普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。

かーにゅ

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幼児編

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「そういや柚琉。お前、従者はどうした?」
「おいてきたっ!!」
「置いてきた?…ダメじゃないか」
「…ふぇ?」
「ちゃんと歩けるのか?段差多いから転ぶだろ。階段だって1段が高いから柚琉1人では上れないだろ?」
「…じじバカ」
親バカならぬじじバカ。
「おじいちゃん。ぼくななさいになったの。ちゃんとがっこうにもいけるしかいだんだってのぼれるもん」
「本当か?」
おじいちゃんに抱き上げられて階段の前まで連れてこられた。
あれ…なんだろうこの階段。
なんで僕の膝ぐらいの高さの階段があるんだろう。
僕は手をついて小さい時みたいに1段ずつよじ登った。
「のぼれるよっ!!」
「…大丈夫か?滑って転ばないか?」
「だいじょうぶだもん」
もう上まで上っちゃえ。
僕はまた次の段に手をついた。
…懐かしいなぁ。
小さい時もこうやってよじ登ってみんなに心配かけてたっけ。
…だって僕のベッド1階に置かれてたからさ。
2階、気になるでしょ?
だからみんながいなくなった隙にベビーベッドから抜け出して階段をよじ登ってたの。
何度か使用人に蹴られそうになったけどね。
「…あれ?」
上までたどり着いたのにまだ目の前に階段があった。
…3階あるのかな。
もうこれも上っちゃえ!!
てててっと廊下を横切り、次の階段に手をついた。
ふふふ~ん♪
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