普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。

かーにゅ

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中学生編

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起きたら誰もいなかった。
…前にもあった気がする。
まぁいいや…トイレ行こ。
「おトイレおトイレ…」
右…だっけ?
てくてく歩いていくと使用人の人が前から歩いてきた。
わーい。
道聞ける~。
「あの…」
「はい?って柚琉様!?」
「ふぇ!?」
びっくりしてしゃがんじゃったよ!?
「あの…何の用でしょうか?」
「おトイレ連れて行って欲しいの…」
「はい」
やった。
案内役ゲット。
「ふにゃんにゃにゃ~んにゃ~♪」
「(やべぇやべぇやべぇ!!後ろからなんか天使の歌が聞こえるっ!!俺今日死ぬの!?死ぬの!?天からのお迎え来ちゃった!?いや…悔いはない。柚琉様の歌で見送られるのであれば……ダメだっ!!来週の写真発売日までは生きなければ!!)」
↑使用人がめちゃくちゃ悶えていました。
「ふにゃ…にゃ?」
僕はぴたっと止まった。
「どうされました?」
「あそこ、鳥さんいる。きれー…」
「あぁ。ハクセキレイですね。割と田舎では一般的な鳥ですよ。この辺ではハトかカラスしかいませんから珍しいですか?」
え…僕前世でも見たことないんだけど。
「あとで夏にも教えなきゃ」
「(あの鳥捕縛しておきたい…だけど鳥獣保護法が…くそぅ。絶対いなくなって泣くやつだこれ)」
「どーしたの?」
「なんでもありません(あーーー!!柚琉様から声掛けてもらえたー!!)」

トイレに着くまでこの使用人の葛藤は続いたとか続かないとか。
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