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高校生編
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柚視点
「にゃあっ」
「柚琉様っ!!」
僕は階段から落ちかけて樹くんに助けられた。
び…びっくりした。
「柚琉様、お怪我はありませんか!?」
「だ…大丈夫…いてっ」
「…左足ですか。少し触りますよ?」
樹くんは僕を膝に座らせて足首を回したり腫れがないか確認した。
「軽い捻挫ですね。保健室へ行きましょうか」
「はぁい」
…あれ?
でも僕…階段の前で転びそうになってないよ?
なんで落ちたのかな?
「はい。もう大丈夫」
「光先生どうしてここにいるの?中等部の先生じゃなかったの?」
「繰り上がったんだよ。…てか絶対藤沢の力入ったよな」
「…ふぅん」
また藤沢…。
よくわかんないから他のこと考えよ~。
「どうする?ここで休んでから戻るか?」
「ううん。早く教室戻りたいから帰る」
「柚っ!!大丈夫!?」
「……ドアは静かに開けろ。壊れるだろ」
「ごめんなさーい」
夏はドアを開いたままにして僕に駆け寄り、抱きついた。
「ごめんね。夏があいつを引き付けていれば柚には行かないと思ったのに…嫌な予感が当たっちゃった」
「…あいつって誰?」
またもやってした。
むぅ…。
「…夏達の目の前で転んだやつ。あれからしつこいんだよ。夏は僕のだからって言うけど嘘だからね。夏は柚のものだよ。あいつの言うことなんて信じちゃダメだからね」
「うん」
…夏…やっぱりモテるんだ。
小さい時は僕だけの夏だったのに…。
「にゃあっ」
「柚琉様っ!!」
僕は階段から落ちかけて樹くんに助けられた。
び…びっくりした。
「柚琉様、お怪我はありませんか!?」
「だ…大丈夫…いてっ」
「…左足ですか。少し触りますよ?」
樹くんは僕を膝に座らせて足首を回したり腫れがないか確認した。
「軽い捻挫ですね。保健室へ行きましょうか」
「はぁい」
…あれ?
でも僕…階段の前で転びそうになってないよ?
なんで落ちたのかな?
「はい。もう大丈夫」
「光先生どうしてここにいるの?中等部の先生じゃなかったの?」
「繰り上がったんだよ。…てか絶対藤沢の力入ったよな」
「…ふぅん」
また藤沢…。
よくわかんないから他のこと考えよ~。
「どうする?ここで休んでから戻るか?」
「ううん。早く教室戻りたいから帰る」
「柚っ!!大丈夫!?」
「……ドアは静かに開けろ。壊れるだろ」
「ごめんなさーい」
夏はドアを開いたままにして僕に駆け寄り、抱きついた。
「ごめんね。夏があいつを引き付けていれば柚には行かないと思ったのに…嫌な予感が当たっちゃった」
「…あいつって誰?」
またもやってした。
むぅ…。
「…夏達の目の前で転んだやつ。あれからしつこいんだよ。夏は僕のだからって言うけど嘘だからね。夏は柚のものだよ。あいつの言うことなんて信じちゃダメだからね」
「うん」
…夏…やっぱりモテるんだ。
小さい時は僕だけの夏だったのに…。
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