普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です｡帰らせて｡

中学生編

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｢ただいまっ!!柚大丈夫！？｣
｢…夏羽様…扉が壊れますから｣
｢だって柚が心配だったんだもん｡走ってきちゃった｣
｢走っ………はい？お迎えの車はどうされましたか…？｣
｢おいてきた｡夏が走った方が速いし｣
夏､それはさすがにない｡
確かにうちの車はあの事故以来安全運転(前も安全運転だったけど)だからね｡
｢…柚琉様､夏羽様とここにいてください｡連絡してきます｣
｢はぁい｡夏､ダメだよ？｣
｢ごめんなさ～い｣
全然悪いと思ってない!!
｢めっ!!｣
｢柚に怒られたって怖くないも～ん｣
｢悪い子嫌いっ!!｣
｢ごめんなさいっ!!もうおいてこない!!ちゃんと車乗って帰ってくるから嫌わないで!!｣
……あれ？
｢しない？｣
｢しない!!｣
…なんか悪い子嫌いって言ったら…反省した？
なんで？←自覚なし
夏はベッドに上がってきた｡
｢ねぇねぇ遊ぼ？｣
｢やだ｡その前に宿題やるもん｡夏か睦樹くんが持ってきてくれるんでしょ？｣
｢夏が持ってる｡ぅ～なら一緒にやろ？終わったら遊ぼ？｣
ん～…それなら｡
｢いいよ｣
｢やったぁ!!柚､大好き!!｣
｢わぁ！？｣
夏に飛びかかられて後ろのヘッドボードに頭をごちーんとぶつけた｡
｢きゅぅ…｣
｢わぁぁ!!柚ー!!しっかりしてぇぇ!!｣