普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。

かーにゅ

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高校生編

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「にゅー」
「ん~?あっ!!夏と柚また同じクラスだよ!!A組だっ!!」
ん~そうだろうね。
だって成績順でクラス決まるし。
席も横に数えるから同じクラスになると隣同士だし。
…すっごく嬉しい。
「でも兄さんが高等部の2年生からはS組ってのがあるんだって。5位以内じゃないと入れないところだってさ」
「へぇ…そんなところあったんだ」
夏は僕と手を繋いで歩き出した。
「他にも色々教えてもらったから夏を頼ってね!!校長先生の弱みとかも知ってるよ~」
「ふぇ?」
「入学説明会の時髪がやけにフサフサしてたでしょ?」
「うん…確かに不自然だった」
「あれカツラなんだよ~。地毛はもうない。つるつるのおハゲさんだって~」
「…ご愁傷さまです」
髪がなくなってそれを生徒に知られてしかも卒業後は弟が知ってるとか…校長先生可哀想。
「きゃっ」
その時前から歩いてきた子が夏の目の前で転んだ。
本当なら夏にぶつかるけどもその子は地面に激突した。
「危ないじゃん。もし柚に当たったらどうしてくれるの」
「な…夏。どうして避けちゃったの?」
「柚以外には触りたくもないから。ほら、これだけ派手に転んだんだから周りの人が保健室に連れて行ってくれるよ。早く教室行こう?」
「う…うん」
大丈夫…なのかな?
顔からべちゃっていったよ?
僕あれ何度も経験してるもん…。
芝生の上だからあんまり怪我しないけどここアスファルトだよ?
痛そう…。
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