普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です｡帰らせて｡

中学生編

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｢…ん…｣
お昼寝…してたのに…気持ちよく…寝てたのに｡
おトイレ行きたくなっちゃった｡
｢…んぅ…がまん…｣
…まだ寝たい｡
｢…がまんできないっ!!｣
漏れちゃう!!
僕は慌ててポンチョを羽織ってドアを開けた｡
｢柚琉様？どうされました？｣
｢おトイレ…｣
｢こちらですよ｣
樹くんに手を引かれてトイレへ向かった｡
うぅ…お腹が…ぐるぐる言ってる…｡
｢…お腹を下しましたか？｣
｢ううん…おトイレ行きたいだけ…｣
おしっこ…｡
漏れちゃう前に早く行きたいのに足が重いよぉ…｡
｢…失礼します｣
樹くんは僕を抱き上げてスタスタ歩いた｡
振動がぁぁぁ!!
｢着きましたよ｣
｢え…ふぁ？も､漏れるー!!｣
僕は慌ててトイレへ駆け込んだ｡



｢ふぃー…｣
｢間に合いましたか？｣
うん…なんとか｡
前みたいな迷子からのお漏らしはやだもん｡
｢念の為前にいて良かったです｡何かいるものはありますか？｣
｢ない…よ｡お洋服もいっぱい作ってもらったしお腹もいっぱいだもん｣
｢ならいいのですが…お部屋に戻りましょうか｣
うん､案内お願いします｡
誰か僕にこのおうちの地図くれないかな…｡