普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。

かーにゅ

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中学生編

ホワイトデーだよっ!!お返しちょうだいっ!!

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「柚…?何そのキラキラした目は…」
「お返しちょうだいっ!!」
「…あぁ。バレンタインデーのお返しね」
父さんは差し出した僕の手にチョコレートを乗せた。
「ごめんね。市販のやつしか持ってないんだ。いつものチョコレート食べたければ厨房に行ってみたら?」
「うんっ!!」
みんなでチョコレート食べる!!
本来はホワイトチョコレートらしいけど僕はどんなチョコレートでもいいっ!!
ルビーチョコレートとか…テレビで聞いて食べてみたかったの。
てとてと厨房まで歩いていくと…
「柚琉様…やっぱり来ると思いましたよ」
「東さんっ!!チョコレート!!」
「はいはい。お返しのチョコレートですよね。皆さんから依頼されましたよ」
…え?
「こちらです」
夏→犬の形のミルクチョコレート。
直人兄さん→フォンダンショコラ。
母さん→ルビーチョコレートのハート。
父さん→ホワイトチョコレートのハート、いちごピューレのソース付き。
「ふぉぉ!!」
「ちなみに奥様と旦那様のが2つあるのはお互いに渡すためだそうです」
…(*´﹃`*)ジュルリ。
「まだ食べちゃダメですよ?おやつに食べますから」
…おやつ。
「10時のおやつっ!!」
「3時の方です」
ガーΣ(`・ω・Ⅲ)ーン。
…まだ時間ある…。
10時のおやつなら1時間後だったのに…。
「お昼ご飯をちゃんと用意した分完食してくれるなら3時のおやつに出します」
「がんばるっ!!」
お腹空かせなきゃ!!
さっき兄さんからクッキーもらって食べちゃったもん。
僕は樹くんを連れて庭に出た。
「運動する!!」
「っ!?熱でもあるんですか!?」
「樹くん酷いっ!!確かに運動するのあんまり好きじゃないけど…」
疲れるし…。
「お腹空かせなきゃいけないのっ!!」
「…そういうことですか。ではジョギングでもしますか?」
「んにゃ。遊具で遊ぶ」
「…ですよね」
ブランコする~。
「わーいっ!!もっと!!もっと押してっ!!」
「これ以上は落ちてしまいますよ」
「いいの!!」
「良くありません」
かしゃんと鎖部分を握られて止められた。
うぅ…楽しかったのに。
「子供用から普通のものに変えるとこうなるんでしたら木のブランコに変えてもらいますよ?」
「やだっ!!このブランコがいい!!」
木のブランコ全然高くならないんだもん!!






「はいはーい柚琉でーす」
「夏羽でーす」
「第2回質問コーナー募集するよっ!!」
「質問は前と同じでなんでもよしっ!!夏達に関することでもかーにゅに関することでも」
「じゃあね~僕チョコレート食べて来るっ!!」
「あ、夏も!!」
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