639 / 839
高校生編
54 (505)
しおりを挟む
「…樹、睦樹」
「「はい」」
「…2人?」
「4人ですが旦那様の予想通り2人は気配を完全に消していますので相当な手練かと」
???
何言ってるのかわかんない…。
「樹は柚を。睦樹は夏を連れて行って。合流する場所は追って連絡するから」
「「はい!!」」
僕は樹くんに抱き上げられ、夏は睦樹くんと手を繋いでいた。
「にゃ!?」
「口を閉じていないと舌を噛みますよ!!」
ふにゃぁぁぁぁ!!
樹くんは僕を抱えたまま走り出した。
「ちっ…こっちに3人来たか…」
「とまってぇぇぇぇぇ!!んぎゃっ」
目が痛いっ!!
僕は慌てて樹くんの肩に顔を埋めた。
「狙いは柚琉様でしたかっ!!」
樹くんは壁を駆け上がった。
んにゅぅ!?
重力に逆らったの!?
「…やっとまけましたか」
屋根の上に立つとそっと息を吐いた。
「まだ追われるかもしれませんのでもう少し走りますよ。頑張れますか?」
「う…うん。大丈夫」
「では」
…あ…大丈夫って言ったけど全然大丈夫じゃない。
怖い。
ちょ…ちょっとだけ気絶しててもいいかな?
いいよね。
かくん。
「柚琉様!?」
「「はい」」
「…2人?」
「4人ですが旦那様の予想通り2人は気配を完全に消していますので相当な手練かと」
???
何言ってるのかわかんない…。
「樹は柚を。睦樹は夏を連れて行って。合流する場所は追って連絡するから」
「「はい!!」」
僕は樹くんに抱き上げられ、夏は睦樹くんと手を繋いでいた。
「にゃ!?」
「口を閉じていないと舌を噛みますよ!!」
ふにゃぁぁぁぁ!!
樹くんは僕を抱えたまま走り出した。
「ちっ…こっちに3人来たか…」
「とまってぇぇぇぇぇ!!んぎゃっ」
目が痛いっ!!
僕は慌てて樹くんの肩に顔を埋めた。
「狙いは柚琉様でしたかっ!!」
樹くんは壁を駆け上がった。
んにゅぅ!?
重力に逆らったの!?
「…やっとまけましたか」
屋根の上に立つとそっと息を吐いた。
「まだ追われるかもしれませんのでもう少し走りますよ。頑張れますか?」
「う…うん。大丈夫」
「では」
…あ…大丈夫って言ったけど全然大丈夫じゃない。
怖い。
ちょ…ちょっとだけ気絶しててもいいかな?
いいよね。
かくん。
「柚琉様!?」
1
お気に入りに追加
2,004
あなたにおすすめの小説
モブらしいので目立たないよう逃げ続けます
餅粉
BL
ある日目覚めると見慣れた天井に違和感を覚えた。そしてどうやら僕ばモブという存存在らしい。多分僕には前世の記憶らしきものがあると思う。
まぁ、モブはモブらしく目立たないようにしよう。
モブというものはあまりわからないがでも目立っていい存在ではないということだけはわかる。そう、目立たぬよう……目立たぬよう………。
「アルウィン、君が好きだ」
「え、お断りします」
「……王子命令だ、私と付き合えアルウィン」
目立たぬように過ごすつもりが何故か第二王子に執着されています。
ざまぁ要素あるかも………しれませんね
親衛隊総隊長殿は今日も大忙しっ!
慎
BL
人は山の奥深くに存在する閉鎖的な彼の学園を――‥
『‡Arcanalia‡-ア ル カ ナ リ ア-』と呼ぶ。
人里からも離れ、街からも遠く離れた閉鎖的全寮制の男子校。その一部のノーマルを除いたほとんどの者が教師も生徒も関係なく、同性愛者。バイなどが多い。
そんな学園だが、幼等部から大学部まであるこの学園を卒業すれば安定した未来が約束されている――。そう、この学園は大企業の御曹司や金持ちの坊ちゃんを教育する学園である。しかし、それが仇となり‥
権力を振りかざす者もまた多い。生徒や教師から崇拝されている美形集団、生徒会。しかし、今回の主人公は――‥
彼らの親衛隊である親衛隊総隊長、小柳 千春(コヤナギ チハル)。彼の話である。
――…さてさて、本題はここからである。‡Arcanalia‡学園には他校にはない珍しい校則がいくつかある。その中でも重要な三大原則の一つが、
『耳鳴りすれば来た道引き返せ』
噂の補佐君
さっすん
BL
超王道男子校[私立坂坂学園]に通う「佐野晴」は高校二年生ながらも生徒会の補佐。
[私立坂坂学園]は言わずと知れた同性愛者の溢れる中高一貫校。
個性強過ぎな先輩後輩同級生に囲まれ、なんだかんだ楽しい日々。
そんな折、転校生が来て平和が崩れる___!?
無自覚美少年な補佐が総受け
*
この作品はBのLな作品ですので、閲覧にはご注意ください。
とりあえず、まだそれらしい過激表現はありませんが、もしかしたら今後入るかもしれません。
その場合はもちろん年齢制限をかけますが、もし、これは過激表現では?と思った方はぜひ、教えてください。
風紀“副”委員長はギリギリモブです
柚実
BL
名家の子息ばかりが集まる全寮制の男子校、鳳凰学園。
俺、佐倉伊織はその学園で風紀“副”委員長をしている。
そう、“副”だ。あくまでも“副”。
だから、ここが王道学園だろうがなんだろうが俺はモブでしかない────はずなのに!
BL王道学園に入ってしまった男子高校生がモブであろうとしているのに、主要キャラ達から逃げられない話。
お迎えから世界は変わった
不知火
BL
「お迎えに上がりました」
その一言から180度変わった僕の世界。
こんなに幸せでいいのだろうか
※誤字脱字等あると思いますがその時は指摘をお願い致します🙇♂️
タグでこれぴったりだよ!ってのがあったら教えて頂きたいです!
私の事を調べないで!
さつき
BL
生徒会の副会長としての姿と
桜華の白龍としての姿をもつ
咲夜 バレないように過ごすが
転校生が来てから騒がしくなり
みんなが私の事を調べだして…
表紙イラストは みそかさんの「みそかのメーカー2」で作成してお借りしています↓
https://picrew.me/image_maker/625951
室長サマの憂鬱なる日常と怠惰な日々
慎
BL
SECRET OF THE WORLD シリーズ《僕の名前はクリフェイド・シュバルク。僕は今、憂鬱すぎて溜め息ついている。なぜ、こうなったのか…。
※シリーズごとに章で分けています。
※タイトル変えました。
トラブル体質の主人公が巻き込み巻き込まれ…の問題ばかりを起こし、周囲を振り回す物語です。シリアスとコメディと半々くらいです。
ファンタジー含みます。
王様は知らない
イケのタコ
BL
他のサイトに載せていた、2018年の作品となります
性格悪な男子高生が俺様先輩に振り回される。
裏庭で昼ご飯を食べようとしていた弟切(主人公)は、ベンチで誰かが寝ているのを発見し、気まぐれで近づいてみると学校の有名人、王様に出会ってしまう。
その偶然の出会いが波乱を巻き起こす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる