
「全然わかんない。夏は分かる?」
「夏もわかんないよ。何を思ってこれ描いたんだろうね」
「ね」
ペラっとページを捲ると次のページにはまた新しい写真が出てきた。
「あ、これ夏がクレヨン食べちゃった時のだ」
「万が一のために野菜クレヨンにしておいてよかったわよね。本当に焦ったわ」
「こっちは…あぁ、柚が脱走したけどどこか分からなくなって泣いてる時」
「父さんと母さんよく覚えてるな」
「当然よ」
「これくらいはね。普段父親らしいことしてあげられないし」
…んにゅ?
この女の子誰?
「ねぇねぇ父さんこれ誰?」
「それ?それは夏と柚だよ」
「「え!?」」
…僕にスカート履かせたの?
夏にも?
「だって可愛かったんだもの」
「女の子かと見間違えるところだったよ」
「僕は男だからっ!!」
「夏も!!」
うにゅ…もう2度とこんな服着ないんだから!!
ベッドの下からなんか出てきたー。
「兄さん何これ?」
「あぁ。アルバムだな。柚と夏のだぞ。見るか?」
「うん!!」
僕は両手でアルバムを抱えて翔兄さんのもとへ駆け寄った。
「これは…2歳の時ね」
「あぁ。注射したあとのギャン泣きの時のか。懐かしいなぁ」
…え?
「夏は全然泣かなかったのよね」
「そうそう。それどころか泣いている柚の方に行こうとしてたぐらいだし」
「これは2人で初めて描いた絵ね」
…青い線と…黄色い線。
何が描いてあるのかさっぱり分からない。
あれ?
僕小さい頃の記憶全然ないや。
「柚なんだか分かる?」
「全然わかんない。夏は分かる?」
「夏もわかんないよ。何を思ってこれ描いたんだろうね」
「ね」
ペラっとページを捲ると次のページにはまた新しい写真が出てきた。
「あ、これ夏がクレヨン食べちゃった時のだ」
「万が一のために野菜クレヨンにしておいてよかったわよね。本当に焦ったわ」
「こっちは…あぁ、柚が脱走したけどどこか分からなくなって泣いてる時」
「父さんと母さんよく覚えてるな」
「当然よ」
「これくらいはね。普段父親らしいことしてあげられないし」
…んにゅ?
この女の子誰?
「ねぇねぇ父さんこれ誰?」
「それ?それは夏と柚だよ」
「「え!?」」
…僕にスカート履かせたの?
夏にも?
「だって可愛かったんだもの」
「女の子かと見間違えるところだったよ」
「僕は男だからっ!!」
「夏も!!」
うにゅ…もう2度とこんな服着ないんだから!!
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