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中学生編
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「…ん」
「これでどうでしょうか…」
「…多分だいじょーぶ?」
僕は樹くんに小さなぬいぐるみを作ってもらい、それを胸元に作ったポケットに入れてもらった。
僕の悪夢対策だって。
…あのね、死ぬ時の夢、ループして見ちゃうの。
ずーっと目の前に迫る光が頭から離れないの。
「…ふぇ」
「やはり小さいのでは効果が薄いのでは…?」
樹くんは僕にいつものぬいぐるみを抱かせた。
みんなからするとぬいぐるみは僕の『せーしんあんてーざい』なんだって。
柚はこれがあると落ち着いていられるからって。
僕そんなに落ち着きない子?
…中学生にもなってぬいぐるみ抱っこしてるなんて恥ずかしいよね?
昼間は大丈夫だよ?
お昼寝も大丈夫。
夜だけ、夜だけダメなの。
「…くぁ…はよ」
「司さんっ!!おはよっ!!」
僕はすぐに司さんのところに走った。
ふぁぁ…いい匂い。
溶かしたチョコレートの匂いだぁ。
…む。
「おしゃけくしゃい…」
僕は鼻をつまんで少し離れた。
「昨日のワインのせいか…?悪いな」
「…おしゃけ嫌い」
でもチョコレートにはお酒よく入れるんだって。
東さんが言ってた!!
「柚琉様、10時になりましたのでおやつにしましょうか」
「おやつっ!!」
「今日は何がよろしいですか?」
「チョコ!!」
「昨日もそう仰っていませんでしたか?」
司さんがいるとチョコレート食べたくなっちゃうの!!
「ではご用意しますね」
「うん!!」
何かな~。
僕ね…あれ食べたい。
おぺらっ!!
…だったかな。
前に食べたの美味しかったの!!
チョコレートケーキがいいな~。
ラズベリーのやつだったらもっと好き!!
「これでどうでしょうか…」
「…多分だいじょーぶ?」
僕は樹くんに小さなぬいぐるみを作ってもらい、それを胸元に作ったポケットに入れてもらった。
僕の悪夢対策だって。
…あのね、死ぬ時の夢、ループして見ちゃうの。
ずーっと目の前に迫る光が頭から離れないの。
「…ふぇ」
「やはり小さいのでは効果が薄いのでは…?」
樹くんは僕にいつものぬいぐるみを抱かせた。
みんなからするとぬいぐるみは僕の『せーしんあんてーざい』なんだって。
柚はこれがあると落ち着いていられるからって。
僕そんなに落ち着きない子?
…中学生にもなってぬいぐるみ抱っこしてるなんて恥ずかしいよね?
昼間は大丈夫だよ?
お昼寝も大丈夫。
夜だけ、夜だけダメなの。
「…くぁ…はよ」
「司さんっ!!おはよっ!!」
僕はすぐに司さんのところに走った。
ふぁぁ…いい匂い。
溶かしたチョコレートの匂いだぁ。
…む。
「おしゃけくしゃい…」
僕は鼻をつまんで少し離れた。
「昨日のワインのせいか…?悪いな」
「…おしゃけ嫌い」
でもチョコレートにはお酒よく入れるんだって。
東さんが言ってた!!
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「おやつっ!!」
「今日は何がよろしいですか?」
「チョコ!!」
「昨日もそう仰っていませんでしたか?」
司さんがいるとチョコレート食べたくなっちゃうの!!
「ではご用意しますね」
「うん!!」
何かな~。
僕ね…あれ食べたい。
おぺらっ!!
…だったかな。
前に食べたの美味しかったの!!
チョコレートケーキがいいな~。
ラズベリーのやつだったらもっと好き!!
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