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中学生編
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「うぅ…」
眠い…。
昨日10時まで起きてたもん。
眠いよぉ。
「…仕方ありません。1時間だけお昼寝していいですよ」
「ほんと!?」
「はい」
僕はいそいそとベッドにあがった。
「おやすみなさい!!」
「はい、おやすみなさい」
やっと寝られる~!!
………え。
「柚琉様、1時間経ちましたよ。起きてください」
「ふぇ…うわぁぁん!!」
「どうされました!?」
「どうしたの!?」
僕は布団をぎゅっと掴んで泣いた。
「ご、ごべんなじゃい!!」
「柚…何のことかさっぱり分からないわ。どうして柚が謝るの?」
「ふぇ…」
「布団から出ないのにも理由があるの?」
僕は鼻の下まで布団を引っ張りあげた。
「あ…あのね」
「うん。どうしたの?」
「…おねしょ…しちゃったかも」
「あら。ふふ。小学生の時以来かしら」
「ごめんなさい…」
「いいのよ。樹、柚をお風呂に入れてあげて」
「はい」
樹くんは僕を布団から出して、首を傾げた。
「柚琉様、別にお召し物も布団も濡れていませんよ?」
「やぁ!!絶対したもん!!濡れてるもん!!」
「もしや…」
樹くんは僕を抱えたままお風呂場へと向かった。
「おめでとうございます。今日はお赤飯ですね」
「ふぇ…?」
「まぁ!!…でも夏よりも先に柚がなるとは思わなかったわ」
「厨房に頼んできますね」
「お願いね」
お赤…飯?
どうして?
お祝いごとなの?
僕…おねしょしたことお祝いされるの?
「ふふ。柚はまだ分かっていないのね。精通よ。大人になるための準備が出来たってことなの」
「ほんと!?僕大人なれるの!?」
「そうね~」
やったぁ!!
眠い…。
昨日10時まで起きてたもん。
眠いよぉ。
「…仕方ありません。1時間だけお昼寝していいですよ」
「ほんと!?」
「はい」
僕はいそいそとベッドにあがった。
「おやすみなさい!!」
「はい、おやすみなさい」
やっと寝られる~!!
………え。
「柚琉様、1時間経ちましたよ。起きてください」
「ふぇ…うわぁぁん!!」
「どうされました!?」
「どうしたの!?」
僕は布団をぎゅっと掴んで泣いた。
「ご、ごべんなじゃい!!」
「柚…何のことかさっぱり分からないわ。どうして柚が謝るの?」
「ふぇ…」
「布団から出ないのにも理由があるの?」
僕は鼻の下まで布団を引っ張りあげた。
「あ…あのね」
「うん。どうしたの?」
「…おねしょ…しちゃったかも」
「あら。ふふ。小学生の時以来かしら」
「ごめんなさい…」
「いいのよ。樹、柚をお風呂に入れてあげて」
「はい」
樹くんは僕を布団から出して、首を傾げた。
「柚琉様、別にお召し物も布団も濡れていませんよ?」
「やぁ!!絶対したもん!!濡れてるもん!!」
「もしや…」
樹くんは僕を抱えたままお風呂場へと向かった。
「おめでとうございます。今日はお赤飯ですね」
「ふぇ…?」
「まぁ!!…でも夏よりも先に柚がなるとは思わなかったわ」
「厨房に頼んできますね」
「お願いね」
お赤…飯?
どうして?
お祝いごとなの?
僕…おねしょしたことお祝いされるの?
「ふふ。柚はまだ分かっていないのね。精通よ。大人になるための準備が出来たってことなの」
「ほんと!?僕大人なれるの!?」
「そうね~」
やったぁ!!
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