普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。

かーにゅ

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中学生編

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「わぁい」
僕は学校に来た。
だって今日運動会だもん♪
車椅子に乗せられてタオルケットかけられてパラソルの下で冷たいぬいぐるみ抱っこしてるけどね。
でも来れたから嬉しいっ!!
「柚琉様。暑くはありませんか?」
「大丈夫だよ」
「ちゃんとお水も飲んでくださいね?」
「分かってる~」
前みたいにけいこーほすいえき持ってきたもん!!
レモン入ってて美味しいよ~。
「…ここ…救護のテントなのにあそこだけすげぇ豪華」
「光せんせっ!!お久しぶりですっ!!」
「あ、あぁ…久しぶり。いつもこうなのか?」
「んにゅ?はい」
「…大変だな…俺はここまでされなくてよかった」
ふにゅ?
…楽ちんだけど恥ずかしいよ。
僕だってこんなのやめたいのに…。
もう糸も溶けたもん。
ちょっと手術の跡が残ってるだけだもん。
「柚~!!」
「夏っ!!」
夏は僕に抱きついた。
「クラスの子が怪我しちゃったから絆創膏と消毒液貸してくれる?」
「ここに連れてきてもいいんだぞ?」
「ううん。転んだだけだから。次の次には僕達の番だしここまで来てると時間ないの」
夏は消毒液とガーゼ、絆創膏を受け取るとまた走っていった。
「ねぇ夏達って何するの?」
「組体操ですね。高等部になると騎馬戦になります」
「…組体操」
前世でもやった事ある。
全部1番上しかやってないけど。
肩車とかピラミッドとか。
3人でやる飛行機は1回失敗しちゃって胸から落ちちゃった。
ちょっとの間痛かったけど…またやりたいな。
「ねぇ樹くん」
「させませんよ」
…何も言ってないのに。
「組体操したいとおっしゃるんでしょう?ダメです」
「ふにゅぅ…」
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