普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。

かーにゅ

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番外編

凛の日常

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「くぁぁ…」
俺の朝は遅い。
…大体あいつに体力持っていかれるからだ。
昼ぐらいに起きて飯食ってシャワー浴びて着替えて買い物に行く。
あいつは頑なにネットスーパーを押してくるけどな。
逆にそっちのが危険なんだぞ?
宅配便とか言いながら襲いかかられたことあるし。
お前は性欲の宅配便かっつぅの。
「…さて」
シャワーも浴びた。
綺麗な服にも着替えた。(…ここのところ俺の服が破れてたり汚れてるんだよ…毎日1枚のペースで)
「服買いに行くか」
ラフなやつで丈夫なのにしよう。
あいつの力にも負けないように。
「…あ、車ない」
しくった…いつも送ってもらってたから…。
仕方ない…電車で行くか。
俺は財布などをリュックに突っ込んで背負い駅の方へと歩き出した。
なんか…めっちゃ見られてる?
俺そんな変な格好か?
発情期でもないしフェロモンはないだろ?
俺番いるし。
ラブラブだし。
…今朝までいちゃついてたし。
こんなことあいつの前では言えないけど…ベタ惚れしてんのは俺も同じなんだよ。
じゃなきゃαとの結婚を拒んでた俺が番契約なんてするか。
しかも18の時に。
「…今思うとあれ犯罪なのか」
未成年だし。
合意の上とはいえ…まぁ結婚できる歳だしいいのか。
「…服買って夕飯の材料買って帰るか」
明日はあいつの誕生日か…なんか買っていってやろ。
ネクタイピンとか?
いや…あいつ仕事柄無くすものとかダメなんだった。
小さい子が飲み込むって言うし。
…お前の担当の子中学生じゃなかったのか?
…手料理か…お菓子か…花?
いや、花はないだろ花は。
結婚記念日に1回あげたことあるし。
そうしたらドライフラワーにされて一生取っておく!!って宣言されたからな。
もう花はやめだ。
「…お菓子の材料も買っていくか」
幸いキッチンは俺だけの城だ。
隠しておいてもバレないだろう。
バニラエッセンスとか何に使うかも分かってなさそうだし。
ドライフルーツも欲しいな。
あ…俺も食べたくなってきた。
とびきり美味いの作って驚かしてやろ。
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