普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。

かーにゅ

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中学生編

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「…柚もうやめよ?」
「やだ…!!」
「柚琉様…」
僕は腕立て伏せの途中でぷるぷるしていた。
きた…鍛えるもん…!!
まだ1回も腕立て伏せ成功できてないけど!!
「いーーーーわぷっ」
腕の力が抜けておでこを床にごちーんとうった。
「…絨毯あるけど痛い…」
「柚琉様…もうやめましょう?休憩しましょう。ほら、お菓子も用意していますから」
「柚お菓子食べよ?ちょっと休憩してまた頑張ろ?」
「うるさいっ!!出てって!!」
僕はお部屋から2人を追い出した。
ふん。
……というか僕って腕立て伏せも出来ないのか。
もしかして前転も出来ない…とか?
いやいやいやそれはないよね。
いつもころころしてるし。
でも…。
試しに1回だけやってみた。
結果、まっすぐ転がれない。
「…いいもん…前転出来なくても生きていけるもん…」
目からお水が出てきたけど気のせいだもん…。
「柚琉様休憩を」
「出てってってば!!」
樹くんは出ていってくれた。
まだ湯気のたっているカップとお菓子を置いて。
…クッキーと…これなんだろ。
チョコのちょうちょとミニロールケーキだ!!
「………ちょっとだけ休憩する」
お菓子見たらお腹すいてきちゃった。
「そうですか!!では今すぐご用意します!!」
樹くんなんか凄く嬉しそうだね!!
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