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幼児編
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翔視点
「ゆ…柚?」
柚が布団から出てこなくなった。
前にもこんなことあったが…今回は違う。
返事さえしてくれない。
布団ごと剥がそうとしたら噛み付かれた。
…歯型もつくれてないけど。
せっかく半日で帰ってきたのに…一緒に遊べないじゃないか。
「柚、おやつ食べよう?お腹空いただろ?」
「…」
…また返事が返ってこない。
死にたい。
柚に構われないとか…死にたい。
「分かった…柚にとって俺はいらない存在だったんだな。樹、3階へ続くドアを開けてくれ。…αでも3階から飛び降りれば傷つくだろ」
「あの…翔様」
「なんだよ」
「柚琉様、寝ています」
…は?
「…翔様のお部屋でいたずらした後連れてきたのはいいんですが…早めのお昼ご飯を食べてお昼寝しています。…4時間ほど」
「4時間!?」
いつも30分も寝ないのに!?
どんだけ疲れてたんだよ!!
…いや前みたいに起きないという可能性も…。
「柚…?ちゃんと起きるよな?」
布団を捲ってみると…
「…ばーん」
ぴとっと額に何が引っ付いた。
「おやすみっ!!」
柚はすぐにまた布団の中へ戻ってしまった。
…何付けられたんだ?
それは吸盤付きのおもちゃの矢だった。
いや、矢文か。
『兄さんのばーか』
…柚らしいな。
悪口なのに…なんか可愛い。
そして『の』の向きが逆だ。
…可愛すぎるだろ。
「柚、手紙ありがとな」
「(悪口書いたのに感謝された!?)」
「ゆ…柚?」
柚が布団から出てこなくなった。
前にもこんなことあったが…今回は違う。
返事さえしてくれない。
布団ごと剥がそうとしたら噛み付かれた。
…歯型もつくれてないけど。
せっかく半日で帰ってきたのに…一緒に遊べないじゃないか。
「柚、おやつ食べよう?お腹空いただろ?」
「…」
…また返事が返ってこない。
死にたい。
柚に構われないとか…死にたい。
「分かった…柚にとって俺はいらない存在だったんだな。樹、3階へ続くドアを開けてくれ。…αでも3階から飛び降りれば傷つくだろ」
「あの…翔様」
「なんだよ」
「柚琉様、寝ています」
…は?
「…翔様のお部屋でいたずらした後連れてきたのはいいんですが…早めのお昼ご飯を食べてお昼寝しています。…4時間ほど」
「4時間!?」
いつも30分も寝ないのに!?
どんだけ疲れてたんだよ!!
…いや前みたいに起きないという可能性も…。
「柚…?ちゃんと起きるよな?」
布団を捲ってみると…
「…ばーん」
ぴとっと額に何が引っ付いた。
「おやすみっ!!」
柚はすぐにまた布団の中へ戻ってしまった。
…何付けられたんだ?
それは吸盤付きのおもちゃの矢だった。
いや、矢文か。
『兄さんのばーか』
…柚らしいな。
悪口なのに…なんか可愛い。
そして『の』の向きが逆だ。
…可愛すぎるだろ。
「柚、手紙ありがとな」
「(悪口書いたのに感謝された!?)」
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